あらすじ

クラスメイトの少女、三神と生田に出会う事で再び絵を描き始めた平野。徐々に自信を取り戻す平野は、高校最後の体育祭のプログラム表紙絵に応募する事を決意する。「美術部とか毎日ずっと一生懸命絵を描いてる人に勝とうなんて無謀な事かもしれない」と言う気持ちを抱えながらも表紙絵を完成させた平野に待ち受けていた現実は…?物語が急展開を迎える中巻です。(表紙込 162ページ)
筆を折りかけた僕に女神さまが舞い降りた 上巻

小学生の頃にクラスメイトに作品の盗作、改変、自作発言にあい 絵を描くのをやめた少年・平野 匠。高校三年生の時に二人の少女に出会い 再び絵を描き始め、止まっていた時間はまた動き出す。自信を失い「自分なんかが絵を好きだと思ってはいけない」と自分を責め続けた平野が、願いを叶え絵を仕事にして今も絵を描き続けているのは、筆を折りかけた僕に女神さまが舞い降りたから。過去との決別、あの日言えなかった言葉。再生の物語。本作はXで2023年10月に全10話を毎日投稿した物に、未発表の67ページの書き下ろしサイドストーリーを追加。その他演出の見直しやエピソードを追加した物です。高校を舞台にした恋愛ありの物語ですが、キュンとするような恋物語と言うよりかは、学校の中で感じるヒエラルキーとか自尊心のお話。創作に対する情熱と挫折、誰かの大きな華やかな成功が見えて自分と他人を比べてしまいがちなこの現代で、たった一人が認めてくれた力の強さや美しさを描いた作品です。「感動した」「泣いた」「自分の絵が好きになった」「気持ちに整理がついて夢供養ができた」など、たくさんの感想を頂きました。全3巻(3巻合計・530ページ)、完結済み。上・中・下巻の序章にあたる上巻です。(表紙込 164ページ)

筆を折りかけた僕に女神さまが舞い降りた 中巻

クラスメイトの少女、三神と生田に出会う事で再び絵を描き始めた平野。徐々に自信を取り戻す平野は、高校最後の体育祭のプログラム表紙絵に応募する事を決意する。「美術部とか毎日ずっと一生懸命絵を描いてる人に勝とうなんて無謀な事かもしれない」と言う気持ちを抱えながらも表紙絵を完成させた平野に待ち受けていた現実は…?物語が急展開を迎える中巻です。(表紙込 162ページ)

筆を折りかけた僕に女神さまが舞い降りた 下巻

もう、やめてしまいと思った事は何度もあった。でも、やめようと思ったことは一度もなかった。才能ないよと言われた事もあったでも、そんな時は 君を思い出した。だから もう一度 ここで君と出会えた時 奇跡かと思ったんだ…。作品に救われたり、読者に救われたり、絵を描くことでつながる救いの輪。「鋼鉄の心も 華やかな才能も 持ち合わせていない僕が何かを成し遂げることができたのは 君がいてくれたから」あの日言えなかった言葉。ふたりの想いが届く最終巻。(表紙込 237ページ)ネット未公開の書き下ろしのサイドストーリーは、あの日味方でいてくれた彼の物語。「もうひとりのトリナイト」67ページ。