独身です。貧乏です。40歳直前です。だからこそ、子どもを産みたい、育てたい!自分も子どもも幸せになる、という覚悟を持って臨みます!
今日から私、青春します!!/22年前に娘を産んでから、生きる目的は娘を育てることでした。娘とふたり、精一杯生きてきました。その娘も社会人に。そして、気づいてしまったのです。「もう、母親の役目はおわった」ことに。あれ待って、私、今日からどう生きていこう。だから私、女子高生になりました。七尾ゆずが贈る、オンナ40歳からの大冒険第1巻!!
40代・シングルマザーの漫画家です。今まで、老後の家のことも資金のことも、考えていませんでした。でもある日、気付いてしまったのです。私が将来もらえるはずの年金は月額・約6万5千円。これじゃ老後、家賃が払えない! でも節約生活は得意なんです。家賃さえなければ私、月6万で十分暮らせます。だから決意しました。「家を買おう!」。でもこの道のり、容易じゃなくて…。
「産めるときに産んでおけば良かった」 こんな後悔だけはしたくないから、産んでみました、四十前。結婚はしてません。半端ない貧乏生活ですが、半端ない幸せも味わってます。おひとりさまの母さん道、なにからなにまでお見せ致します!
表紙やタイトルからはかなりイロモノ的な印象を受けるかもしれませんが、笑って感じ入ることのできる素敵な作品です。 40歳で女子高生になる、というタイトルは主人公の森梅(もりうめ)が定時制高校に通い始めることを意味しています。10代で娘を産むも、夫に逃げられ高校もしっかり卒業できなかった梅。母子家庭で身を粉にして必死に働いてきた梅が、定時制高校で出逢うさまざまな人々との交流を通して人生の後悔を取り戻していく物語となっています。 それなりの苦労をし、人生経験を積んできた梅ですが、そんな彼女ですら想像が及ばないような生き方や思考をしている人がたくさん通う定時制。花ちゃんやキララなど、一筋縄ではいかない訳アリでキャラの濃いクラスメイトひとりひとりのエピソードに見どころがあります。 さまざまな不遇の原因を「個々人の努力不足」と断じることに対して、近年はそもそも努力ができる環境にあった人は自分が恵まれていたことを理解していないケースが非常に多く、また身体的な理由や精神的な理由によって同じ環境であっても同じパフォーマンスが出せない人もいるという当たり前のことが少しずつ浸透してきてはいます。しかし、まだ十分ではありません。人間は自分の当たり前を基準に他人のことも推し量ってしまいがちですが、それが通じない相手も数多くいることを肝に銘じておかねばならないと感じさせてくれます。 ともあれ、コミュニケーションや言動で失敗を重ねながら、それでも持ち前の性格や行動力で道を切り拓いていく梅を見ているととても元気が出ます。 少女マンガのカテゴリーですが、恋愛メインではなく人間ドラマが中心なので男性にも非常にお薦めしやすいですし、実写化も映えそうです。古き良き少女マンガの性別を問わない人情コメディを思わせながら、価値観としては令和の今に応じて描かれている、そんな作品です。
とてつもなく大きな買い物であることには違いないけど、自分の身の丈に合った条件が揃ったところが見つかれば、お金持ちじゃなくても家って買えるんだということがわかります。前にプリンセスメゾンを読んで似たようなことを思ったけど、この漫画はエッセイなだけあってリアルさが段違い。しかもまだ小さい娘がいる収入の安定しない漫画家シングルマザーのはなし。 でもこの作者の方のまわりには、物件探しが趣味だったり不動産知識がある作者にとても協力的な方々がいます。正直そういう人が身近にいるかいないかでちゃんとした買い物ができるかどうかも変わってくるとは思いました。 なのでそういう人が身近にいない人こそ、この漫画を読んで家を買う覚悟や準備をするのが良いのかも。大事なのはとにかく慎重に冷静になること。でも、ピンときた物件があったら即決する勢いも必要(悩んでるうちに誰かに先を越されたときの喪失感たら…)。 登場人物のキャラクターがどこまでリアルかはわかりませんが、この親子ふたりもとても魅力的で、今までのエッセイも読んでみたくなりました。
先に、母さんの方を読んでしまった! 出産編も読んでみようと思う。 どことなく漫画を探していて見つけた、ナナオさんの母さんエッセイ漫画。 シンママとしてのミライちゃんとの愛おしくて葛藤する日々、子供と向き合って自分とも向き合って、とても内容の濃い作品でした。 最後にナナオさんが仰っている様に、様々な人の心に響くであろう作品であると思います。
子供が欲しい。貧乏だし独身だけど40歳も目前だし…もう一人で産みます!というエッセイ漫画です。産んで育てるって夫婦でも大変なんだから一人ならもっと大変だろうけど、一生懸命でいいお母さんだなと思いました。でも育児よりもお金がないことの方がしんどそうです。出産後の資金100万円を貯める為に臨月までバイトをしたり、子供には栄養バランスを考えて離乳食を手作りするけど自分はお湯かけご飯だけだったり、私は絶対に耐えられないと思いました。子供の父親である男性は明るい人で何度も作中に登場しますが、借金があるしお金にルーズなんですよね。自分の父親のことが好きになれなかったり、元カレにDV被害を受けていたり、そういった過去も結婚を選択しなかった理由だそうです。なかなか深刻なんじゃないかと思うような内容もありますが、明るいテイストなので楽しく読めます。脇役キャラの方達もパンチが強かったです。
表紙やタイトルからはかなりイロモノ的な印象を受けるかもしれませんが、笑って感じ入ることのできる素敵な作品です。 40歳で女子高生になる、というタイトルは主人公の森梅(もりうめ)が定時制高校に通い始めることを意味しています。10代で娘を産むも、夫に逃げられ高校もしっかり卒業できなかった梅。母子家庭で身を粉にして必死に働いてきた梅が、定時制高校で出逢うさまざまな人々との交流を通して人生の後悔を取り戻していく物語となっています。 それなりの苦労をし、人生経験を積んできた梅ですが、そんな彼女ですら想像が及ばないような生き方や思考をしている人がたくさん通う定時制。花ちゃんやキララなど、一筋縄ではいかない訳アリでキャラの濃いクラスメイトひとりひとりのエピソードに見どころがあります。 さまざまな不遇の原因を「個々人の努力不足」と断じることに対して、近年はそもそも努力ができる環境にあった人は自分が恵まれていたことを理解していないケースが非常に多く、また身体的な理由や精神的な理由によって同じ環境であっても同じパフォーマンスが出せない人もいるという当たり前のことが少しずつ浸透してきてはいます。しかし、まだ十分ではありません。人間は自分の当たり前を基準に他人のことも推し量ってしまいがちですが、それが通じない相手も数多くいることを肝に銘じておかねばならないと感じさせてくれます。 ともあれ、コミュニケーションや言動で失敗を重ねながら、それでも持ち前の性格や行動力で道を切り拓いていく梅を見ているととても元気が出ます。 少女マンガのカテゴリーですが、恋愛メインではなく人間ドラマが中心なので男性にも非常にお薦めしやすいですし、実写化も映えそうです。古き良き少女マンガの性別を問わない人情コメディを思わせながら、価値観としては令和の今に応じて描かれている、そんな作品です。