虜囚となったセラフィーナ姫の眼前にいる敵国の王子は、かつて自分に仕えながらも純潔を捧げた使用人。以前と別人のような冷たさ。変わらないのは銀の髪、精悍な顔立ち、熱い眼差し。今も私はあなたが好き。彼は……?「あの夜みたいに抱かれたいのか」強引に身体を奪われ高まる葛藤。切ない交わりを重ね、ふと垣間見せる優しさに彼の本心が。ずっと私だけを想い続けてくれたの?
「抗うことは許さない。俺の妃になっていただく」ナイトフォールベイの王女フィオナが嫁ぐ前夜、元許嫁でありランズエンドの国王陛下となったライアンが、フィオナを攫いにきて監禁してしまう。別の国に嫁ぐのはフィオナの心変わりと誤解され、ベッドへ押し倒され、ライアンからの熱い愛撫を与えられ、強引に純潔を散らされてしまう。誤解が解けないまま、ふと優しく触れてくる指先に縋りたくなるけど、ライアンは初恋の人が忘れられないと聞かされて……。父王を追放し国王陛下となった王子×国のため身を捧げる王女の真実の愛※1~4話『略奪の花嫁』改稿版※こちらは単話1~5話のセット版です。重複購入にご注意ください。