※ネタバレを含むクチコミです。
一人暮らしでカギをなくすと大変なことになるんだと勉強になりました。 ストーリーもしっかりしていて読んでて面白かったです。 今まで知らなかった事の発見や、ご近所の人との繋がりができてよかったと思いました。 隣の人良い人!!
不思議な読後感でした。 鍵がない、その単純なしかもよくあることからのストーリー。 多分100人いたら90人くらいは体験したことがある、鍵無くした現象! 話の起伏がそんなにないんですが、ちゃんと起承転結の転のようなものはあって。 些細なことだけどすごい共感します。些細なことで身近なことだからこんなに共感する、というか「わかる」のでしょう。 気づいたら最後まで読んでました。
『鍵がない』がめっちゃ良かったので前作のこちらを読んでみました。「淡々とストーリーは進んでいくけれど、その裏には感情の強さが秘められている」という読み味は一緒で、やっぱこれが伊藤拓登先生の作風なのか!と興奮しました。 Twitterによると青年誌での連載を目指しているとのことで、このバズりを受けて早く実現してほしいです。
淡々と描かれているのに焦りや諦めが手に取るようにわかる。誰の身にも起こり得る地獄。 だからこそ些細な優しさが身に沁みますね。人生捨てたもんじゃないな。
伝わるものがありました。 絵がそんなに上手いわけではないのに一つの作品として完成度の高いものであったと感じます。 この題材でここまで惹き付けられたのに感動したのと、読了後のなんとも言えないほっこり感や余韻を残してくれたのが良かったです。
※ネタバレを含むクチコミです。