アニメ版を見て気が付いたにコメントする

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ピサ朗
ピサ朗
1年以上前
個人創作のweb漫画として大人気だった作品で、挑戦的な内容、暴力、能力、知力、権力が入り乱れたバトルで、複雑な様相ながらも対立軸は魔族と韋駄天(神)という分かりやすさで非常に面白かったが 作者が商業作家となり中断、作画変更、再構成した上での商業連載となったが、アニメ版のデザインが原作web漫画版の物でタイトルロゴも変更されていて、なんでだろうと思っていたのだが… アニメ版のタイトルロゴをよく見て気が付いた、これビックリマンっぽかったんだ…! ビックリマンはシールにストーリーの付いたオマケ付きお菓子で、天使と悪魔とお守りの三すくみ、三大勢力の戦いという構図で、この作品の対立軸では蹂躙されてばかりの人間も、韋駄天が超然とした非人間的な視点を持っているから気が付かなかったが、神の存在には必要で魔族には蹂躙されるという、立ち位置的にはビックリマンのお守りを想起させる存在だった。 これにはちょっと驚いたが、なるほど話の構図自体の分かりやすさは児童向け作品レベルなのだと納得。 ただ構図が児童向けレベルとはいえバトル漫画としては先述したように、力と付くものなら権力も暴力もあらゆる力が入り乱れたバトルで、暴力的な描写も多く作画担当の趣味でエロもパワーアップしているし、説明台詞も多くあくまで青年漫画。 モブに加えてキャラの立った奴も容赦なく死ぬので、出し惜しみが無いというか、最強すぎる韋駄天に比べると魔族や人間の方に感情移入してしまう場面もあって、先の展開が実に気になっていた。 続きがちゃんと描かれるのは喜ばしいが、商業版のストーリーはまだweb版程進んでないので、また中断してくれるなと不安を抱え祈りながら読んでいる。
魔女の花屋さん
心華やぐフラワーファンタジー #1巻応援
魔女の花屋さん
兎来栄寿
兎来栄寿
『ハナヤマタ』や『おちこぼれフルーツタルト』の浜弓場双さん最新作ということで、まず間違いないでしょうと思いながら読み始めて、期待通りに面白かった作品です。 15歳になった少女アリー=エイベルが、魔女になる夢を叶えるため大都市であるキャリッジ街の魔法学校グランモールにやってきたものの魔法は時代遅れでただの花嫁学校になってしまっており、街外れの丘の上に住む「花の魔女」ヨシノ=ヨークに弟子入り志願するところから物語が花開いていきます。 第1話「サクラ」 第2話「ミモザ 」 第3話「カルミア」 第4,5話「バラ」 と、世界設定はファンタジーですが登場する花や花言葉は現実を踏襲しています。ヨシノという名前もサクラから。吉野山が故郷の身としては嬉しくなってしまいます。 元々の高い画力が映えるキャラクターはもちろん、ファンタジー世界の彩りという点では非常に大事である背景も精緻に描写されており読んでいる間はこの世界に浸れます。私は、こういう描き込みが細かいファンタジーが大好物です。 特に、サブタイトルにもなっている花が描かれる各話のクライマックス部分の作画は気合いが入っていて思わず嘆息してしまいます。気が早いですが、たくさんの実在の花を扱っているのでアニメでフルカラーになって動きもついたら非常に映えそうです。 見習いシスターのオリビア=オークスやジョルダン家当主でホテルオーナーのジャネット=ジョルダンなど、魅力的なサブキャラクターも続々と登場しながら展開するストーリーの良さも美点です。 『ハナヤマタ』などのころから秀でていた、心の琴線に触れながら読むと元気をもらえるハートフルな内容は本作でも健在です。そこに、花や花言葉という要素が重なって非常に良い読み味となっています。 各要素のレベルの高さは流石という他ありません。長く続いていくことを祈りたい、素敵な作品です。
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