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名無し
1年以上前
釣り漫画の名作「釣りキチ三平」で、 三平君のカッコイイ頼れるアニキ分として 人気キャラだった魚紳さんが時代を越えて登場。 第一巻では三平君のサの字も出てこないので もしかしたら三平くんは存在しない世界の設定なのかもしれないが。 けれど題名がバーサス魚紳さん!(以下、VSG)だし、 話が進めば対戦相手に三平君が登場するかも。 自分も「釣りキチ三平」はリアルタイムで読んだので 魚紳さんが主人公のスピンオフにはとても興味を持った。 ただ、本作品VSGを読む前には 「魚紳さんって、それほど勝負師ではないだろ。  なのに勝負中心の釣り漫画ってどうかなあ」 という違和感を感じていた。 もちろん釣りキチ三平では各種の釣り勝負が行われて いて魚紳さんも何度も釣り勝負をしている。 だが釣りキチ三平の本質は大自然との触れあいだった、と思う。 必ずしも勝負とか勝ち負けがキモではなかった、と思う。 なので「設定を間違えた漫画なのでは」と 勝手に危惧していた。 だが、第三話あたりまで読んで納得した。 魚紳さんは釣りを一生追い続けるつもりだが、 だからといって、 次もあるだろうから今回はまあ良いや、 とは、できない・なれない。一期一会。 いつだって本気でやらなければ追い続ける意味がない。 本気でやらなきゃわからないものがある。 だからいつだって真剣勝負だ。 多分、魚紳さんの釣り哲学は、そんな感じではないだろうか。 と、グダグダ述べたが実は単純に魚紳さん、 根っからの勝負師だったのかもな、とも思った(笑)。 釣りキチ三平での初登場時でも ガキンチョの三平君に本気で釣り勝負を挑んでいるし。 どっちにしろ魚紳さんはやはりカッコイイ。
釣り漫画の名作「釣りキチ三平」で、
三平君のカッコイイ頼れるアニキ分として
人気キャラだっ...
天国に生まれた僕らの話 石田ゆう短編集
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兎来栄寿
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『妄想フライデー』の石田ゆうさんが、これまで描いた短編5つを雑誌・出版社の垣根を越えて収録した短編集です。 「光のゆくえ」 やっと就職できて半年働くことを続けられたと思ったら、大規模な電波障害により街の人々と共にみんなスマホが使えなくなり途方に暮れているところで「ネットを使える場所を知っている」というバニーガールに出逢う一夜の話。 「美人は三日では飽きない。」 大学を中退し就活23連敗中の25歳フリーターで、美人にトラウマと嫌悪感を持つ青年が新たに美人と出逢う話。 第84回ちばてつや賞ヤング部門大賞。 「犬も喰わない僕」 8年ぶりに東京から帰ってきた地元で、昔馴染みの画家を目指す20歳の女の子に自分は今漫画家であると偽る天才になれないアシスタントの青年の話。 ヤングマガジン月刊賞入選作。 「彼女とわたし」 外国人のような風貌の転校生が、クラスのアイドル優子の一言をきっかけに不登校になり「魔女」と仇名されるようになって、本来カーストは下なのに優子のグループに属する主人公が同じ団地に住んでいる魔女とある契約を交わす話。 「ブルーブルースプリング」 高校卒業以来7年ぶりに学校の制服を着て遊んでいたら、夜の公園で女子高生と知り合うお話。 個人的には『コミックビーム』に載っていた「彼女とわたし」がとても好きで、去年読んだ読切の中でも特に印象的だった作品のひとつです。 かわいくて穏やかなのに端々から性格の悪さを感じさせる優子ちゃん。彼女を中心とするグループに必死にしがみつく主人公。学校生活における人間関係の息苦しさのリアルさ。脆い尊厳を容易く踏み躙られた悔しさや悲しさ。それでも、そこから始まるシスターフッドの美しさ。 写実的な画風で、全作品を通して背景や小物も緻密に描かれているのもリアルさを底上げしています。生きることに向いていなかったり自分や他人を受け入れられなかったり、それぞれに思い悩む現代の人間たち。おのおのの蟠りを煮詰めながらも、最後の「ブルーブルースプリング」と巻末のおまけで読後感はすっきりとしている1冊です。
バーサス魚紳さん! 1巻
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