原作者の志名坂先生の設定にブレがあって、 さらに作画の粂田先生との打ち合わせが不十分。 それで作品のところどころに違和感が出てきて いるのではないだろうか。 話の今の流れだと、安斉が隠蔽工作をしたorしないは 7:3くらいで「した」可能性が強い流れに感じる。 そうでなければ薬害被害者がピエロになってしまうし、 しかし当初の安斉のキャラなら 「事実は事実で堂々と世間にあかす。  会社もチャンと法律のサバキを受けよう。」 と言い出しそうなキャラか、あるいは 「会社に落ち度もあったが、法的には罪にならない落ち度だった」 ぐらいのことを言うのが自然な 「隠蔽なんかしないキャラ」 だったように思う。 少なくとも岩砕山の中腹で夜明かしするシーンまでは。 岩砕山中腹での安斉のコメントや表情なんて (別添付画像参照) 隠蔽なんかする男とは感じられない。 もちろん、思い込ませておいたキャラを 突然に翻して話を面白くする手はあるが、 それもやりすぎたらリアリティを失ってしまう。 (林はそうだよな) 添付画像の安斉の姿は、実は隠蔽工作者だと 後で言われたら、あの時の発言や態度はなんだったんだと 違和感を感じる内容だと思う。 で、この絵を描いた粂田先生も、描いたときには 「安斉無実」と思っていてこう描いたのでは、 と思ってしまうんですよね。 志名坂先生が後々に安斉が隠蔽疑惑の男になると 粂田先生に伝えていなかったか、後付で決めたかで。 なんかモンキーピークのなかには 他にもこういう原作のブレや 原作先生と作画先生の間に打ち合わせ不足があって、 なかにはそれが話を一見すると謎深く 思わせている絵になってしまった、 そういう箇所が他にもあるのではないか、 と、考えてしまいます。
原作者の志名坂先生の設定にブレがあって、
さらに作画の粂田先生との打ち合わせが不十分。
そ...
@名無し

うーん…安斎が薬害があるとわかっていて隠蔽したと言うはっきりとした描写もありませんよ。
被害者側がそういう認識だと言う描写はあったとしても。

安斎が薬害は存在しなかったと言う社長の提示した資料をもとに忠実に、疑念が全くないわけではなくとも会社組織の団結のためにと、彼なりの信念で対応していた可能性はまだあるような気がします。

作者がアホときめつけて馬鹿にするのもまだじゃないかなぁ。

話変わりますが、私は多分宮田は生きていると思います。なぜならタイトルが宮田ではなかったからそして宮田は簡単に殺していい人ではないし、殺すならあんな走馬灯や思い出話もないアッサリ退場はないはずだから。それは作者自身が1番わかっていること。おびただしい血は多分機動隊員の血で、機動隊員クッションもあったと言う推理が正しいのではないかと思っています。

一部の方はなぜ宮田を殺すのか、作者はばかじゃないか、つまらないと言っていましたが、皆さんが殺すのはおかしいと思った通り、宮田は生きてるんだろうなと思います!というかそう思いたいです〜…

安斉が投げ落として殺した機動隊員の遺体クッション説か…!思いつかなかった…!
宮田の生存がハッピーエンドとはいかなくても早乙女にとってそれなりに救いのあるエンドへの条件だと思うので
生きててほしいです
早乙女は宮田が死んじゃったらこの先どんな展開になってももう二度と笑えないんじゃ…と思うし
今早乙女が正気を保ってるのってあまりにも次から次へと目の前でいろんな事が起こりすぎてその事態への対処に追われてるからにも見えるんだけど、宮田の死を悲しんでてもあまり引きずってるように見えないのもそのせいかと思って
早乙女が生還しても今までの精神ダメージ一気にきて
あの時手を伸ばしたけど宮田を助けられなかったことの自責で廃人化エンドもありそうな気がして…

いや、そういうことではなく、安斎が薬害の隠蔽をしていないと、
長谷川の報復がただの逆恨みになって、作品が成り立たなくなる。
だから、安斎はクロをシロに隠蔽した設定だろうと。

でも、読者の印象として、安斎が隠蔽するキャラとは考え難い。
氷室も隠蔽を知っていたなら、安斎と2人になった時、
薬害についてもっとそれらしい話をするんじゃないか。
そのあたりが上手く描けていないという意見。

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ふしぎの国のバード
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ゆゆゆ
ゆゆゆ
原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。
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兎来栄寿
兎来栄寿
SNSで大人気のキメねこさんによる、自称「卓越した道徳的書物」。表現の自由の極北を驀進していく1冊です。 大麻やLSDから始まり、さまざまな合法市販薬から海外で売られているキノコや薬物などの詳細なレポートマンガ、また自身が逮捕された際の留置場生活のレポートマンガなどが盛り込まれた内容です。フィクションで実在のものとは関係ないとのことですが、良い子のお友だちは真似しないでくださいね。 担当編集は『地元最高!』、『ゴールデンドロップ』、『ごくちゅう!』などでもお馴染みの草下シンヤさんということからで、内容とクオリティについては一定の安心感が生まれます。 かわいいフルカラーの絵でありながらリアルに描かれるさまざまな薬物やその使用レポート、世界の見え方の変容などはマンガという媒体の長所を生かし切っており、視覚的に解りやすく描かれています。自分と世界の区別がつかなくなるさま、音が見えたり味が輝いたりするさま、幻視や幻覚、圧倒的感謝……。 幾何学的模様が見えてくるのは、自然界において存在する黄金比のように視覚野と生命科学が生む美しい秩序であるという節などは、なるほどと得心しました。 ″神への直通回線″と呼ばれる宇宙最強の幻覚剤「アヤワスカ」など、自分では絶対に使いたくはないものの好奇心はそそられる対象についても詳述されていき面白いです。 「TDLでLSD」 「真昼のエレクトリカルパレード」 「★大麻(ガンジャ)に感謝――――――!!」 「成人は4錠、しかし聖人であれば20錠以上は飲んでおきたい」 などなど言語感覚の良さに笑わされてしまうところも多々。 他方で、 「存在するのは、毒だと分かっていても、刹那的な夢を見ようとして、取り憑かれ、堕落してしまう人間の悲しき性だけである」 といった名文もあり、さまざまな味わい深さがあります。 『ミッドサマー』のトリップ描写は解像度がとても高く正確、などの普通に生きている上ではまず見聞きしない類の情報に溢れており、普段刺激されない部分を刺激してくれます。 「絵描きの不幸はある意味で幸いである なぜなら漫画の出力を誘うためだ」 で始まる、大麻取締法違反で逮捕された際の モノクロで描かれる留置場レポートも面白く、作者のエッセイ系マンガの上手さを感じさせられます。いえ、フィクションだそうですけどね。 「ここが留置場かぁ〜  テーマパークに来たみたいだぜー」 と野原ひろしになってる場合ではない、とツッコミを入れたくなるところや 「今ち◯かわってどうなってる?」 「ち◯かわも牢屋入ってるよ」 といった会話にも笑わせられました。 終盤で出てくる、普通に生きるのには向いていなかった筆者が語る 「創作の世界だけは人格的な部分にとらわれず  最終的な成果物のみで評価してもらえる  極楽浄土です」 という言葉は胸に残りました。 大麻の合法化についてはさまざまな議論もありながら、世界的な潮流としては合法化される国が増えてきていることも言及されています。まともな議論の土台となる知識を得ようとしても、日本では違法であるためまずその第一歩が難しい状況にはあり、そういったときにこうした作品の存在がその一助になることはあろうと思います。
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