私は、アニメなんですが、たぶん連続アニメか映画の再放送のどちらかで「ジャングル大帝」を初めて見たのが最初でした。壮大な音楽に、ジャングルの深い緑の中をレオが駆け抜けてくシーンが今でも印象に残ってます。たぶん連続アニメではなく、偶然映画の再放送を見たんだと思いますが…先ほどウィキペディアで制作された年など調べてみて、たぶん5歳くらいの頃だったようです。そのあと、早熟な友だちが(笑)小学校3、4年の時に図書室に置いてあった(漫画だけどはだしのゲンブラックジャックは置いてありました)ブラックジャックを読んでるのを横目に見たところ、ちょうど手術シーンで気持ち悪くて衝撃的で、「今後絶対見ない!」と心に決めたのですが、少ししてまたアニメのブラックジャックが放送されると(主題歌はジャンヌダルクの月光花、エンディングは大塚愛でした)、あまりに面白くそこから自分でもブラックジャックを少し読んでみた感じです。ちゃんと読んだのは大学入ってからですね…!長くなってしまいすみません!

>>ジャングル大帝どっちだろう!私は劇場版ジャングル大帝(1997)を見たことがありますが、本当に言葉にできませんでした。最後、パンジャが自らの命を犠牲にして人間を救うシーン「これでいいのです。」の台詞がずっと頭に残っていました。愛、父と子そして生命の尊厳。すべてを描き切った本当に素晴らしい物語だと思いました。手塚治虫作品は、あまり白黒つけない作品が多いですね。何が正解なのか提示しないところがいいです。

>>ブラック・ジャック
私もブラック・ジャック大好きなんですけど、読売テレビで放送してたあのBJはどうも好きになれませんでした。対象年齢が低めに設定されており、時間帯も時間帯でしたので患者が全員助かってしまうんですよ。BJの良さである「医者ってなんなんだ」という苦悩が描かれてないのが残念でした。私は、OVA版(出崎監督)のBJをオススメします。BJがセクシーに描かれています(笑)私は、もうBJが本当に大好きすぎて、秋田書店版、小学館版、文庫、豪華版とかいろいろ持ってるんです。未収録作品や、収録順番など手塚先生本人がいじくりまわしてるので、ファンとしては集めるのが本当に大変です!!

たぶん、1997年の映画のテレビ放映を観たんだと思います。大体テレビ放映って1〜2年後とかだと思うので、それだと計算が合います。子どもながらに、映像と内容がなにか素晴らしかったことははっきり覚えているのです。ぴっぴさんのお言葉で、もう一度映画観たいと今強く思ってます…!
白黒つけない、本当にそうですよね。曖昧だったり、その先を想像できるように終わらせてくれたり、そういう意味でとても誠実な作品ばかりだと思います。

ぴっぴさんのブラックジャック愛に、勝手ににやついてます。本当にお好きなんですね…!!いつまでも、いつまでも熱狂的なファンを生み続けるブラックジャックという漫画はとにかく凄いと思います。読売テレビのアニメ、そう言われてみるとなんか面白かったかな、くらいでピノコのきゅるるんとした可愛さしか印象に残ってないですね(苦笑)OVA版のブラックジャック、超絶観たいんですが…ぴっぴさんに情報もらえてよかったです…セクシーさが出てるなんて…もう…観たい(真剣)!!!色んなバージョンのブラックジャック本をお持ちとは相当なファンですね。ブラックジャックには私は一時期恋したことはあります。原作を読んで。あんなに強いのに、どうにかしてそばにいてあげたいような脆さを持った男性もいない…と思っています。

おおー!同い年のうえに、初恋がブラックジャックというところまで一緒です!!!きゃー!!小学校4年生でBJファンになったんですけど、BJって気持ち悪いよね、あのツギハギが。とか言われて、あまり共感してもらえず、孤独な思いをしました。
読売テレビBJは、のちに監督だった手塚眞さんも(手塚治虫の息子さん)BJを商業アニメにしたくなかったと悔やんでいましたね。まぁ、アニメって数字だから、いろいろ難しいんだろうなと思いました。
OVAのBJ絶対見てください!!!そして、見たら一緒に語りましょう!!!!(笑)いやーなんか、シャワー浴びるシーンで髪の毛が水で滴ってたりとか胸板が厚かったりとか、、、、イイんですよ!!(笑) ちーずさんは、BJの原作は今でもお持ちなんですか?もし、お持ちだったら、どのエピソードが一番好きですか?

ぴっぴさんのOVA版BJの解説を読ませていただきニヤニヤしていた1993年生まれの現在22歳(♀️)は、私です。うわ〜こんなに盛り上がれるとは…嬉しい限りです(泣)もしかしなくてもぴっぴさんの方が1つ年下ですかね?私、今までのお話しの中で20代後半くらいの方だと思ってました(笑)人のこと言えませんけど、その年齢でBJが初恋って結構他の子と話し合わないですよね…全く、みんなちゃんと読んでよ。私の場合、20歳くらいのときにちゃんと原作買って読み直して(とはいえまだ最初の10巻くらいしか集めきってないかな…?)そのとき恋に落ちましたね(初恋をBJに捧げたかったです)。全エピソードをおさらいできてないんですが、今のところ強烈に印象に残ってるのは鳥人間のお話とかですね。あれはなんか…読んでる最中はそうでもなかったんですけど、ずっと頭に引っかかってる作品です。鳥になった女の子にとっての幸せが何だったのか?を今日も車運転しながらふと考えてました…答え出なかったですけど。ぴっぴさんのもよろしければぜひお聞かせ願いたいのですが、これBJのトピに行った方がいいですかね?笑 長くてすみません…

た、たしかに(笑)BJのトピに行った方がいいですね。もうアドルフあんまり関係なくなっちゃいましたね(笑)でもいま、ちーずさんとお話してアドルフを読んでるので、またこっちに戻ってくるかもです!
BJのトピ立てましたので、こちらで話しませんか?http://manba.co/topics/10928

こんなすごい漫画を描くなんて!!にコメントする
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兎来栄寿
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『くーねるまるた』の高尾じんぐさんの新作『おひゃくどまいり』と同時発売となった、2017〜2020年に『バーズ』や『comicブースト』で掲載された作品です。 マンガ編集者で日々激務をこなす主人公が、癒しを得る趣味として国内各地のゲストハウスを巡っていく作品です。 面白いのは、登場するゲストハウスはすべて実在するところとなっていて、その気になれば聖地巡礼も行ける仕様です。更に、単行本化にあたっては2024年5月現在の情報も記載されています。 3話に登場する泊まれる図書館のような「Book Tea Bed」は、麻布十番店は残念ながら閉店してしまったものの、渋谷・新宿御苑・伊豆大島にも展開されているなど。 それぞれの宿ごとに、そこにいる人々や施設の特色が強くあるので実際にいろいろなところを巡っている気分にもなれて楽しいです。 また、ゲストハウスといえば一期一会。初対面の外国人とも食事やお酒を介して楽しい交流をする一幕も。旅の魅力と共通する部分でもあり、良いなと思います。これが海外だと治安の面で警戒が必要になりますが、日本国内であれば女性ひとりであっても余程のところでなければ大丈夫だろうと思えます。逆に、もし海外の人がこの作品を読んだらこの治安の良さはファンタジーかと思われるかもしれません。 毎回出てくる、癖の強い漫画家たちのキャラクターも好きです。コロナ禍も挟まってしまい難しくなってしまった部分もあったのかもしれませんが、個人的にはもっともっと続いていろいろなゲストハウスや漫画家たちの苦悩を見てみたかったです。 ただ、普通の紙の単行本で出すには少しページ数が足らない作品を、こういった形で多少値段を下げて電子限定でも出してもらえるのは嬉しいです。 高尾じんぐさんのかわいい絵柄で、画的な情報量もちょうど良く読みやすいです。 いろんな場所や宿泊施設を巡るのが好きな方、編集者のお話が好きな方にお薦めします。
科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌
ちょっとエッチな空想生物生物学
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異世界の知識を武器に、蜘蛛人間娘とか鳥人間娘とか魚人間娘とか、クリーチャー娘とのハーレム実現にむけて、まい進する男・栗結大輔。 いちおうじゃなくても年齢指定な性描写はあるんですが、そのシーンの合間に賢者モードのような勢いで書かれるクリーチャー娘の生態。 思わず、外骨格、内骨格という点が気になってきます。 ファンタジーなのに、とってもバイオロジー! クリムスがクリーチャー娘を助けつつ、「ハーレム王になる男!」と言っていることを除けば、実地調査で言葉から異世界の生き物を紹介する『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』の生物学版です。 例外条件がひどすぎますが、生物学的にクリーチャー娘を調べるときはすごく淡々と、そして喜々としていて、それはそれで変態みを感じます。 途中で出てきた筋肉マッチョなおじさんに見覚えがあって調べたら、『魔法少女プリティ☆ベル』の作者さんでした。ぶっとんでいて、おもしろいはずです。 ちなみに、クリーチャー娘たちは見た目は未成年でも、クリーチャー娘の世界的には全員成人なので、セーフだそうです。
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人生を変える《事務》の捉え方・やり方 #1巻応援
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兎来栄寿
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建築家で作家でアーティストの坂口恭平さん。マンガ好きにとっては『月刊スピリッツ』での連載のイメージも強いでしょうか。 そんな坂口恭平さんが、noteで執筆していた「生きのびるための事務」を『みちくさ日記』の道草晴子さんがコミカライズしたものがこちらです。 私は元のnote版を少し読んだ程度だったのですが、改めてこのコミカライズ版で通読すると本当に素晴らしい内容だなと感じると共に大きな勇気をもらえました。 皆さんは「事務」というとどういうイメージがあるでしょうか? 「メインの仕事とは別に存在する、やらねばならない多量の雑務」 「面倒くさいもの」 「堅苦しくて地味な仕事」 そんな風に捉えている人も少なくないと思います。かくいう私も、書類作成や確定申告などやりたくもない事務に時間と労力を割かねばならないのが辛く感じる人間です。しかし、この本を読むと「事務」というものの概念ががらりと変わります。 この書は、筆者が普通の就職はできず将来何をして良いのかも定まっていなかった大学4年生のときの筆者が、イマジナリーフレンドのジムを通してどうやって生きのびていけば良いのかを体得していった実体験を描いたものです。 家賃28000円の家に住み、日雇い仕事をして月給12万円ほどだった坂口さんが一体どのようにマインドと行動を変えて1000万円以上を稼ぎながら自由にやりたいことをして生活できるようになっていったのか。 ピカソやデュシャンなど、名だたるアーティストたちも事務をやりながら生きのびていっていたことに触れながら、 「≪事務≫こそが創造的な仕事を支える原点」 「≪事務≫は継続することでどんどん伸びていく」 「冒険があるところに≪事務≫がある」 「死ぬまで好きなことをやる続ける人生において、≪事務≫は好きとは何かを考える装置」 「会社設立は≪事務≫の中でも最高のブツ」 「やりたいことを最優先に即決で実行するために≪事務≫はある」 といったことを語っていきます。普通にイメージする事務とは、大分異なるのではないでしょうか。おおまかに言えば「スケジュール」と「お金」の管理こそが事務なのですが、それを具体的にどのように行なっていけば素晴らしい未来を切り拓いていけるのかが語られ、読んでいるだけでもワクワクします。 ジムは「イメージできることはすべて現実になる」と語りますが、私も他でもよく語られるその言葉は人生の指針のひとつでした。そして、そのイメージをどう具体化して実際の行動に移していくのか。そうしたところも実体験を通して非常に解りやすく記されています。 ・自己を肯定も否定もする必要はなくて、否定すべきは己が選んだ≪事務≫のやり方だけ ・才能というのは毎日やり続けられること ・≪将来の夢≫の前に≪将来の現実≫の具体的なヴィジョンを思い描き書き出し、≪将来の現実≫に楽しくないことは1秒も入れない といった部分も、とても共鳴します。 坂口さんは自身の電話番号を公開して(作中にも登場します)、自殺者を減らすための相談窓口「いのっちの電話」という活動も行っています。この本には、少々クセの強いところもありはしますが、それでもタイトルにある「生きのびるための」という部分が大きな意味を持つところもあります。文字通り、この本を読んだことで生きのびることができる人もきっといるはずです。 自分の好きなことだけをして生きていきたい人、将来何をして生きていけば良いのかわからない人にこの本が届いて欲しいです。すべては、≪事務≫のやり方で変えていけます。
「たま」という船に乗っていた
伝説のバンド「たま」が教えてくれる大切なこと #完結応援
「たま」という船に乗っていた
兎来栄寿
兎来栄寿
先日、久松史奈さんが「さよなら人類」をカバーした音源を発表しました。原曲から比べると非常にアップテンポでパンキッシュなアレンジなっており、音としては2000年前後を感じる不思議で心地よい感覚でした。その「さよなら人類」を世に送り出し一世を風靡したアーティスト、たま。 石川浩司 知久寿明 柳原陽一郎 滝本晃司 「たま現象」とまで呼ばれた社会現象も巻き起こした、空前絶後の個性の塊のような伝説のバンド。2003年の解散後に中心人物である石川さんが書き下ろした同名のエッセイを元に、原田高夕己さんが追加取材を重ねてコミカライズしたのがこちらです。 webアクションで連載され最終話とエピローグが5月31日に公開予定ですが、それに先んじてそこまでを収録した2冊目の単行本である『らんちう編』が発売となり完結までを読了しました。 私は「さよなら人類」くらいしか知らない完全に後追いの世代ですが、この作品を読むことでたまという存在の面白さや偉大さを知ることができました。これを書いている最中に「さよなら人類」や「らんちう」を聴いていたら、同じく世代ではない家族も歌を覚えて口ずさんでいました。時代も国境も人種もすべて超える音楽のパワーの片鱗を感じました。 音楽でお客さんを楽しませようとするエンターテイナー精神はもちろんのこと、音楽以外の部分でも空き缶を30000本集めたり、レンタルボックスの先駆け的なお店を始めたり、とにかくやりたいことや楽しいことを追求している石川さんの姿勢は多くの人に感銘を与えるであろうものです。たまのファンはもちろんですが、そうでない人が読んでも楽しめるであろう部分が多々あります。 バンド全体としても、たとえ舞台が武道館であってもまったく気負うことなく、紅白に出ていたときでさえ合間の時間に抜けて劇を観に行くなど、肩の力を抜いて自然体であり続ける姿勢は、何かすごく大切なことを背中で語ってくれているように感じます。 藤子Aさんチックな絵柄で描く、原田高夕己さんの筆致もまたこの作品において絶妙です。基本は親しみやすい線で読みやすく、昔の大御所作家から現代のネットミーム的なネタまで幅広く入れ込んでありユーモラス。ただ、ここぞというシーンは最上の演出でキメてくれます。1巻最後のたまがスターダムに上る大きなきっかけである伝説の「イカ天」出演時のお話や、終盤のいくつかのライブシーンなどは特に最高です。 セカンドアルバムを作る時の「国内のスタジオの使用料がバカ高いから渡航費や宿泊費含めても海外の方が安上がりなのでイギリスとフランスでレコーディングする」というエピソードや、女性ファンがメンバーの泊まるホテルを特定して、ロビーで酒を飲みながら待ち構え、本人たちを描いた18禁BL同人誌を直接手渡したという今だったら大炎上不可避案件には時代を強く感じました。価値観の変容が読み取れるところは、史料的な意義も感じます。 何事も始まりがあれば、終わりもあるのがこの世の理。たまという船から下りる人が出てくるころのお話は切ないです。日本を飛び越えてワールドワイドにも活躍したたま。その「最期」は胸に来ました。 最後のエピローグの後に、石川さんの「玄関」という曲の歌詞が綴られており、そこにある仕掛けやあとがきも含めて何とも言えない良い読後感に包まれました。 ″世の中何がおこるかわからないから 色んな事楽しみにして ニコニコゲラゲラ 笑って生きていくといいと思うよ〜!″ これからどんな風に世界が変わっていこうとも、この石川さんの言葉に救われる人が多くいることを祈ります。 たまを好きな方は読んで懐かしみ、たまを知らない方はこれを機にこんなすごい人たちがいてこんな曲があったのだということを知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

アドルフに告ぐ

あどるふにつぐてづかおさむぶんこぜんしゅう
著者:手塚治虫
最新刊:
2015/12/25
あどるふにつぐてづかおさむぶんこぜんしゅう
アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(1)
アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(2)
アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(3)
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