「偶然交差する2つの人生」ほど好きなものない
are you listening? アー・ユー・リスニング ティリー・ウォルデン 三辺律子
色彩でも表される、全体に流れる不穏な雰囲気。
主人公のひとりであるビーは未熟な子どもとして描かれるが、そのへそ曲げ描写が長くてちょっと辛かった。
後半のファンタジックな展開にもいまいち乗り切れず。
ただ、こういう「女2人組のロードムービー」「偶然交差するふたつの人生」「共に過ごした期間は短いが、この後の人生にもそれぞれ影響を及ぼしていく(であろう)関係性」はメチャクチャ好きだ。
are you listening? アー・ユー・リスニング
素敵な文章で読んでみたくなりました!作者の方スピンと同じ方なんですね…!どちらも気になります。
ありがとうございます!『スピン』も本当によかったですが、現在最新作の『are you listening?』は絵力も増していて、すごく良かったです。
他にも過去作が三つあり、恋愛ものからSFまで面白そうなので、今後輸入されて欲しい作家さんです。