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無実の罪をかぶせられて国を追放され、人間を喰らう怪物が王をしていると噂のダーゲンヘルム王国に捨てられた公爵令嬢のシルフ。
死を覚悟した彼女でしたが、噂のダーゲンヘルムの王に拾われ、かつて夢見ていた図書館司書として新たな暮らしを始めるという物語。
表紙は少し暗い印象で導入もけっこう絶望的な感じですが、そこを乗り越えると、新たな人生を歩み始めたシルフの明るい未来が見えるはずです。
また、かつては身分を偽ってまで庶民の場である図書館に通っていたほどの本好きであるシルフですが、彼女の"本好き"が、図書館司書という夢についてだけではなくダーゲンヘルムの王との関係性にも関わってきて、2人の何とも言えない距離感がたまらなく愛おしい作品です。
1巻まで読了