どこまで入り込むのか?!今後が、怖すぎる!!
泥濘の食卓 伊奈子
4巻まで読了。
深愛は、自分で気づいていないけど、かなりのストーカー。
以前働いていたスーパーの店長と不倫関係にあるが、店長との将来結婚して、家庭を持つことを純粋に思い描いている。
そして、将来に向かって進むためには、現段階で店長の幸せが優先される。
歪な関係性。
そして、店長の家庭にドンドン入っていく。
怖い・・・。
さらに、登場人物全員心が壊れている・・・。
でも、現実世界もこれに似ているところがあるんだろうなぁと。
それぞれの生活環境で、子どもの性格も変わってくるだろうし、何よりも皆自分が優先。
自分が将来そうなりたいから今、こう動く。
それには、人の気持ちを考えてとか、いけない事をしているとかまで考えが及んでいない。
いつかくる破綻が怖すぎる…。
ちばてつや賞読み切りの時からのファンです
やっぱり作者さんはこういう日常がどんどんこじれていく系の話がうまいですね…
どのキャラクターも普通で正常なんだけど○○がしたいというエゴが一人歩きして増大して現実が良くない方向に(もしくは良い方向に)動いていく。
リアルなようでリアルじゃないものが無理なく誇張されて描かれているところに本当天才的なセンスを感じます!
もっと読みたいし続きも早く読みたいと思いました。