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閃光とは、一瞬に放たれる強烈な光のこと。
放たれた光は一瞬で消えても、光を見つけた記憶はずっと残るはずだ。
野生動物のように暴れ回り、激情のままに突き進む民子がとにかく魅力的。
死にたがりのクラスメイトをひたすら追い詰め、殺してあげると笑顔で襲いかかる。
狂気の沙汰。頭がイカれてるとしか思えない行動。
それでも民子の剥き出しの感情に触れると、正しいことのようにさえ思えてしまう。
生と死の狭間に追い込まれて、民子の強烈な光の下にに晒されたら、剥き出しの自分でぶつかるしかなくなってしまう。
救いの物語だとは思う。光があることを感じられたのなら、生きようと思えたならよかったのだと思う。
読み終えて、コーキくんと同じ顔して泣いちゃった。