積極的な推し活
沼すぎてもはや恋 空垣れいだ
沼とか推しと言いながら、ウェイウェイな女の子が転校生にウェイウェイと積極的な推し活をしている。
でも、主人公が積極的な推し活に励んだことで、「暗黒微笑」とか言い出す前に、狼谷くんがこじらせ態度をあれ以上こじらせる前に、踏みとどまらせることができた。
彼女は一人の少年が悶絶する未来を救った。
彼はアニメから抜け出した人でなく、未来ある高校生(設定)なのだから。
あんな態度を続けていたら、将来は壁に頭をぶつけ続けていたかもしれない。
そして主人公のウェイウェイっぷりに比例するように、ページをめくるとちょいちょい現れ始める、イケメン態度の狼谷くん。
マスクをちょいとずらして顔を見せる仕草やら、壁ドンやら…。
その姿を見るたびに、先生にすら闇の世界の人を発揮したヤバいヤツっぷりを思い出して、保護者のような気持ちになってしまう。
やる方もきっとはずかしいよね。
イケメン態度と闇の人の境目は、紙一重なんだろうか。
なんだか新鮮な、恋愛モノ少女漫画。
12月にデザート2月号を購入し、
このレビューを描くために再読しました。
・作画に関して
「新人」にも関わらず、
絵がとても繊細で、透明感があってキレイでした。
雑誌の中から漫画を探すとき、
一回目に読んだ時同様、二回目もほかの作品に
紛れるくらい違和感がなく、一瞬だけ迷子になりました(笑)
・個人的に好きなシーンについて
私はコマと少ないページを十分に利用して
作中、そのシーンだけ長い時間が経過しているイメージを与える手法?
が好きです。今作でもその手法が確認できました。
見開き2ページという短く制限されていたにもかかわらず、
主人公の帰宅という何気ないシーンでも、主人公と読者にとっては
長い長い時間が経過しているという印象を受けました。
・内容について
私は成人しているため、高校生が舞台の少女漫画に対しては
「もう卒業かな、、、」と思い、少女漫画への興味が薄れてしまい
敬遠していました。
しかし、SNSでの噂を聞きつけ、少しだけ興味が湧きました。
また、作品の絵柄も好みであったため読んでみようと思い、
購読しました。
これがびっくり、思わずにやけてしまいました。
私が現役の高校生だったらわーきゃーと言いながら悶えていました。
(さすがに現在は内心にとどめていますが・・笑)
男の子の所作が女子のハートを丸掴みしています。
相手は無意識でも、やられているこっちは
色々な考えが巡ってしまうんですよね~
長々と失礼しました!
ランキングからこちらの作品を知り、この感想を読んでデザートで読んでみたのですが…絵もストーリーもものすごく繊細でメチャクチャ最高でした!
恋に一生懸命で行動力のある那柚ちゃん、真面目で天然な江國先輩…2人とも本当に素敵で思わず引き込まれました。
素晴らしい作品に出会わせてくれてありがとうございます🥺卯月ココ先生これからチェックしたいと思います!