名無し1年以上前編集ゆとり世代だとか言われる昨今の大学生活は 甘えられ、甘やかされる世代とも言われる。 そうでなくても、子供から大人への過度期においては 自分を甘やかそう世間に少し甘えよう、 楽をしよう楽しもうと思えば かなりそういうことも出来たであろう。 ましてや国立大学に入学したというのであれば ソレまでの努力に免じて多少はノンビリしたとしても それをとがめるのも野暮かもしれない。 30年ほど前、国立・北海道大学に入学しながらも 明るく楽しい学生生活ではなく ひたすら苦しく辛く死ぬほど痛い目にあう青春を 過ごした若者達がいた。 普通に勉強してバイトでもして趣味も楽しんで そんな学生生活も選べただろうに。 北海道大学柔道部に入部し、 年に一度の七帝戦での北大勝利に、 かつての最強・北大の再建に、全てを費やした男達。 毎日毎日、畳の上で締め落とされ関節を決められ。 しかも輝かしい個人成績の勝利ではなく 団体戦で引き分けることに全力で挑んだりした。 北大柔道部の勝利のために。 なかには留年してまで部に在籍して戦う者まで。 およそ世間の価値感や常識では考えられない青春。 楽、ラクとかタノシイとかを放棄した青春。 そこまでするほど価値が真実が七帝柔道にあるのだろうか? 喜怒哀楽から楽を捨て、そのかわりに 彼らは何を得ようとし得ることが出来たのか? 原作者・増田俊也先生の自伝的小説を 一丸先生が汗臭くも綺麗な絵で漫画化している。 ときにホッとしたり泣かずにはいられないシーンも交えて。 一般的な勝利や栄誉とは違った、 普通ではなく損得でもない異常で特殊な勝利を目指して。 仮に比類するものがあったとしても比べようがない 凄い青春譚だ。30わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で世間の注目を集めた「このミステリーがすごい!」大賞出身の小説家・増田俊也氏の自伝的小説「七帝柔道記」(KADOKAWA刊)をコミック化。寝技中心の柔道=七帝柔道に憧れて、北海道大学へ進学した主人公・増田俊也。北大をはじめ、東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の旧帝国大学七大学で脈々と受け継がれた七帝柔道という知られざる柔道が明らかになります。魅力あふれる先輩達に囲まれ、友人・ライバルと切磋琢磨して成長していく様子は読む者の心にアツい気持ちを呼び覚ますでしょう。続きを読む
七帝柔道記
ゆとり世代だとか言われる昨今の大学生活は
甘えられ、甘やかされる世代とも言われる。
そうでなくても、子供から大人への過度期においては
自分を甘やかそう世間に少し甘えよう、
楽をしよう楽しもうと思えば
かなりそういうことも出来たであろう。
ましてや国立大学に入学したというのであれば
ソレまでの努力に免じて多少はノンビリしたとしても
それをとがめるのも野暮かもしれない。
30年ほど前、国立・北海道大学に入学しながらも
明るく楽しい学生生活ではなく
ひたすら苦しく辛く死ぬほど痛い目にあう青春を
過ごした若者達がいた。
普通に勉強してバイトでもして趣味も楽しんで
そんな学生生活も選べただろうに。
北海道大学柔道部に入部し、
年に一度の七帝戦での北大勝利に、
かつての最強・北大の再建に、全てを費やした男達。
毎日毎日、畳の上で締め落とされ関節を決められ。
しかも輝かしい個人成績の勝利ではなく
団体戦で引き分けることに全力で挑んだりした。
北大柔道部の勝利のために。
なかには留年してまで部に在籍して戦う者まで。
およそ世間の価値感や常識では考えられない青春。
楽、ラクとかタノシイとかを放棄した青春。
そこまでするほど価値が真実が七帝柔道にあるのだろうか?
喜怒哀楽から楽を捨て、そのかわりに
彼らは何を得ようとし得ることが出来たのか?
原作者・増田俊也先生の自伝的小説を
一丸先生が汗臭くも綺麗な絵で漫画化している。
ときにホッとしたり泣かずにはいられないシーンも交えて。
一般的な勝利や栄誉とは違った、
普通ではなく損得でもない異常で特殊な勝利を目指して。
仮に比類するものがあったとしても比べようがない
凄い青春譚だ。