13日には花を飾って(読切)

13日には花を飾って(読切)

試し読み
ストアに行く
名無し

調理師として派遣されたのは母親を亡くした大家族。主人公はここで三度の食事の支度と、母親の月命日である13日にお墓参りをする仕事を請け負うことに。お寺の長い階段を登り、初めてのお墓参りをしようとすると、そこに弱った黒猫がいた…。

ほのぼのとした描写ながら人と人が交流を重ねた日々の厚みを感じる作品でした。ちなみに「13日」と「黒猫」というと不吉な感じがしますが、この二つが主人公の行く末を導いてくれることになります。それまで男運が悪かったのも伏線なのかも。演出も素敵だと思いました。

読みたい

主人公の奈央が新しい仕事場に行ったところですでに泣きそうに…
苦労もあったけど一生懸命生きてきたんだというバックグラウンドが描かれなくても伝わる感じ、さすがです。
亡くなって顔もはっきり描かれない奥さんも、そばにいて奈央を受け入れてくれてるのがわかる。

えっ、なんかすでにもう一回読みたくなっているし、家族のその後を読みたい…!!!

1巻を試し読み
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
闇の少年

闇の少年

奇跡のタッグで描くジュブナイルサスペンス『ピアノの森』の一色まこと×数々のヒット作を放つ長崎尚志のタッグで贈るジュブナイル・サスペンス!! いつものように近所の森を探検していた少年・ヒカルとその友達。しかし今日は森の様子が、なんだか違う。なにかに誘われるように、森の奥深くにあるお屋敷に辿り着いたヒカル達。そこでのある「邂逅」をきっかけに日常が変容し出し…!?
レディ・ロウと7日の森

レディ・ロウと7日の森

その国の王子は17歳までに、必ず死ぬ——。 “7日の森”と呼ばれる魔法の森に棲む魔女のかけた呪いを解くため、レオ王子たちは命を懸けた冒険の旅に出る。 『ピアノの森』の一色まことが描く新たなる森のファンタジーの開幕です。
試し読み
ピアノの森

ピアノの森

森のピアノは、その少年を待っていた――。捨て去られたピアノ。壊れて音の出ないピアノ。いま、ひとりの少年の選ばれた指が、失われた音を呼び覚ます。少年の名は一ノ瀬海(いちのせかい)。彼は心に深く豊かな森を抱えていた。
花田少年史

花田少年史

近所でも一押しの悪ガキ・花田一路(はなだ・いちろ)少年。ある日、いたずらが過ぎ自動車に激突してしまう。幸いにも九死に一生を得たがこの事故以来、頭に残った9針のキズと共にオバケが見えるというコワ~イ能力まで得ちまったからたまらない。
心満たされる優しい読み切り #読切応援にコメントする