これが太田出版になってるのは講談社には内容がセンシティブ過ぎたかららしい。
最後にグッときます。
志乃ちゃんは自分の名前が言えない 押見修造
押見先生のご自分の体験から発想されたこの作品。
喋りたいのに、喋れない、頭では、考えているのに表現できない、もどかしさ。
人生において、日々の大変さ、辛さ、苦しさ、情けなさ、自己嫌悪、もっともっと言葉にできないヒリヒリした感じが、伝わってきます。
志乃ちゃんは、一生懸命生きているからこそ、傷つき、どこにもぶつけられないからこそ、引きこもり、・・・。
でも、かよという友人ができた。
彼女のお陰で、志乃に変化が・・・。
志乃を支えるご家族も大変だっただろうなぁ。