少女マンガの感想・レビュー3623件<<34567>>最低女神最低女神 井村瑛starstarstarstarstar寸々「水深」、「プラチナサンディ」。ツナマヨしいたけが美味しそう真夜中ごはん イシヤマアズサstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ作中に出てくる料理は作り方も載っているので、真似しやすいのがうれしい。 イラストのようにシズル感たっぷり、つややかなものができるかわからないけど、同じように作って楽しみたくなる。 運動会のお弁当の話もとても好きだ。 大きな入れ物に入ったエビフライと唐揚げ、それからおにぎり。食べ盛りのきょうだいで食べたらしい。 なんと素敵な記憶だろう。 イラストから、このエビフライはサクッとしているんだろうなと想像させられて、さらには過去に食べた中で美味しかったエビフライの味や食感と重なって、とんでもなく美味しそうなものに思えてくる。 埃っぽくなった体操服、和気あいあいとしたお父さんと子どもたち。 幸せな一コマだなあと思う。 食べ物って、食べて美味しい、話を聞いて美味しそう。さらには、まつわる記憶が蘇って懐かしい、他人の話を聞いてしんみり。 楽しみ方がいろいろある、すばらしいコンテンツだと思う。 私の食べ物に関する記憶を書いてみると… 深夜帰宅が続いていたとき、毎日のように、夜中に食べたカツ丼はとても美味しかった。 夜食だけでなく、昼ご飯にもカツ丼を食べていたくらい、あの頃はカツ丼をよく食べていた。 そして、カツ丼を日に2食食べたり、1日の食事が4回必要なほどからだを動かしていなかったのですごく太った。 現実はほのぼのしんみりでは終わらず、つらいカツ丼断ち生活が待っていた。岩本ナオさんの歴史を辿れる1冊海が見える大井町~岩本ナオ作品集~ 岩本ナオstarstarstarstarstar_border兎来栄寿2019年に発売された『岩本ナオ古今東西しごと集』に収録されていたものの、電子化はされていなかった 「紅い果実と花飾り」 「夏の桜」 「6日しかない一週間」 「100年生きた猫」 に加えて、2021年に20人の有名漫画家(浅野いにお 安倍夜郎 石黒正数 石塚真一 市川春子 岩本ナオ 太田垣康男 大童澄瞳 奥浩哉 小畑友紀 黒田硫黄 咲坂伊緒 出水ぽすか 萩尾望都 昌原光一 松井優征 松本大洋 望月ミネタロウ 山下和美 吉田戦車)が参加した漫画「もしも東京」展(『もしも、東京』として単行本も発売されています)にて描かれた表題作 「海の見える大井町」 を収録した電子短編集です。 岩本ナオさんといえば、『町でうわさの天狗の子』や『雨無村役場産業課兼観光係』など日本の田舎町を舞台にした作品を経て、『金の国 水の国』や『マロニエ王国の七人の騎士』などファンタジーの方向へと舵を切ってきていますが、その分岐点となっていることを感じられるのが2012年に発表された「紅い果実と花飾り」です。異国の地とそこに根付く文化を、鮮やかに目も楽しませてくれながら描いた一篇です。明らかに、伸び伸びと筆が乗っているさまが伝わってきます。 また、個人的に大好きなのが「夏の桜」。この短編のヒロインである白石さんは、すべての岩本ナオ作品のキャラクターの中で一番好きです。この時代の絵も好きで、その画風で描かれる黒髪ロングストレートがかわいいことはもちろんですが、ヒーローの松方くんが白石さんに心惹かれるようになった理由の核心にある部分が最高です。83ページのセリフは、なかなか普通の少女マンガのヒロインが言うものではなくて大好きです。 この短編集は「海の見える大井町」「夏の桜」「6日しかない一週間」など、タイトルだけで何だろうと興味を惹かせてくれる作品が多いですね。 2015年の「6日しかない1週間」、2016年の「100年生きた猫」、2021年の「海の見える大井町」と、岩本ナオさんの歴史と変遷を1冊で感じられるのも味わい深いです。その表題作も和ファンタジーに独自の着想がスパイスとして加わった実にらしい作品で、「う〜ん、好(ハオ)!」となります。 美しいイラストも見たくて紙で持っておきたいという方には『岩本ナオ古今東西しごと集』の方を薦めますが、そうでない方はこの機会にいかがでしょうか。「あすなろ坂」読んでみたあすなろ坂 里中満智子starstarstarstarstar_borderかしこ幕末から終戦までを描いた作品です。初代主人公もお婆ちゃんになるまで激動の時代をかけ抜けますが、物語の主役は各時代ごとに子供から孫そしてひ孫へと受け継がれていきます。 幕末編。主人公は会津藩でも指折りの名家へ嫁ぎますが、その後に幼馴染への恋心を自覚して妊娠してしまいます。しかし旦那さんが自分の子供として育てると受け入れてくれます。なかなかセンセーショナルな始まりです。ここから更に紆余曲折ありますが、幕末編の主人公の相手を思いやるピュアな夫婦愛には胸を打たれます! 明治編。出生の秘密を息子と娘は知りません。娘とお嫁さんが看護師や小説家になって女性の自立が描かれるようになり主役も変わっていきます。ただ幕末編の主人公もまだまだ若くて元気なのでそちらの生き様も目が離せません。 大正編。明治編の息子の子供達が主役になります。女優の夢を叶えて仕事に邁進する姉、思想家の夫と満州へ渡った家庭的な妹。まるで対照的な生き方がどちらも過酷な人生でした。関東大震災が起きて人々が混乱していく様子も描かれていたのが印象に残りました。 昭和編。満州に渡った妹夫婦の娘が主役です。訳あって孤児として育てられ勘違いから養女として主人公一家に迎えられることになります。大人になった娘は軍人と結婚しますが初恋の相手であるロシア人と三角関係になったり、時代も恋も怒涛の展開です。幕末編の主人公が大往生して走馬灯が流れるシーンは4代続いた物語の大団円に相応しかったです。 後書きに「10代の頃から男性の周りにいた女性達は戦争を止められなかったのかと考えていた」とあり、それが全編を通して真のある女性が描かれた理由になったんだなと思いました。また同じ女性でも仕事に生きがいを見出したり、命がけで家庭を守ったり、それぞれ違って多様性があるのがいいですよね。少女漫画だからどの女性も恋に対して一生懸命になってるけど、大事なのは精神的な自立なんだと学びました。もっと早く中学生くらいの頃に読んでたら人生も変わってたかもしれません!厳選!読んでほしいこのマンガROUTE END著者:中川海二完結全8巻作品情報はこちら女性向け風俗にまつわる群像劇 #1巻応援東京宵待シンデレラ 東ねねstarstarstarstarstar_border兎来栄寿ドラマ化もされ大人気を博しながら先日最終話を迎えた『明日、私は誰かのカノジョ』ですが、いわばNEXT『明日カノ』となりそうな風格を感じる作品がこちらです。 女性向け風俗をメインテーマとした群像劇で、最初は小説家の女性・晴海の物語から始まります。中学時代の経験から恋愛に向いてないことを自覚しその時に死んだと思っていた感情が、女性向け風俗を利用することで想像もできなかったほど劇的に蘇っていくさまが描かれていきます。 サブタイトルが「アポトーシス」ですが、晴海の父親が元化学教師であるというところから夜職のマンガでしっかりとネクローシスとアポトーシスが語られるのは面白いです。そうした育ってきた家庭環境を含め登場人物それぞれにあるバックボーンが詳らかに語られていくことで、現実にもありふれていると感じるようなエピソードでも独自の色が生まれて深く入っていけます。 また、晴海を担当するセラピストのアキトはその次の章ではまた別の立ち位置で違う側面を見せてくれます。仕事では誰かの支えになりながら、プライベートでは自分も他の誰かに支えられて生きている。この群像劇ならではのそれぞれのキャラクターの多面性を見せてくれる構成が、夜職などの華やかな面と現実の対照性とも非常にマッチしていて面白みを感じさせてくれる部分でもあります。さまざまな利用者やセラピストを始めその周囲の人物たちを通してそれぞれの物語を見せてくれます。 人間はつくづく幻想に生きているし、それでも幻想によって生きられるのならそれでいいと思います。ただ、幻想を追い求めすぎて幻想を見せてくれる現実の人間に縋り過ぎるようになってしまうと破滅の足音が忍び寄ります。それでも追い求めてしまうのが人間というものですが。強く共感できる部分もあり、共感はできないけど理解はできるという部分もあり。 近年は女性向け風俗がマンガで扱われることも急増してきたと感じますが、この『東京宵街シンデレラ』は最大手の「東京秘密基地」への取材も行いながら丁寧に描かれていることもあってリアリティがあります。 あとがきマンガにその取材の様子も描かれていますが、そこの元オーナーさんの浮世離れしたコメントの数々だけでも面白いです。 東ねねさんの絵もアシスタントの方が描く背景も非常に美しくヴィジュアル的にも人気を得やすいと思いますし、今後実写化などしてブレイクしていくことが大いに期待される作品です。どうして田舎で平穏に暮らさせてくれないの王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~ 岡達英茉 おしばなお 先崎真琴starstarstarstarstar_borderゆゆゆ聖女を害した罪で処刑となり、処刑前に相思相愛と思っていた王太子様に胸を刺されて死んだはずが、子供時代に戻っていた主人公。 生々しい記憶から、王太子とも聖女とも関わりのない生活を故郷の田舎でしようと思っていたのに、なぜかそうはうまくいかないようで。 二度目の人生、王太子の態度が悪すぎる。 聖女はなんだかやっぱり嫌な人。かわいらしいんだけど。 大どんでん返しで、ザマァで、ハッピーエンドになるんだろうなとわかっていても、不遇さがいたたまれない。 原作のほうも読んでみて、狂気の愛だなあと思ってしまった。読み進めるほどはまっていくと思う。テトテトテ 池谷理香子starstarstarstarstarPom トラックにはねられたと思ったら、拡声器が3人の目の前に。 毎日3人握手すれば、生きられる。簡単そうで初めて会ったばかりの人達。それは難しい。0時間際になると、拡声器が目の前に近付いてくるし、恐ろしや。 しかし控えめに言っても、読み応えあるし面白かった。 人付き合い苦手な子、社交的(に見える?)子、高校生の男の子。現実ではあり得ない出来事なのに読むほど引き込まれる〜どんな結末になるの〜 今のところ毎日握手出来てるけど、ここから話がもっと複雑化してくるとしたら、、人生、山あり谷あり。 どうなっていくのでしょう。新しいけどちょっとニッチすぎるかしこい男は恋しかしない 凹沢みなみstarstarstarstarstar_borderさいろくギャグなんだけどちょっとツボがニッチすぎる気がする、でも斬新で目の付け所はとても面白いなと。 1冊読み終わって思ったのはギャグ漫画に特化してったらすごい事になりそうなポテンシャルはあるけど、今はちょっと自分にはまだ刺さらなかったなというところ。 期待値が高すぎたかもしれない><性格0点な陰陽師探偵と追う、妹の失踪に隠された秘密 #1巻応援探偵の式神 田辺ゆがたsogor251ヶ月前に行方不明になった妹の衣緒理を探す高校生の桐形綴はとある場所を訪れます。 それが陰陽師である天ヶ屋七都が人形式神の矢千代と共に営む探偵事務所。 警察の捜索も進展がなく、陰陽師の力で衣緒理を探せないかと思っていた綴。 しかし、手始めに七都が能力を使って得られた情報は、衣緒理の反応が遺体や幽霊という状態すらみつけられない、すなわち、**衣緒理がこの世に存在していない**というものでした。 実は衣緒理の失踪には衣緒理の存在自体にまつわる秘密が関わっていました。 そしてその秘密は、七都たちがずっと追いかけていたある事件とも関連が…。 そんな繋がりから、綴を事務所で働かせて共に衣緒理の消息を追うことにした七都たち。 この作品は、実力は折り紙付きだけど態度は最悪な七都、そして思わぬ戦闘能力を秘めている矢千代と共に、 綴が衣緒理の失踪に隠された秘密に迫る様子を描く作品です。 1巻まで読了先延ばしばっかり先輩がうざい後輩の話 しろまんた名無し最初は楽しんで読んでたがあまりにも進展しない内容の繰り返しに中身の無さでさすがに飽きた 最新話で五十嵐がまた熱で寝込んで「お前その展開何度目だよ」って言ってしまったわ推しVはクラスメイト!? #1巻応援小暮くんは美少女V(♂️)に恋してる 流星ハニーstarstarstarstarstar_border兎来栄寿「マンガソムリエVtuber渋谷川トリカです 今日もご来店ありがとね 早速おすすめのマンガ、紹介してくね! 今回紹介するのはこちら COMICポラリスで連載中の『小暮くんは美少女V(♂)に恋してる』! 作者の流星ハニーさんは『五人のセフレとカグヤ王子』や『にぶんのいちボーイフレンド』などを描いてた方ね ポラリスでは『親友王子と腰巾着~推しの王子に求婚されて困ってます~』と同時連載中よ Twitterで描かれている「オタクが猫を迎えた」シリーズもかわいくて好き え、ポップン思い出す? わかるわかる〜 フィフネルの宇宙服めっちゃ好きー もしかしたら作者さんも好きだったりするのかな 『小暮くんは美少女V(♂)に恋してる』は現役JKギャルVtuberの春風ヒナタちゃんを神推ししてる陰キャ少年グレのお話なんだけどー 実はその中身がクラスメイトの陽キャイケメン幸原(さちはら)ヨウだった! っていう衝撃から始まるのね みんなだったらどうする〜? 推しVの中身がクラスメイトのパリピ陽キャだったら 絶望? 無理? 推しとは適切な距離を取って眺めていたい? うんまあそうだよねー グレくんも最初はそんな感じで死んでたんだけどー でもちょいちょいヨウくんから推しの影が漏れ出してきて混乱するのよ ヨウくんはヒナたんじゃない! って頭でわかっていながら 段々いろんなイベントで距離が縮まっていって 自分はヒナたんの何が好きだったのか? 見た目はもちろんかわいくて好きだけど 何よりもいつも笑顔で元気をくれる優しさに救われてたんじゃなかったっけ? ってなってくのね しかもその推しから一緒に美少女Vやらないかって誘われてもう大変 どんどん外堀を埋められていくグレくんなんだけど でもグレくんにもいろんな魅力があって それをヨウくんがしっかり見初めているっていう構図がすっごくいいのね グレくんがヨウを通してクラスメイトたちと少しずつ 打ち解けていくところとかは読んでてすごく良いなー 青春だなーって あとヨウくんの陽キャグループにいる景虎くんとか サブキャラクターもすごく魅力的で 私は景虎くん最推しかなー 何で推せるかはね〜読んでみて! 読めばわかるから! Vtuberをテーマにしてる作品だけど Vの文化とか基礎知識とかも読んでいる内にわかるようになってて Vに全然詳しくない人でも楽しめとと思う! あと流星ハニーさんの絵がめっちゃかわいい! グレくんがVになったときのハイテク女騎士グレースちゃんも すっごくかわいいからヒナタちゃんとどんどんコラボしてって欲しいなー あ、トリガーはワシが育てたおじさんスパチャありがとー 読んでみたくなったって? うん本当面白いから読んでみて! じゃあ今日の配信はこの辺でおしまい またのご来店お待ちしてまーす! ありがとうございました〜!」 (並行世界で行われた配信の様子)オムニバスホラー終末の箱庭 岬かいりstarstarstarstarstar_border宮っしぃオムニバス形式で進んでいくホラー系のマンガ マンガワンでたまたま見かけて読んだら、これは面白い!更新が楽しみな作品の1つです 物語としては単話毎で完結していて、その次の話と少し連動したりしなかったり スプラッタやグロというわけではなく、背筋をゾワゾワ這われる様なホラー系なので、個人的にはかなり刺さる 読みやすい作品なので、とりあえず1話読んでみていただきたいハル派? 漣派? #1巻応援ハルメイ 雨宮うりstarstarstarstarstar_border兎来栄寿大人気の『ハルメイ』連載マンガ版の1巻が発売となりました。元々、作者の雨宮うりさんがSNSで連作イラストとして上げていた一連の物語が『ハルメイ 雨宮うり ILLUSTRATIONーBOOK』として2022年に発売されており、それをベースにしたマンガとしての連載が2023年より始まりました。 高校1年生の主人公・橘芽衣と、幼いころから親しくしている近所の10歳年上のハル兄。タイトル通り彼女たちの関係性を描いた作品です。 ただ、こちらの連載コミック版では表紙絵が示しているように芽衣と同い年のもうひとりの幼馴染でその美貌が他校生の間でも話題となっているほどの漣との三角関係の色合いが強くなっています。 漣もまた、非の打ち所がないヒーローなんですよね。外見だけでなく性格も良いことがエピソードを通して描かれていて、もしハルがいなかったら心置きなく推せるタイプです。でも、このマンガ『ハルメイ』なんですよね……。漣は漣で幸せになって欲しいと心から願います。 なお、そんな漣の存在によって恋愛感情を意識し出して変わっていく芽衣の姿に危機感を覚えて大人気のない嫉妬を見せるハルはとてもかわいいです。 また良い少女マンガには良い友人キャラがつきものですが、芽衣の友人の環もナイスキャラで好感が持てます。 雨宮うりさんの絵が良いのはもちろんなのですが、少女マンガとしての呼吸もすごく自然体で上手さを感じます。 個人的に好きなポイントは、両ヒーローが決めシーンで少しだけ敬語になるところ。思わず口角が上がってしまいます。 少女マンガが好きな方、歳の差が好きな方、三角関係や複数のイケメンに同時に迫られるシチュエーションが好きな方にお薦めです。ムチャチョ―ある少年の革命―の感想 #推しを3行で推すムチャチョ―ある少年の革命― 大西愛子 エマニュエル・ルパージュstarstarstarstarstarleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ニカラグアというよく知られていない国での革命、同性愛、ガブリエルの 成長といった様々なテーマを高レベルでまとめられていると思った。 ・特に好きなところは? ガブリエルの成長と彼の心情に合わせて色彩が変わっていくところ。 エマニュエル・ルパージュは絵の上手さだけでなく色彩の使い方にも 長けているなと感心した。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ストーリーもそれほど難しくないのでバンドデシネ入門として 読む価値は充分にある。同作者の「チェルノブイリの春」もおススメ。エマとカピュシンの感想 #推しを3行で推すエマとカピュシン Lena Sayaphoum Jérôme Hamonstarstarstarstarstarleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ヒップホップとバレエと道が分かれた姉妹の成長が気になった。 ダンスの描写も迫力やスピード感がありながら、激しすぎないのが 心地よい。 ・特に好きなところは? 光の描写と徐々に成長していく姉妹の過程に説得力があるところ。 それを見守る周りのクラスメイトや両親も味があっていい。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ストーリーも絵の使い方もバンドデシネならではで日本の漫画とは 違った読み味が楽しい。未邦訳の7巻をKindleで買うほど気に入った。美しい貴族令嬢の、本質はもはや任侠では悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 白梅ナズナ 紫真依 まきぶろstarstarstarstarstarhooper言いたかった、どこかでタイトルの想いをぶちまけたかった。 まず、定番の悪役令嬢のざまぁモノでは重要なファクタとなる「見返すためのもっと上の男」が存在しない(出ては来る)。 色も恋もない、悪役令嬢による一直線の報復だけが描かれている。 そして復讐の動機となる、エミさんへのエミリア嬢の恩義がもはや、任侠のそれである。 「おやっさんがァ、おやっさんだけがァ、ワシに生きる場所をくれたんじゃあァ!!」 そんな広島弁マインドを胸に(※個人の感想です)、頭も切れるインテリヤクザチート令嬢の復讐には無駄がない。音速の巻きで勢力図を塗り替える。好き。 ヒロインのピナさんが一巻ではそこそこホラー顔で恫喝してきたが、ご安心ください、そのへんでゴロまくチンピラ程度です。 ちょっと違うけど「バチギレして無双で勝っちゃうBLACK LAGOON IF日本編鷲峰組」でキラキラなパティスリー作ったらこうなるんじゃなかろうか? また、「なろうの原作では本編後が真っ黒なんだけどこの辺漫画にできるの…?」という好点も気になる。 今後もネットで読んで紙版も買います!好きっ! 思いの丈をぶちまけられて、満足です。 環方先生の猫かわいい漫画ねこ、はじめました 環方このみstarstarstarstarstarNano小学生時代ちゃおっ子で環方このみ先生の「干支☆えとせとら」「いっしょにかえろ。」を夢中になって読んでました!懐かしい!当時から絵が可愛くて綺麗で、大人になった今でも思い出深い作家さんです。 そんな環方先生がいまめっちゃねこ可愛い漫画を描いている!!事故に遭った男子高校生が猫になって女子高生に飼われる話、という誰にでもとっつきやすいストーリーでかつめっちゃ面白い!男子高校生の自我をもった猫ニャオの心の声と可愛いけどちょっと変わった女子高生チカちゃんのやりとりがすごくいい。 そして前から思ってたことだけど環方先生の動物の描写がめちゃくちゃ好きです!リアルだし愛くるしいし、絵柄も可愛い!ニャオ(尚くん)は人間に戻れる日がくるのか、みたいなシリアスもいい感じに入ってて続きが気になる!グロテスクな漫画かと思いきや終末の箱庭 岬かいりstarstarstarstarstar_borderNano冒頭数ページで"そういう意味"でのグロテスクな漫画かな、と思ったらオムニバス形式でホラー漫画が始まった…ギターの画やばすぎる。魂呼び絶対危ないよなぁ、と思ってるけど主人公もそう言いつつそちら側にいっちゃったから自分もやりかねないなぁ…。 2話のダイスの言葉遊びも好き。けどやってることは激やばい。幸せって何だっけ…。 毎回冒頭だけ前回から続いてて全部同じ世界で起こっている出来事だと思うと…いやぁ、やっぱりグロテスク。けど歪で面白い。と思ったところで1話冒頭の言葉が自分に返ってきてうわ~~となりました。推し活、してますか #1巻応援エルピーと推しの生活 えるたまstarstarstarstarstar_border兎来栄寿webとはいえ『ちゃお』系列でこの作品が連載されている日本の未来は明るいなと思います。 学業と弁当工場でのバイトをこなしながら推し活に邁進する21歳の女子大生エルピー。 エルピーと地元が同じで中学時代の同級生でありエルピーによって沼に引きずりこまれたプ〜コ。 オタク歴の長い古参で経験豊富なチョキ単推しの年上お姉さんペチねえ。 彼女たち3人が「ジャンケンボーイズ」(通称:ジャンボ)を推して推して推しまくる日々の様子がコミカルに、しかしリアルに描かれる作品です。 絵はかわいくデフォルメが強くて小学校低学年くらいでも親しみやすそうな感じですが、彼女たちの繰り広げる推し活模様は″ガチ″です。 トレカやコースターの交換 ぬい ライブ前の物販 現場でのマナー 店舗別特典 リリイベ お渡し会 コラボカフェ 誕生祭 自作グッズやケーキ カラオケや上映会 などなど、推し活経験者ならいろいろな感情を持って″理解る″であろう様子が描かれていきます。 とりわけすごいなと思ったのが、大阪遠征編です。ヤコバ(夜行バス)での移動はまだしも、某地区の安宿の様子まで克明に描いているのはびっくりでした。繰り返しますが、『ちゃお』系列作品なんですよこれ。『ちゃお』系列で西◯が描かれることあります? 「2段ベッドとかたたみの部屋はあいてるし安い!!」 で笑ってしまいました。ちょうど、私も最近泊まったところですが、昔と比べると治安もだいぶ改善して宿も星野リゾートが進出するなど綺麗なところも増えたので女性ふたりで行ってもまあ大丈夫かなと思えるようにはなってきましたが。でも、そういう経験がまた思い出に残るんですよね。 何しろ、推しを推すことによって人生が充実してエネルギーに満ち溢れるのは素晴らしいことです。推しを推している人であれは、ジャンルを超えて共感が吹き荒れるであろう作品です。方言に憧れる時期、ある。あった。若語マニア★【描き下ろしおまけ付き特装版】 毬島しろPom 若かりし頃、この作品の小梅とは逆で関西弁って良いなぁ。って時期が自分にもありましたなぁ。。 なので、小梅が標準語に舞い上がってときめいてしまう感じが可愛いなぁと思いながら読んでました。 私は、小梅を想う山中さんの控えめさが好きでした。。優しくて健気〜。 恋に落ちたって、それすらも控えめだ。。 山中さん、最後は幸せそうで本当に良かったです。 若さんは天然っぽい所が良いのですかね〜。 一息つきたい時に、2巻完結でサラサラっと読みやすい作品でした。 岬かいり先生のイヤホラ大喜利終末の箱庭 岬かいりstarstarstarstarstarkuma「こんな世界はイヤだ!どんなの?」 このお題に対して、岬かいり先生が描いたオムニバス大喜利ホラー集だと思っていました。 ジャンルとしてはスプラッタやスラッシャーなどではなく、読後感が苦かったり後味が悪い「イヤミス」のようなホラー漫画、「イヤホラ」とでも呼べばいいのかな? しばらくオムニバスが続いていましたが、これらの現象の原因たる存在が表に出てきて、全体の縦軸が見えてきつつあるところで、今後の展開が楽しみです。彼女の運命を狂わせるのは人間の”顔”を奪う”人狼” #1巻応援狼とリボルバー 鈴木ゆうsogor25舞台は人間の “顔”を奪いその人間に成り代わる“人狼”が存在する世界。 村を守る警察官であるオトギを襲った怪物、それは、人間の“顔”を奪いその人間に成り代わってしまう“人狼”。 そんな彼女の絶体絶命の危機を救ったのは、現れたもう1体の人狼でした ルークと名乗るその人狼は何故かオトギの“過去”を知っており、 オトギの力になる、と村人に成り代わっていた別の人狼をあぶり出すのですが、 これによりオトギの運命は大きく狂ってしまうことになります。 オトギの心に暗い影を落とす彼女の“過去”やその“過去”とルークとの関係、 ルークがオトギのことを助けた理由、そして 村に潜んでいた人狼を見つけ出したオトギに襲いかかる悲劇、 様々な要素が次々に現れてはオトギの運命をかき乱してゆくダークファンタジーです。 1巻まで読了20巻買う人一応注意絶叫学級 転生 いしかわえみ名無し20巻の最後に、唯一少年誌に掲載された話が、普通に載っちゃってるけど その話が、少女誌向けに路線かえたのか、笑えないほど後味悪いし、一部に、モザイクとはいえど、コンプラ的にやばいシーンが載ってる 少なくとも、少女コミックに入れる話ではない 大人でも不快になったから、子供はやばいと思うポケットの中の君ポケットの中の君 冬野さほstarstarstarstarstar寸々松本大洋の奥さん、アシスタントとしても知られる冬野さほ。ポップでエキセントリック極まるコマ割りと画面表現で、読んでいると五感が研ぎ澄まされていく。少女の一瞬の表情を切り取るのが巧い。 「have a flavor of sun」と「she loves you」がお気に入り。<<34567>>