醤油と味醂だけで、野菜と肉から出る旨味でキメるのが煮物なんだよ!割と作りやすいレシピはコレかな。
今回稲田さんが提案する“フライパン煮物”は、「がめ煮」。フライパンは炒める、焼くだけでなく、実は煮物を作るのにもとても便利。底面積が広いので素材全体に火が通りやすく、料理時間短縮につながる上、深さのある鍋よりも煮汁が全体に行きわたって味のしみもよくなります!
まぁ、食べている時に、酸っぱい一品食べたいと思いません?
食漫画をある程度読んでいる人には、フフッてなる、お約束の展開で微笑ましくて良いですよね。
…で終わらしたい!でも、他のAmazonとかの感想を読むと、「このモラハラ野郎が!」ばかりでビビってしまったり。
食漫画をある程度読んでいる人には自明ですが、「いま、自分が食べているのは文化である」「いま、一緒にいる人と食べているのはコミュニケーションである」なんですよね。
この作品には、それが分かってない人と分かっている人が混在していて、分かっていない人が徐々に分かっていく、と言う展開が良いのです。ホントに性格に欠陥があって、モラハラする人、じゃなくて単に知らないだけ。知識の欠如とコミュニケーション不全を、食べることを通じて柔らかく開放する、と言うのは食漫画の基本なのですが(まぁ、『美味しんぼ』ですよね)、この作品もそれに忠実です。良いですよね。
後、「酒は雑に呑むな、大切に呑め」ですかね。
母親が丁寧に出汁を引いてくれた、作ってくれていた筑前煮の味の秘密が…、と言う小さいオチも良いのですが、いなかもののわたくしは、はぁ?フツー、筑前煮に出汁入れる?と前段階からキレてしまいました。
醤油と味醂だけで、野菜と肉から出る旨味でキメるのが煮物なんだよ!割と作りやすいレシピはコレかな。
今回稲田さんが提案する“フライパン煮物”は、「がめ煮」。フライパンは炒める、焼くだけでなく、実は煮物を作るのにもとても便利。底面積が広いので素材全体に火が通りやすく、料理時間短縮につながる上、深さのある鍋よりも煮汁が全体に行きわたって味のしみもよくなります!