はかばなし 原克玄
『ヒナまつり』著者の新作は女子小学生と入れ替わった殺し屋の話
J⇔M ジェイエム 大武政夫
『女子高生除霊師アカネ!』が別紙で連載していたので、てっきり移籍したかと思ってましたが、引き続きハルタでも新作が出てきたので作家ファンとしては歓喜しております。
おっさんと少女という構図は『ヒナまつり』同様だが、本作は殺し屋と家庭にトラブルを抱えた女子小学生。
それが、ある日、階段が落ちた衝撃で人格が入れ替わってしまい、女子小学生殺し屋が爆誕してしまう。
同時に、外面は強面の殺し屋だが、中身は女子小学生もできあがる。
といったように、外見と中身のギャップがすごく、全体的に絵面がシュールなのが特徴で、『ヒナまつり』同様、この作家独特の絶妙なクスリとした笑いを誘ってくれます。
(この作家さんでしか、摂取できない栄養がある気がする。)
とりわけ、女子小学生のほうが、いわゆる毒親環境なので、中身が殺し屋になったことで、母親との関係をどう変化させていくのか?が気になる。
今後が楽しみな作品です。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
凄腕の殺し屋と美少女小学生が入れ替わっちゃう話です。こんなんやり尽くされた設定じゃん!!と思ったのに、やっぱり大武政夫が描くとむちゃくちゃ面白い。
・特に好きなところは?
殺し屋でも教育ママに怒られるのは怖いんだなってところ。実はママのおかげで二人に連帯感が生まれているのかもしれない。
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
早く2巻が読みたいです!!!!