想像以上の作品にコメントする
往生際の意味を知れ!

市松くん、さり気なくイケメン

往生際の意味を知れ! 米代恭
ゆゆゆ
ゆゆゆ
長いまつげ、サラサラとした髪の毛、読み取れない表情、時々吐露される感情。 お人形さんみたいな容姿だけど、本心見せず要領よく人をあしらう元カノひより。 冴えない雰囲気の青年として描かれているものの、要所要所でさらりとイケメン、元カノへの未練たらたらな元カレ市松くん。 一緒に映画を撮っていたふたりが再会し、元カノが元カレに言った言葉。 「市松君に私の出産記録を撮って欲しいの。」 「だから市松君の精子が欲しい。」  そして認知もいらない、と。 なんてめちゃくちゃな。 OKしないと話は進まないんだけど、まさかのOKして、さらにまさかのシリンジ法を漫画で見ると思わなかった。 若いから、すぐすぐ妊娠しちゃうのかねえ。わからん。 あと、出産でもしもの事態が起こるとか、生まれた子が五体満足前提なのがちょっと気になる。 世の中どうなるかわからないもの。 老婆心働いて、余計なことを考えてしまう。 本編は妹や叔母が出てきて、ひよりの本心が描かれ、これから一体どうなるんだろうというところで3巻へ続く。 2巻無料でなんとなく読んでみたものの、これは無料分で満足できないタイプの漫画だ‥。
ふしぎの国のバード

外国人視点の開国後日本

ふしぎの国のバード
ゆゆゆ
ゆゆゆ
原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。
おうじょうぎわのいみをしれ
往生際の意味を知れ! 1巻
往生際の意味を知れ! 2巻
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