WORST外伝 グリコ 髙橋ヒロシ 鈴木リュータ 高橋ヒロシ
「糸目で京都弁」というだけで大ストライクなのに、お話も良いなんて!
スクールバック 小野寺こころ
<ログライン>
とある高校の用務員さんが、子供たちとやり取りする話。
<ここがオススメ!>
思わずジャケ買いをしてしまった作品。
見事にビンゴ。超好き。
なので、表紙だけで「ピン!」と来た人はまず読んでください。
きっとその「ピン!」は間違いありません。
表紙だけで「ピン!」と来なかった人に少しだけ補足します。
・学校物です。
・学生さんは基本的に優しいです。
・ただ、それぞれ悩みを抱えています。
・それはきっと大人から見れば取るに足りないことかもしれません。
・ですが、それは本人からすれば重大な悩み事です。
・そんな悩みを用務員の伏見さんが聞いてあげます。
・解決するかはわかりません。
・でも、「話を聞くこと」ができる大人な伏見さんが側にいます。
・糸目用務員の伏見さんは、超絶綺麗だし格好良いしです。
・説教臭さも学園物として見事なバランスです。
そんなお話です。
ぜひ読んでください。
<この作品が好きなら……>
・センチメンタル無反応
https://manba.co.jp/boards/168835
・氷の城壁
https://manba.co.jp/boards/187345
・四十九日のお終いに
https://manba.co.jp/boards/177179
用務員さんがちゃんと話を聞いてくれて、子どもと侮らずに対等に話をしてくれるところ。
それから用務員さんがにこやかな女性であること。
高校生、大人と子供の間にいる、思春期の生徒たちの悩みをベースにしたストーリーという中で、この2つが「スクールバック」をよりおもしろくしているのかな、と思った。
用務員さんの独特な個性も良いし、悩みとして挙げられている内容も良いし、悩みの解決方法も未来があって、ホッとする。
おもしろいけど何がおもしろいのかわからなかったのだけど、第三話の「青春フィルター」を読んで、そう思った。
私の通う学校には用務員さんと言われる人はいなかったと思う。
かわりに教頭先生がゴミ焼却炉の番をしていたり、お花を整えたりしていた。
考えたら、教頭先生もみんなに話しかけられる人だったと思う。