どことなく懐かしくて新しいファンタジー #1巻応援にコメントする

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かしこ
かしこ
1年以上前
売野機子先生は「MAMA」「薔薇だって書けるよ」を読んでからのファンで、ほとんど読んでいると言っても過言ではありません。だからこそ新作「君に会いたい」はゴリゴリの本格ファンタジーで驚きました…!元から多作な方だな〜と思っていたのですがここまでとは。かっこいいです。しかもどことなく懐かしい…オールドスタイルなファンタジーなのもキュンとするポイントです。 雪の国の王子様キスリムと火の国のお姫様ウルルは相思相愛の婚約者同士でしたが、キスリムが次期王として頼りないからとウルルの父から婚約を破棄されてしまいます。しかし2人は離れ離れになる直前に「お互いの国の真ん中で再会しよう!」と約束するのです。そして13歳で成人したキスリムは、王位継承位のない王子アルと、翼のないドラゴンと共に雪の国を抜け出します。 雪の国では過去に伝染病が流行した影響で木が一本もなく、王子達はほとんど隔離された状態で成長したなど、まだ真相が伏せられてるところもありますが、ストーリーはとにかく疾走感がすごいです。キスリムはとにかく真っ直ぐな男の子なので逆境に負けずグングン先を進んでいくし、ウルルも「お互いの国の真ん中で(再会しよう!)」と約束した通り、ただ待っているんじゃなくて城を抜け出して会いに行くガッツがあるんです。 そしてこれはものすごいネタバレになるんですが、1巻のラストで2人はほぼ再会できちゃってるんですよ…!!え〜早っっっ!!2巻どうなるの??!みたいな。続きが読みたくてウズウズしてます。
ふしぎの国のバード
外国人視点の開国後日本
ふしぎの国のバード
ゆゆゆ
ゆゆゆ
原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。
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