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想っているのに伝わらない、寂しさや悲しみの表現方法がわからない、だからすれ違ったり傷つけ合ったりするのは恋愛漫画でよく見かけます。
まわりくどいなんて感じてしまうこともありますが、そのまわりくどさを執拗に描いた作品は魅力的だと思いました。
愛してほしい、必要としてほしい。孤独な心を暴力とセックスで塗り潰そうとする青年たちが、美しく生々しく描かれています。
暴力、監禁、愛のないセックス……美しい青年たちに見惚れるどころか目を逸らしたくなる場面ばかりです。こんなふうにしか生きられない彼らの悲しみが浮かび上がってくるから、余計に生々しくて胸が苦しくなります。
ひたすら綺麗で平和で幸せな物語も素敵だけど、傷つけあってボロボロになって少しだけ光が射すような物語だって素敵だと思います。
わかりやすいハッピーエンドじゃないのが好きだな、と思いました。
『万事快調』のピアッシング描写が最高です。