【電子限定!描き下ろし特典ペーパー&雑誌掲載時のカラー扉収録】[私の少年]の高野ひと深最新作!ヤマシタトモコ氏推薦!!!【一緒に戦おう。クソみたいな世界でもがく私たちのクソみたいな毎日を知っている「私たち」がこの中にいる。】女であるゆえの生きづらさに、日々新鮮に絶望する諫早依知(30)。 仕事相手からのセクハラにも、変質者との遭遇にも飽き飽きだ。そんな彼女の元へ、元同級生の正木蒔人が突然会いに来た。 15年前の出来事の礼に来たと言う彼を依知は警戒するが、独特なペースで生きる蒔人は依知を全くおびやかさない。依知の護身のための奇抜な解決策を蒔人が提案したり、イレギュラーな事態に弱い蒔人の探しものを依知が手伝ったり。凸凹なふたりは互いに助け合う仲になっていき……?これは、現実を生き抜くあなたの手を取る物語。『私の少年』の著者が放つ、世界に風穴を開ける第1巻!
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今月号を読んでいると、デザイナーズベイビーを希望する内部生カップルがいますよね。おそらく高いお金を払って子どもを作るわけですから、学園を卒業したら、希望した両親のところに返されるのではないかと思いました。卒業していきなり独立してしまったら、両親にはなんのメリットもないので。
亜弦なんかは明らかに父親がいて、期待をこめて育てられていますよね。そして、中等部の入学式では、亜弦も蒔人も隣に親が座っていたので、依知もそうだったのかなと。
また、記憶を操作するとしても、ある記憶を消すのはできても、ない記憶を作って植え付けるのはむずかしいかな、と思いました。
依知も、「16歳ぐらいのときに母親が妊娠している(壱をみごもっているかもしれない)気配はなかった」と言っていたので、デザイナーズベイビーを希望した親には会っているのでしょう。
そんなわけで、まだ一度も出てこない依知の両親って? と気になりました。