気になる聖凪の頭の中は 小麦ムギ
輝きをとりもどせ!ズッコケ三人娘(アラサー)
さよならダイヤモンド 蛭塚都
『ゴゴゴゴーゴーゴースト』作者の新作とあって期待値MAX。
あの日思い描いていた理想の未来にはたどり着けなかった、かつての部活仲間のアラサー女三人が、もう一度立ち上がりサヨナラ逆転を目指す友情の物語。
必要以上に飾らず、ツッパらず、アラサー女の物語といいつつも属性関係なく人間の青春の1ページって感じで、カッコ悪いのにカッコいい。蛭塚都先生の見目麗しいキャラクターデザインのなせるわざでもあるようなきがします。
「私たちの延長線の幕が上がる。」という激エモフレーズに殴られてしまったので、これからの連載が楽しみで仕方ないです。
同居し始めたた孫娘と介護が必要な祖母のお話。
賢くて行動力のある小学生の女の子・さえが、新任の頼りない先生や認知症が進行しているらしい祖母に対して、ちょっと付き合っただけですぐ相手を理解(した気になっている)ところがリアル。
介護が必要な家族が家にいて何か話を「しなくてはいけない」気まずさとか…思わず自分が子供の頃を思い出した。
何の気なしで読み始めたけど、今の時代を反映しつつも大人びた女の子という普遍的な存在を描いたすごくいい読み切りだった。