童心を持った魔王の田舎暮らし。ユルさが絶妙。
ポンコツ魔王の田舎暮らし 渡邉ポポ
すばらしいユルさ。
かつ、一寸も疑うことがないぐらい平和である。
せいぜい陽キャの侵略によるコミュ障たちのメンタルを少し心配するシーンがたまにある、ぐらい。
作者の趣味であったりが盛り込まれているところもとても良いし、ネクターとか魔界村とか自販機とか文明との初遭遇もよい塩梅でバンチはこういうバランス調整巧いよなぁと関心する。
そしてなにより、絵が下手なようでめっちゃ上手い。最初の方はデフォルメもしきれてなくて描き込みも抜け感が少なめでただ上手かったりするので逆にぎこちなさが少しあるぐらい、めっちゃ上手い。
ドラゴンあたりからは抜くところが上手くなってきていると感じられて、すばらしく愛着がわく見た目のキャラクターたちの魅力に磨きがかかる。
あと魔王が普通に一番可愛い。
今後もずっと続いて欲しい作品の一つ。
イギリスでトップクラスのサッカー選手として活躍していた土分一(通称イチ)は、東洋の守銭奴と呼ばれるほど、金で移籍先を決める男。しかし、イチのエージェント・九条が決めてきた次の移籍先はなんと…日本の底辺チーム・ロセウスだった。ロセウスはリーグ最下位&消滅寸前でスポンサーから宣告された猶予は2年。その対策として前代未聞の金額でイチを救世主としてチームに呼んだのだった。
イチはサッカーにおいてはチームメイトにも、もちろん自分に対してもとてもストイックのようです。そのためチームメイトから距離を置かれがちなのですが、今回ロセウスではボールを"つなぐ"リンクマンを任されます。
底辺チームの選手達と上手くやれるのか。
イチの役割を指す「ファイナルリンクマン」とは。
そしてやけに物腰の柔らかい老人のローワン監督は謎が多い。