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精神科ナースの仕事って、本当に本当に大変なんだなぁとしみじみ感じた。
患者さんの小さな変化に気づいて命を繋いでいく。
あるお話では、
自分のお腹に包丁を刺した自殺願望の男性は、命を取り留めた夜、病室を抜け出しベンチにぽつんとすわっていた。夜野さんは、隣に座りただただふたりで月を眺めている。そして、患者さんは、「ありがとう。」と言い残して病室に帰っていく。『沈黙の会話』と言うものがあると先輩看護師から教わる。翌日、その患者が、自宅に鍵がかかっていないことが心配になり、帰宅したいと申し出る。自宅に戻ると畳が血まみれになっていて「なんでこんなことしたんだろう。」とつぶやく。
心の病気って自分が自分でなくなること。
心に寄り添ってくれる人がいるだけで、人生は開かれていく。
奥深い心の病気の事を、わかりやすく知ることができてよかった。
水谷先生ありがとうございます。