久しぶりに大興奮した新連載!にコメントする

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名無し
1年以上前
物語の舞台は今は昔平安時代。 橘家のお姫様光子は、こよなく 愛する弟君の花嫁を屋敷にて待ちかねていた。 地味で漢文に秀でている、さして美しいとも聞かぬ義妹。しかし屋敷に現れた弟嫁は、ふわっふわのロングウェーブに鮮やかな唐衣を纏った、あからさまに女子力の高い美女だった。 しかもその美女にはとんでもない秘密があって? のちに一世を風靡する清少納言のお話ですが、 歴女としてあさきゆめみし、イシュタルの娘うた恋、風光るをはじめとする新選組ものなどを読破してきた自分が、久しぶりに続きはまだかー!と叫びたくなった作品。 本当にBeLOVEが月二回刊行されてよかったと心から思う。 作者Peachpitといえば、ローゼンメイデンでお馴染み魅力的な美女やある種退廃的なストーリーを描かれることで有名。 その作者が、容姿心映え、ともに歴代最高峰の美女である皇后定子様をどう描くのか見物である。 また、当時の朝廷は、身分容姿ともに完璧すぎるイケメン男子で溢れていた。 光源氏のモデルの一人とも言われる超絶美男子藤原実方、身分高く容姿も抜群、声までよいときて時々清少納言にはすねる(しかもこどもっぽく)藤原斉信。 そして能吏であり、人が土下座してまでその書を所望する真面目系無愛想イケメン藤原行成。 朝廷の女官たちの憧れであり垂涎の的であったイケメン男子たちと、清少納言の機知溢れる優雅こそはこれよ、なやり取り。 それを作者がどう描かれるのか。 ぜひ今後とも正座待機して続きを心待にしたいものである。
名無し
1年以上前
拝読しました。 ここからは、かなり主観に偏った自己満足な批評が始まりますので、ご承知くださいますよう、お願いいたします。 私は、この作品と同じ時代を扱った、「うた恋い」という作品がとても好きです。 うた恋いには作品の中に「想い」があるからです。 平安時代という、現代とは全く価値観の異なる世の中にある、【現代の私たちの苦悩】あるいは【私たちの葛藤】。 どこの時代の人も、みんな自分の人生に惑っては正解を見つけ出そうとする。 本当はどんなに悩んでも、誰もが認める大正解なんて見つけられないけど、それでも自分の中での最高の正解を見つけられた、そういう人物たちの話を、平安貴族の人生を通して私は見つけられました。 だから、うた恋いが好きでした。 ただ、ただ、美しい絵や楽しい笑える、スカッとする物語は今の世の中にたくさんある。 でも、その中でも長く人の心に、【正解の一つ】として残り続けるものが、私は好きでした。 という、どう考えても偏狭な、変質的な持論好みを持つ私には、正直申し上げてなかなか今回からは雲行きが怪しくなってまいりましたorz まず、設定を整理すると、 ・あの初回に出てきた世界最高峰らしき美女は定子様ではなく、諾子のお姉ちゃん ・そのお姉ちゃんと、グッドルッキングガイはもと婚約者 ・なんかこう、秘密があって諾子は性別がそうなった形 整理してみたんだけど、わりと難しい…。 まず、お姉ちゃんという設定だと、歌の家の清原家のお嬢様ということになり、 私の一番の萌えポイントであった 【あの後ろ姿の美女=定子様】説が覆されてくる。 清原家は貴族ではあるけれど、定子様のご実家に比べたら格は落ちるし、 何より定子様は皇后で帝の正妻だったから、グッドルッキング実方の婚約者ではない訳で。 個人的には、清少納言が憧れる、と言ったら定子様しか思い浮かばないので、彼女が作中で憧れる人物が清原家のお姫様で、グッド皇帝実方の婚約者、という時点で、かなり??となった。 初回では諾子はその憧れの姫には会ってない、 となっていたはずなのだけど、お姉ちゃんなんだからさすがに会ってるはずで。そのあたりもなんだか掴みきれなかった。 あと、実方様いらしたんだから、個人的には家から出てほしい(笑) あの橘家の中でのみ、物語が進んで秘密が明かされようとしている。 朝廷うろついたり、寺院参詣したり(笑) 秘密があって、それが明かされればまた違った展開を迎えるのはわかるんだけど、そこまでがかなりもたついているイメージがある。 あと、すごく些末なことなのだけど、口調が諾子わりと変わるというか、統一性がとれてないような時をふと見受ける。 私の勘違いなら申し訳ない。 とりあえず、私の主観は以上です。 私の求めているガチ勢的な【わたしゃこう生きとるねんよ見てみ!】系ではないかもしれないので、そういった、漫画にあまりにも深い意味を求めすぎる系統以外の人は楽しめるはずです。 長々と失礼しました。
清少納言と申します

史上最高に"フリーダム"な清少納言! #1巻応援

清少納言と申します PEACH-PIT
sogor25
sogor25
平安時代。それは戦国時代・幕末と並ぶ日本歴史上の三大フリー素材の一つ。「とりかえ・ばや」のように平安時代独特の雰囲気を最大限に保った状態でオリジナルのストーリーを繰り広げているものもあれば、「姫のためなら死ねる」のように最低限の史実だけ乗せてあとは縦横無尽に自由に描かれている作品もあり。ではこの作品はどちらなのかというと、圧倒的に後者である。 橘則光の嫁として登場したのは、ふわふわのファーのついた唐衣と葦で作った"目の前を覆う御簾"という体のサングラスを掛けた清少納言(作中では清原諾子(なぎ子)として登場)。そして彼女に対峙した則光の姉・光子は正装した則光に対して「いとエモし!」と言ったり、心を乱したときにアロマを焚いたり。。。そんな感じで、平安絵巻の形を取りながら現代のセンスをフルに織り交ぜて描かれている作品。さらに話が進んでいくとなぎ子のとんでもない秘密も露わになって、ハイテンションなドタバタが加速していく。自由奔放ななぎ子、彼女を"嫁"と認められない光子、そして優柔不断ながら実はなぎ子に負けず劣らず独特な感性を持っている則光、切れ味鋭いコメディをやりつつも結婚を巡って謎の攻防を繰り広げるこの作品から目が離せない。 1巻まで読了
佐藤史生 傑作短編集 夢喰い

少女マンガSFを進化させた名手の珠玉の傑作選 #1巻応援

佐藤史生 傑作短編集 夢喰い
兎来栄寿
兎来栄寿
『総特集 佐藤史生』と同時発売となった、佐藤史生さんの傑作選です。 代表作のひとつ「金星樹」から始まって、 「レギオン」 「阿呆船」 「夢喰い」 「バナナ・トリップに最良の日」 「羅陵王」 「塵の天使」 「一角獣にほほえみを」 の8つの物語が収録されています。 また、巻末にはデビュー前にスケッチブックに描いたものもいくつか掲載されています。 まったく佐藤史生さんに触れたことがないという人に、最初に渡す1冊としては非常に良いものでしょう。 石ノ森章太郎さんと同じ高校の出身で、水野英子さんの「星のたてごと」を小学生のころに読んだのが原点という佐藤史生さん。 『総特集 佐藤史生』の方では、いわゆる大泉サロンに佐藤史生さんが出入りし、やがて自身の専属アシスタントも務めるようになったことや、60手前にして亡くなってしまった後のことなども萩尾望都さん自らがマンガで描かれています。『一度きりの大泉の話』で語られた以上の過去のお話はもう聞けないかと思っていましたが、こんな形で、こんなにも強く切なる想いの丈を知ることになるとはと目頭が熱くなりました。 佐藤史生さんはどちらかというと読み手として満足していた部分があったそうで、デビューは26歳と当時としては遅咲きです。しかし、そのデビュー前に描かれた「一角獣にほほえみを」などを読んでも非凡な才気が溢れているのは明白です。 表紙にもなっており代表作『ワン・ゼロ』に繋がる「夢喰い」や、SF専門誌に掲載された「阿呆船」なども今改めて読んでも完成度に唸ります。「金星樹」のラストは言うに及ばず大好きです。 メカを描くのは苦手だったそうですが、それを補ってあまりあるSFや神話などから広く着想を得た魅力的で壮大な世界観。そして、あくまで少女マンガにこだわりたいという想いからこめられている少女マンガ特有の繊細で美しいロマンティシズム。カラーもモノクロも絵が美しく、コマ割りのリズムも非常に巧みです。 70年代に高度に発展した少女マンガ、また少女マンガの領域におけるSFの遺伝子を色濃く継承し、発展させ後世に繋いだ第一人者としての卓抜した力量を存分に感じさせてくれます。 6月28日から米沢嘉博記念図書館でまた新たな原画展も始まるそうです。 この一連のムーブメントを機に、特にSF好きの方は触れてみてはいかがでしょうか。丁度先日、今年の星雲賞が発表されましたが、ノミネートまではされたものの1度も受賞していないのが不思議なくらいの方です。
せいしょうなごんともうします
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