ドカ食いダイスキ!もちづきさん まるよのかもめ
ちょっとでもマシな生き方を選ぶ
ダーウィン事変 うめざわしゅん
もっとポップなヒーローコメディかと思って読み始めたら全然違いました。
聖者じゃなければ凡人もシリアルキラーも一緒だとは思わないだろう、とか、キャベツやアリが痛みを感じるかはわからなくても牛が痛みを感じるのは明確だろう、とか、セリフが非常に印象に残りました。今よりちょっとでもマシな生き方を選ぶという考え方から目を背けちゃいけない。
チャーリーの淡々としたスタンスにとても勇気をもらえます。
快活な女子高生・夏がヒップホップダンスに憧れて入部した「ダンス部」は実は社交ダンス部だった。同時にアニヲタでネクラな男子、端場くんがイジメッコのせいで社交ダンス部に入部届けを出されてしまう。正反対の2人がこのダンス部でペアを組むことになって…という感じです。とりあえずまあ青春してます。
いつもだるい感じの女部長や、そんな部長が大好きなメガネ君など、ステキな先輩たちも見ていて幸せになります。
読み終えた後は、清清しくも少し切ない気分に。
男性漫画、少女マンガ、BLと幅広く描いてきたヤマシタトモコ先生ならではの部活もの漫画だと思います。