地獄の田中1年以上前編集大友克洋の作品集。初期の方は金もないし女にもモテない学生のアングラチックな日常とかバンドマンとかヤクザとかの話が多いし、「GOOD WEATHER」にもそういう話はあるが、「信長戦記」とか「CHUCK CHECK CHIKEN」は時代劇の漫画で珍しいなと思った。 信長戦記は「戦国自衛隊」の逆っていう感じで、戦国時代の武将たちがタイムスリップしてきて襲ってきた…っていう始まり方。時代劇っぽさがありながらSFも少し混じっていて結構面白かった。やや「気分はもう戦争」のような気配もあるかも。「CHUCK CHECK CHIKEN」もっとコテコテのドタバタ時代劇って感じ。 表題作の「GOOD WEATHER」は雨が降る寸前の海の家の話だけど、読後感の良い情緒的な話。 全体的にコミカルな調子があってダークさはあまりない。結構好きだった。 ただ、絶版で値段も高いので、大友克洋が大好きなら良いと思うが、少なくと「童夢」「AKIRA」的な話はないのでそこに期待しているのなら違うと思う。 「気分はもう戦争」から戦争テイストを抜いた感じかな?(違うか)0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ大友克洋短編集。収録作品は『CHUCK CHECK CHIKEN』『トウキョウ チャンポン』『信長戦記』『GOOD WEATHER』『愛の街角2丁目3番地』『VIRGIN SHADOWに一番乗り!』『カツ丼』『SO WHAT』『アメリンゴ』『BOOGIE WOOGIE WALTZ』続きを読む
大友克洋の作品集。初期の方は金もないし女にもモテない学生のアングラチックな日常とかバンドマンとかヤクザとかの話が多いし、「GOOD WEATHER」にもそういう話はあるが、「信長戦記」とか「CHUCK CHECK CHIKEN」は時代劇の漫画で珍しいなと思った。
信長戦記は「戦国自衛隊」の逆っていう感じで、戦国時代の武将たちがタイムスリップしてきて襲ってきた…っていう始まり方。時代劇っぽさがありながらSFも少し混じっていて結構面白かった。やや「気分はもう戦争」のような気配もあるかも。「CHUCK CHECK CHIKEN」もっとコテコテのドタバタ時代劇って感じ。
表題作の「GOOD WEATHER」は雨が降る寸前の海の家の話だけど、読後感の良い情緒的な話。
全体的にコミカルな調子があってダークさはあまりない。結構好きだった。
ただ、絶版で値段も高いので、大友克洋が大好きなら良いと思うが、少なくと「童夢」「AKIRA」的な話はないのでそこに期待しているのなら違うと思う。
「気分はもう戦争」から戦争テイストを抜いた感じかな?(違うか)