JJM 女子柔道部物語
すいません、認識あらためます。
JJM 女子柔道部物語 小林まこと 恵本裕子
酒チャビン
酒チャビン
わたし、小林まこと先生がわりかし好きで、1・2の三四郎や柔道部物語など、傑作中の傑作だと思って愛読させていただいていたのですが、こちらの「JJM 女子柔道部物語」(以下「JJM」といいます)は完全にバカにしてました。 けっこう最近は70年代〜80年代のヒット作の続編が謎に連発されていて、自分の中でちょっとどうなんだろうという気持ちがある中で、JJMの第1話が無料になっていたので読んだのですが、JKがペンギン歩きしてて、チョロっと三五が登場するみたいな感じだったので、こりゃないな、と完全にナメてしまっていました。実在の選手の物語ってのも引っ掛かってたんですよね(オリジナルストーリーを希望してました)。 そんな中、なぜかは忘れましたが、1巻を読んでみようということになり、読んだら圧倒的に面白い!!!さすがすぎる筆力!!!お得意のギャグも快調ですし、本筋のストーリーも面白い!!!!しかも最近のエンタメ業界にありがちな引き伸ばしなどなくテンポも軽快!!まじですいませんでした。連載中に気付けて良かった・・・ さり気に三四郎も柔道部物語も連載中は知りませんので、好きな小林(ま)作品を連載で追うっていう経験は初めてです。イブニングという正直名前だけ聞いたことあるレベルの雑誌での連載にはなりますが、完結までしっかりと追いかけたいと思います。もし何かしかの大会で主人公が優勝するようなことがあれば狂喜し、敗退したら悔し涙を流したいです!!
降り積もれ孤独な死よ
予想つかないスリリングな展開にひきこまれる
降り積もれ孤独な死よ 伊藤翔太 井龍一
六文銭
六文銭
4巻なのですが一瞬でとけました。 ミステリーやサスペンスって、自分はちょっとダレることがあるのですが、(注:内容が悪いのではなく、自分のIQが低いので登場人物が多すぎると覚えられない、展開が理解できないといったことがしばしば起きることによる)本作は、全くそんなことなく、4巻まで一気にいってしまった。 とある別荘の地下で見つかった大量の子どもの遺体。 この別荘の主人である「灰川十三」に対して、児童虐待の容疑で捜索依頼が出される。 しかし、捜査を続けていくと、そもそも彼は身寄りのない子供や、実の親から虐待を受けていた子供を預かり育てていたことが判明。 その証言をしたのは、かつて彼に育てられたという子供たち。 皆一様に、父として慕い、子供を殺すようなことはしないと言う。 では一体だれが、何のために? 別荘の死体 灰川十三の正体 彼をかばう子どもたちの真意 とにかく謎が多いまま進むのですが、息もつかせない怒涛の展開で、 特に、灰川を探す→灰川が出頭してくる→!!(※ネタバレなのでふせます)の流れは、予想もつかなくて、何度もみてしまいます。 毎巻ビビらされますし、終わり方も気になって、とにかく先がきになってしょうがないです。 ついに、灰川の生い立ちまでたどり着き、どことなくクライマックス感が高まってきましたが、展開によってはまだまだ続きそうで、早く真相が知りたいような、終わってほしくないようなもどかしい気持ちで読んでおります。 いずれにせよ続きが気になってしょうがないので、一気読みをおすすめします。
誰も知らんがな
これが令和のホームコメディや! #1巻応援
誰も知らんがな サライネス
かしこ
かしこ
東京でそれなりの成功(タワマンの6階に住むなど)を収めたものの、なんとなく日々の生活に面白みを感じなくなったタイミングで実家の旅館を潰す話になり、それなら私が継いじゃるー!と長女が奮起したのをきっかけに次女と末っ子長男も加わって、バラバラだった家族が一丸となって寂れた海辺の町の旅館を再建させようとする…と説明すると大袈裟ですが(笑)、要はドタバタホームコメディです!! 電子書籍化してるサライネス作品を全て読んでおさらいして待ってたので1巻の発売が本当に嬉しい。なんとなく長〜く続くお話になりそうな予感がします。初めてサライネス作品を読む人でも第1話のおいでやす小田が出てくる辺りで「この漫画なに?!」って引っかかるはずだし、そこから読み続けて隠し子とか不倫とかスキャンダラスなワードがバンバン出てきてもどこかのほほ〜んとしてる登場人物達のことが絶対に好きになるはず! 私はタワマン生活してたアリィお姉ちゃんの「アレクサ電気消せ!」の一言でもう心を掴まれましたね!あと再推しはキヌエおばちゃんです。ハムカツ食べたい!!あとタイトルでエセ関西弁使ってすみません…!
FACE OFF!!(読切)
期待の男子ラクロス漫画
FACE OFF!!(読切) 上野海
名無し
今週のイブニングの読切。タイトルだけ見てホッケー漫画かなと思ったらまさかの男子ラクロス漫画で驚きました。ラクロス全日本クラブ選手権って本当に存在する大会なんですね。 ラクロス(しかも男子)という題材からしてすでに面白いですが、中身も「試合に勝ち、大学時代の先輩から1点取れたら好きな人におっぱい揉ませてもらえる」というド王道な古き良き(今の時代の価値観とはズレてるかもしれないけど)内容でわかりやすくてよかったです。 なんというか…ヘタに完成度の高い「王道スポーツ漫画」の形になっているだけに、どうしても名作スポーツ漫画と比べてしまい絵の粗が気になってしまいました。 (決めゴマの遥人の顔はどれも熱くてよかったですが、全般的によくある綺麗すぎるデジタル絵という感じで、線に勢いがなくて塗りがのっぺりした感じ) ストーリーが邪道だったりコメディ多めだったら画力は問題にならないですが、王道を描くならやっぱ大御所と同じくらい高い画力で熱量を感じる素敵な絵がみたいなと思ってしまいます。 いったい何様だよ…という視点で感想を描いてしまいましたが、漫画家のなかでもスポーツ漫画を描ける人って本当に一握りの実力がある人だけだと思ってるので、この先の活躍をメチャクチャ期待しています!! http://www.moae.jp/comic/reiwaproject/20