あらすじ
川柳が一等好きだという定廻り同心・五七五郎(いなごろう)の目を通して、江戸の人々の暮らしと四季の移ろいを描く、傑作人情コミック。収録作品:つれづれ草子春の章/十九年娘をもった……/桜(ハナ)ありてつらき浮世も……/つれづれ草子夏の章/夏の夕遠雷の音(ネ)も……/ふんどしを故郷にかざる……/つれづれ草子秋の章/ありがたき女房なれど……/秋風に背中(セナ)の匂いを……/つれづれ草子冬の章/仇討ちは家族ふたつを……/富の札手にしただけで……/大江戸うんちくコミック
あらすじ
古典の定番・随筆「枕草子」を、教科書に載っている内容を中心にまんが化。宮中で清少納言の生活、感じたことから、平安時代の貴族の暮らしやものの考え方を知ることができる。コラムも充実。初めて「枕草子」を読む人でもすらすらと読め、古典入門に最適。
あらすじ
浅見家恒例の新春カルタ会に、「カルタ女王」こと朝倉理絵がやってきた。宮城県多賀城市出身の彼女は、3年前、歌枕「末の松山」の地として名高い宮城県・宝国寺の松の下で父を殺されたと光彦に打ち明ける。しかし、殺人事件の手掛かりも物的証拠もなく、事件は迷宮入り目前だった。話を聞いた光彦は、短歌や俳句が趣味だったという理絵の父が遺した手帳へのメモ「白浪 松山を越ゆ」を手掛かりに、事件の真相を探る旅に出る――。
あらすじ
川柳道場【虎の皮】では、厳しい掟が全投句者を支配している。「死んでも川柳を後世に残せ」これである。「新しい発見をせよ。笑わせよ」これである。別に家元制を敷いているわけではないが、「私のことを師匠と呼べ」これである。「私とは業田良家である」あ、これはカギカッコせんでもよろし。ビッグコミックオリジナル誌上で、川柳漫画家としての地位を不動のものにした私は、図に乗って同誌上で読者からの川柳作品を公募したのであった!!
あらすじ
▼第1章/置くだけで自転車カゴはゴミ集め ▼第2章/牛乳は人のスキ見てふきこぼれ ▼第3章/防犯のカメラの前でいい子ぶり ▼第4章/いつの間に受話器コードは身をよじる ▼第5章/証拠なし娘の頃はもてたのよ ▼第6章/遊園地長蛇の列は折りたたみ ▼第7章/形状を記憶喪失した女房 ▼第8章/賞味期限切れても食べるいい加減 ▼第9章/金がないモデルハウスで思い出し ▼第10章/自殺者で株を上げるは景勝地 ▼特別番外編/赤瀬川タミ子の章 [ゴーダ式百年川柳実戦講座] ▼その1/川柳作家はガリレオだ ▼その2/発見と拡大鏡 ▼その3/百年川柳、最低のルール ●登場人物/ゴーダさん(作者の分身)、赤瀬川タミ子(主婦。いつも後ろ姿しか見せない天才的川柳家)、品川勇一郎(ひねった川柳で両親の離婚を止めた驚くべき4歳児)、みち子(いつもダイエットに挫折する女性)、木島均(同級生との恋の悩みを川柳に託して語る男子学生) 他 ●本巻の特徴/たとえば、現在の日本ではなかなか感じることができない「かいがいしさ」について……。ある日、ガソリンスタンド(G・S)で働く若い女性に接した男(おそらく平均的なサラリーマン)は、今や日本では“絶滅”したと思われた「かいがいしさ」を体験する。そこで、一句。『G・Sで「かいがいしさ」を思い出し』。そして、男は帰宅してから自分の妻にボソっとつぶやく。「おまえ ガソリンスタンドで働いてみる気 ないかい」………倦怠期にある夫婦の寂しくも哀しい生活を川柳で切り取ってみせたこの作品以外にも、“人生の悲哀と喜び(?)”を「川柳+コミック」で表現した作品を満載!! ●その他のデータ/赤瀬川タミ子独占インタビュー、川柳索引