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高身長、資産家、イケメン、イケボ、毒舌、人間嫌い、ペット好きの志信さんと、雑種の犬に似ていると言われたペットショップでアルバイトする大学生の僕が、ペットにまつわる「事件」を解決していく。
人嫌いなので、最低限の相手としか喋らない志信さんだけど、ペットにまつわる事件解決のためなら外へ出かけるし、他人と喋る。ただし、主人公経由で。免許もないので、主人公に運転してもらう。
30近い男が19歳に頼る。これも適材適所か。
本編はペットショップを憎む人の話を読んで、都会は餌と身の回り品しか売っていない、生体なしのお店もあるよねと気づいた。
過激な団体の話も聞くし、ペットショップへの嫌がらせは本当にあるのかもしれないなと思った。
猫の話は忠犬のような素敵なお話ね、と大団円で終わったけど、花壇を荒らされる家は何も解決していないのがもやっとした。
猫の行動をそのまま受け入れるという結論なので、たしかにすべて解決はしないのだけど、どうにかしてあげられないものか。
庭を荒らされているこの家の人が、この先さらにひどい猫嫌いになって、餌やりをしている隣家と険悪になるような、描かれない未来がある気がして。
もしくは、保健所に今度こそ連れて行くかもしれないと想像したりして。
うまく噛み合わなかったものは、謎解きの力を持ってしても、どうにもならないんだろうか。