主人公の不倫女も、その相手の不倫男も、読めば読むほど「典型的」でした。とくにびっくりする展開も起きず、不倫した側が何かしらの制裁を受けることもなく、バレて怒られたから反省して不倫をやめた、というオチです（相手が客だったというのは大きかったと思う）。
表紙に「妻バレでも別れてくれない」と書いてあったので、バレたあともドロドロ展開が続くんだろうなと思っていたのに拍子抜けです。でも夫は１ミリも反省してないと思うので主人公と別れたあとも相手を見つけて繰り返してたでしょうね。
バレて反省した主人公もそれで終わりではなく、犯した過ちは自分のその後の人生に悪いかたちで影響するという描写があったのはよかった。

このマンガ、他人の不倫エピソードを読んでわー！ってなるためではなくシンプルに不倫はするな！という啓発本だったのか？と今になってちょっと思いました。そのくらいエピソードとしては普通です。