ネタバレ
名無し

思うように上手く行かないけれど、何が原因かわからない、
いや本当のところは自分に原因があることがわかっているのかもしれないが、夢見がちで自分を責めたくないから、上手く行かない原因は自分ではない部分のどうにかできそうなところにあると思って執着してしまう。
そんな主人公の話。

マナーとか暗黙の了解とか社会常識等、そういったことはきっと今までも人から嫌になる程聞いて、そして聞き流していたり、わかったふりをして無視し続けてきたんだろう。
途中で憧れる人に対しても、本人そのままを憧れているのではなく、自分を助けてくれる存在に憧れている描写がある。主人公を助ける言葉以外は聞こえないように描かれている。
ノースリーブで脇毛があること以外にも、顔がスッピンだったり、服に反してヘアスタイルはなにもしていなかったり……。周りに注意してくれる存在はいなかったのか、あるいは聞いていないのかは不明だけれども……。

無計画で衝動的で行動的ということは、方向性を間違うと大変な目に遭うということがよくわかる。

プライドが高いと自分の行動を疑うなんてできず、むしろ自分は頑張っているのだから報われるべきとすら考えてしまう。

最後はそれでも間違いを認めてお金を返すことができて良かった。そこから修正することができるんじゃないか?と拒絶の言葉から希望さえ抱くことができる。

恐ろしい話だった。自分でもこういったことが少なからずあるのではないかと考えてしまって笑って読むことなんてできない。

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