レトロの片隅で

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ゴラク読んでたら昌原光一の絵が出てきて嬉しい驚きだった。

20代の頃からずっと、超有名大ヒット漫画家(70歳)のもとでアシスタントとして働いてきた3人の女性。

お年を理由に先生が引退されることとなり、社会と隔絶された「少女漫画村」で生きてきた女性たちはアラフィフにして人生の岐路に立たされる。

ネルちゃんは田舎に帰り実家の手伝いを。
ハルさんは音信不通。
そしてナミさんは初めて履歴書を書き(10歳サバを読み更に経歴詐称)レトロ玩具屋で働くことに。

毎回2話ずつ掲載してほしいくらいよかった(笑)。
ずっとアシスタントで人生を終えると思っていた人が新しい場所に飛び込んで新しい人に出会い、自分の中が何かが変わるって素敵なことだと思う。

半年前まで現役で描いててアニメ化までしてた大御所が引退したなんて漫画界は騒然としてるだろうな…。

「先生に捧げた私の人生って何だったんだろう」と一話からハルさんが言ってますが、正直なぜ悩んでいるのかわかりません。

どんな業界でも約30年近くその道一筋で勤め切ったら立派です。
早めに定年が来たようなもので、むしろ普通の会社勤めの人より「あの大先生の作品のここは私が書きました」と単行本を見せれば自分の功績が誰にでも見え、しかも死んだあとも残り続ける素晴らしい経歴ですよ。

もちろん、それ以外の道を考えずに生きてきた人が急にそのキャリアを断たれたら困惑するのも理解できますが。

いち漫画好きとしてアシスタント三人娘の皆さんには自信を持ってご自身の人生を誇りに思って欲しいです。

突然の定年にガクッときたんじゃないかな三人娘は
階段がまだあると思って踏み出すと無くてビクッとする感じの
何百倍もショックだと思う

だんだんお店に馴染んでいってるのが微笑ましい。
漫画家の仕事場はたしかに異世界かも

いつも店内の
ショーケースに入ってる人形見るのが
楽しみです。
今回はキングジョーとアントラーもどきを
発見!

先生の引退で、お花畑の少女漫画村から
世間に放り出されたのが51歳、
生きるためにレトロ玩具店で働きだした
元漫アシ ナミさん。
何とか居場所を見つけて、それなりに
充実した毎日を送りだしたみたいで
ホットしちゃいます。

こういうお店の「一期一会」は
よくわかる。
古本屋でも「今度でいいか」と買うのを
躊躇うと次来た時は無かったりするもの
なぁ…。

この作品とても好きなんだけど
他のゴラク誌のどぎつい作品に
埋もれて、余り読まれてないのかと
思ったけど、結構推しコメントが
あって嬉しい♪

もしも、東京

もしも、東京

20人の漫画家、20の「東京」。【収録作品】(著者あいうえお順) 浅野いにお [TP] 安倍夜郎 [我が心の新宿花園ゴールデン街] 石黒正数 [密林食堂][もしも東京] 石塚真一 [Tokyo Sound] 市川春子 [TOKYO20202 GOURMET/SPOT/HOTEL] 岩本ナオ [海が見える大井町] 太田垣康男 [the next day] 大童澄瞳 [East East] 奥 浩哉 [東京フィレンツェ化計画] 小畑友紀 [願い] 黒田硫黄 [天狗跳梁聖橋下(てんぐのあそぶはひじりばしのした)] 咲坂伊緒 [星の王子さま] 出水ぽすか [ここにいる街] 萩尾望都 [江戸~東京 300年マーチ] 昌原光一 [江戸×東京 ジオラマ合戦] 松井優征 [東京の脅威とギンギンの未来] 松本大洋 [東京の青猫] 望月ミネタロウ [丹下健三の東京計画1960] 山下和美 [世界は変わっても生活は変わらない、という夢] 吉田戦車 [好きな東京] 特別寄稿 角田光代 [私だけの東京] ジェーン・スー [これも東京2021] 鈴木敏夫 [東京物語] 松尾スズキ [出会いたい人に、すべて出会って] 向井 慧(パンサー) [東京] 山崎洋一郎 [新・東京物語] 写真 佐藤健寿
幕末まらそん侍

幕末まらそん侍

黒船来航により維新の風が吹き始めた幕末の世。安政二年(一八五五年)現在の群馬県安中市にあった安中藩の主・板倉勝明は、藩士の心身鍛錬を目的として安中城より碓氷峠の熊野神社まで七里余り(約三十キロ)を走らせる遠足を開催。日本マラソンの発祥といわれる史実「安政の遠足」を舞台に描かれる土橋章宏の痛快時代小説を完全漫画化。
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