「マミー&ファミリー」を略して「マミリーさん」というかわいらしい名前で呼ばれている「都市伝説的な何か」と、その正体の片鱗に触れてしまった子供たちの群集劇。
主要キャラクターの皆が中身が濃く、色んな意味で見た目が良い分キャラクターが立っているので、動向を見届けたくなります。
ヒロインの月子ちゃんと玲奈さんは逞しいツンデレ美少女です！

「毒親（毒母）」「児童虐待」「共依存」「アダルトチルドレン」「陰湿もしくは悪質ないじめ（嫌がらせ）」「メンヘラ（喪男）のストーカー」などの（現実と共通する）社会問題または教育問題が克明に描写されているので、見る人によっては閲覧注意の漫画になってしまうことが難点です…
隼人くんの母親は「息子への虐待」を「躾」として行ってきたことは許さなく思いますが、彼女もまた幼少時に虐待されながら育った過去を持つ人間（かつ貧困に苦しんできた女性）であることを考えると、愛憎と悲哀が入り混じった複雑な感情を抱いてしまいます…

第17話の内容は「SF」「コズミックホラー」「タイトル回収」、18話の内容は「不穏な空気（による嫌な予感）」「人類蝕版スカッとジャパン」「警報：いじめは立派な（少年）犯罪です」「新敵登場」を見事に表現したストーリーでした…！

18話にて待ち望んでいた「玲奈のスカッとジャパン」が見れて良かったけど、その前後が不穏すぎる…
月子はマミリーさん＝侵略者に憑かれてないよね…？
教師に成り代わった侵略者が教卓に立つことに…

執拗に悪質ないじめを繰り返していた（外ヅラだけはかわいらしい）DQN女子どもが玲奈さんの策略に嵌った姿を見てスカッとした…バカでブズないじめグループの女子どもは玲奈姐さんの下僕になるのかな？（ニチャア）
玲奈さんが逞しくいられたのは、余裕を得られるほどのお金と、信用できる第三者（＝使用人の上川さん）の存在があったからでしょうね。
それと、やっぱり玲奈さんは今でも父を愛しているんだな…と思った。

本作において、大人（？）になった犬飼さとしが主人公の味方サイドのキャラとして活躍していて安心するけど、彼は後に余計なことやらかしそうで怖くも感じる…

玲奈さん…あーゆうDQNは追い詰めすぎると「自分が処される前に潰さなきゃ」って思考に行くから、さっさと排除したほうがいいのでは…まあそれ含めて実験してんなら何も言うことないけれども。

バカでブスないじめグループのDQN女子どもが逆恨み（逆ギレ）で牙を剥くようになっても、DQN女子どもが本格的な抹殺計画（謀殺）を企むようになっても、玲奈さんは逞しく生きてくれることを信じています。

エクリプス、イクリプス、エクリップス (eclipse) は、「日食」や「月食」など天文現象における「蝕」を意味する英語。（wikipediaより）

玲奈さんを目の敵にしていたいじめっ子の顔面キラキラお目目でやたら可愛くなったりしているのは、玲奈いじめのグループは外ヅラだけは可愛らしいクソガキとして描いているからだと確信しました。それにしても…玲奈いじめのグループはほんっとうに懲りないイカれたクソガキだな！！どんな家庭環境で育ったらそうなるんだ？？玲奈さんを執拗にいじめるクソガキ全員の親＝家族の顔が見たいよ！！玲奈さん、まだ策（奥の手）があるから耐えているんですよね…

新たなる侵略者の宇宙人の「ゲーム」による新展開が出ましたが…とにかくヒロインたち（月子ちゃん、玲奈さん）が無事でいてほしい

実際、いじめグループの女子は謝罪行為をしても心から反省してないから…マジで後悔してる人間はこんなすぐ馴れ馴れしく接せられんわ。この親にしてこの子あり。割と（まだ）常識的な感性があるだけマシかもしれないけど。

侵略者の「ゲーム」が進行する中、月子ちゃんは星太くんと無事に再会して行動を共にするようになったり、犬飼が無双したり、月子ちゃんと二度戦って敗れた（カラスに憑依したまま捕虜≒保護されるようになった）黒幕の1人が重大な情報を提供するなど、とんとん拍子で物語が進んできましたね！
月子ちゃんが黒幕の1人の憑依を阻止できたのは、彼女の中にいた「神」のお蔭だそうで…月子ちゃんを大人化させたような「神」は何者？？

25話で遂に犬飼の過去が…踊る大捜査線シリーズに出演してた頃の寺島さんみたいなの出てきたような…？

署長がウェスカーに見えました。

ぶっちゃけ前作『生者の行進 Revenge』での犬飼はあまり好きじゃないけど、本作の犬飼は好きなんだよなー彼は本作の25話でどう転ぶのか

犬飼が体力考えず遊びに夢中になって急にエネルギー切れを起こした後、たまたま出会った少女（昔のあの人）から抹茶ラテ奪おうとせずしっかり代価（お金）を払うあたり、彼に最低限の常識性と人間味を感じました…
女の子の飲んでたものを1万円で買い取ろうとするのはたとえイケメンのお兄さんでもキモ過ぎるけど！
女子の飲みかけを1万で買おうとするのは立派な不審者だから！

犬飼さとしが生粋の悪人だということを思い出すと面白いです

前作ヒロインすら、運が悪けりゃあわや死にかけなんて状況に陥っていることで、ほんとに世界が相当ヤバイくらいに浸食されてんだなって感じる…てか、本当に普通の日常を送れるようになってるのが喜ばしいはずなのに、逆にそれで命の危機って皮肉すぎる。