面白すぎる💓人気作品になるはず。
みずぽろ 水口尚樹 一色美穂
1巻読了。
同じ日に転校してきた身長185cmのしなしなと、191cmの山C。
二人とも高身長なのに一番前の席(笑)
山Cは、関西人で筋肉粒々で人当たりも良く転校初日から大人気。
しなしなは、普通だったら注目の的になるはずが、山Cのインパクトに負けて初日は、撃沈。
そんな中、山Cがしなしなを水球部に誘う。
理由は、部員をがっかりさせないため。
それは、・・・。
この二人のやりとりが漫才みたいで小気味よく面白い。
そして、山Cのギャップが何とも愛おしい。
水球部の先輩たちもキャラクターがいいし、紅一点のるっくんもいい味出してます。
大人気になるそうな予感しかしない!!
マッシュ
似顔絵を描いていた少年が絵を描きながら成長し、やがて父親と対峙する。ひたすら絵を追求しているだけなのに(だけだからこそ?)、行く先々でなぜか「おもしれー女」に好かれるのが羨ましい。作中で描かれる絵がいいのと、絵画バトルが能力バトルみたいになっていくのが面白い。ちょっとメディアアートっぽいかも知れない。
時代もあるとは思うが美術に対する考え方、絵の競い方や評価、物語の構成などは『北の土竜』『蒼き炎』とも近く、改めて『ブルーピリオド』は美術マンガをアップデートしたなという感じがある。
しかしちょっと前にネットで話題になった芸大建築科を懲戒退学になった人とかバンクシーとかに世間がコロッと騙されちゃうのを見てると、この辺あんまり理解されていない気がする。
芸術は大衆に開かれていて欲しいと思っているが、この作品の新サロン派みたいに芸術を大衆から取り上げなければならない…と思ってしまうね(自分も排除される側かも知れないけど、それでも貴族的アカデミズムの方がまし)。