アイドルを好きになることのポジティブな効果にコメントする
おじさん、ドル活はじめました!

いくつになっても好きなものがあるっていい

おじさん、ドル活はじめました! シバタヒカリ
六文銭
六文銭
純粋にそう思いました。 作品はタイトル「おじさん、ドル活はじめました!」のとおり、妻子もちのおじさんがアイドルにハマったという話。 しかも、KPOPアイドル。加えて、男性アイドルというから、ファンの中でも珍しいタイプ。 そして、同じアイドルにハマっており、その道も長いギャルのマミコを師匠として沼にハマっていくという展開。 おじさんが男性アイドルってのも少し違和感ありかもですが、何かハマっていく様は共感そのもの。 すごくいいです。 自分自身、何か強くハマったことがないので、そういう対象に出会えたこと自体羨ましいと思うし、何より推しを軸にした生活ってすごく充実してそうで憧れます。 主人公を中心としたキャラクターもすごくいいんです。 ハマっているものを隠しもせず語るという姿もなんか眩しいし、 マミコや家族との関係もすごく良い。 好きなものにハマれて、それに共感してくれる人たちがいるって、最高に幸せなんだと痛感します。 お金では絶対変えないものだと思いました。 何かにハマっている人もそうじゃない人も、ぜひ読んでほしい作品です。 自分も何か夢中になれるもの探したくなりました。
おはよう、おやすみ、また明日。

がんと、人生と向き合う #1巻応援

おはよう、おやすみ、また明日。
兎来栄寿
兎来栄寿
『CREWでございます!』シリーズの御前モカさんによる新作です。フィクションではありますが、一家全員ががん患者であることは本当で、ご自身の闘病経験を元にして描かれているそうです。 主人公の独身女性・秋山紅葉が、がんで五年生存率50%を宣告され闘病していくという内容になっています。 皆さんは、もしも同じように宣告されたとしたら、どうするでしょうか? なかなか母親に切り出すことができなかったり、友人に伝えたら心無い言葉をSNS経由で刺されたり、読んでいて胸が圧搾されるような気持ちになります。10話の122Pなど、思わず嗚咽が漏れました。 それでも、同じ病室の杏子さんのように素晴らしい人との出逢いも生きている限り存在します。 杏子さんの言葉であったり、改めてその境遇になってからいろいろな物事を見つめ直したりすることを通して、今まで抑圧されていたものや苦しみからの解放が得られる瞬間もあり、そこは祝福したくなります。 私もなかなか自分のために生きられず人に譲ってばかりな部分があるので、紅葉がたまには自分のために生きようとするシーンなども全力で応援したくなります。 がんは日本人の死因としては1位ですし、私も大概睡眠や命を削って生きてきたので30代でがんになる『断腸亭にちじょう』などを読んでいてもまったく他人事に感じられません。いつか遠くないときに、自分や周りの人に訪れるかもしれない。 そうなったときに知っておくべきことや心構えとして持っておくべきことはたくさんあり、備えとして読んでおいて損はない作品です。それ以上に人生における大切なものも、ここにはたくさんあります。 そして、私は『CREWでございます!』や『おはよう、おやすみ、また明日。』のような素晴らしいマンガを描いてくださった御前モカさんに感謝しています。どうかひとつでも多くの笑顔がありますように。
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