大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄
【アマプラ】「映画ドラえもん」40作品どれ見るべき?
大長編ドラえもんの中で特に思い出深い作品が、「雲の王国」だ。
マンガよりも先にアニメで知った作品だけれど、「地球環境を次々に破壊して他の生き物を追い込んでゆく地上人の姿を見かねた天上人が、大豪雨と大洪水によって地上文明を無に帰そうとする」という展開は、当時の幼い自分にとってはあまりにも衝撃的だった。
そんな天上人の考えを変えさせる最初のきっかけとなったのが、地上の「人間」ではなく「ロボット(ドラえもん)」の捨て身の行動だったというのも、大人になった今考えてみると、深いものを感じる。
自分にとってストーリーと同時に強烈だったのが、武田鉄矢氏による主題歌。今でも心にくるものがある。
原作コミックで聴くことはできないが、詞が見開きページでしっかりと掲載されている。
作者であるF先生と武田鉄矢氏の間で、作詞や作曲に関してどんなやり取りが行われていたのかは知らないのだけれど、本編のドラえもんの行動ともリンクする曲だと思う。
この曲も含めて、今の子供たちにも知ってほしい作品だと感じている。