恐ろしいほど、真っ直ぐっていい💓
荒ぶる季節の乙女どもよ。 岡田麿里 絵本奈央
全巻読了。
青春、思春期、初々しい、甘酸っぱい、懐かしい・・・。
って言葉が浮かんでくる。
文芸部の少女たちは、それぞれの視点で自分できちんと考えて、行動して、もがいている。
自分自身を知るということは、とっても難しい。
が、逃げずに真っ直ぐに向かい合っている姿が眩しい。
面白くてあっという間に読み終わったお勧めの作品。
読み終わった後、それぞれのキャラクターが愛おしくなる。
そして、この先のみんなの人生をのぞき見したくなる。
掲載誌が別マガだと知らなかったので、最初にタイトルを見たときインドの英雄の伝記物語かと思ったら違った(※それはチャンドラ・ボース)。
主人公・ヒマラヤ姫を『典型的な戦うヒロイン』…と見せかけておいて、食事のシーンで奴隷だと明らかにする見せ方がすごく良い…!!
そしてヒロインを助けに来たヒーロー・アルジュナの見せ場、三日月を背負って青龍偃月刀っぽい刀を突きつけるシーンが超クール。
そしてここまで王道のファンタジー・ボーイ・ミーツ・ガールと見せかけておいて、最後の最後で予想を裏切る引きで見事にやられた。
ヒマラヤ姫の父が何をしたのか、なぜ姫は奴隷に身をやつしたのか、アルジュナに実際何が起きたのか。
続きが気になります…!
【第1話】『チャンドラハース』門司雪
(画像は第1話より。月を背負う少年漫画好きです)