ジャンプラで読める本格野球漫画
忘却バッテリー みかわ絵子
知将と呼ばれたキャッチャーは記憶をなくし今は見る影もないアホ。そんなアホが再び野球を始める復活の物語。
すげぇ面白いよ。
※ただしキャッチャーは記憶喪失でアホになっている、という設定が最高。
主人公・ヤマは中学時代、要圭と清峰葉流火の圧倒的な実力に心を折られた1人。野球を辞め野球部のない都立高に進学したところ、入学初日、いるはずのない2人に出会う。しかも智将・要圭は「パイ毛〜〜!!」という激寒ギャグを執拗に繰り返すアホになっていた(困惑)
そして実は、怪物バッテリーに心を折られ都立に進学したのはヤマだけではなくて...という熱い展開!!
作品のモノローグが基本的にヤマの心の声で、読みながら(…大人しそうな顔して、心の中では結構言うなコイツ)と思わず驚く辛口ツッコミが魅力。
こんなにギャグが面白いのに、運動部にいたことがある人なら誰もが共感してしまう部活システムの暗部や、イップスといったシリアスな話もトコトン丁寧に描いているのでもーーーっ!!すき!!
圭はどうして記憶喪失になってしまったのか? 記憶を取り戻し元の圭が復活するのか、それとも無くしたまま新しい選手に生まれ変わるのか? 続きが楽しみで仕方ない!!
藤堂葵のイップスの話が本当にしっかり描かれてたのが印象に残ってる。できるはずなのにできない苦しさと、皆で見つけたなんとかの解決。そのときの表情。いい漫画を描くなぁと思った
みかわ絵子コマ割りセンスのかたまりかよ
一生ついていくわ