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両親の評価がほしくて生きていた。「自分」は無かった。
「性」を心の奥に封印して、私は無垢なままだよ、こんなに傷だらけだよ、と自傷することで親の愛を求めた作者が、
「本当の自分は違う」「本当にしたいことは何だ」と考え、行動に移すまでの物語。
レズ風俗に行くけど、レズビアンとも違う。鬱で過食で拒食。母親の裸を見たくなってしまう。
超・少数派の作者が、図解と言葉と絵柄でなんとか「多数派」の読者たちに、自分をわかってもらおうとする。
細部のリアリティや、隙あらば入ってくる笑いにまで凄みを感じる。
投稿サイト出身のマンガに、こんなものがあったのか!