双葉社マンガの感想・レビュー869件第二王子の闇が深すぎる関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック) 最遠エト 雨野六月starstarstarstarstar_borderゆゆゆ第二王子と婚約したご令嬢。 とても仲良かったのに、ある日から第二王子からモラハラの山。 金と権力をもったモラハラ男。 これはファンタジーでしたよね?と思わず確認してしまう。 読んでいくうちに、タイトルとのギャップが大きくなった。 主人公は第二王子から離れることで、彼女自身を取り戻していき、だんだん落ち着いてくる。 周りに良き人たちがいてよかった。 第二王子の心の闇が描かれるんだけども、彼を救ってくれる人はいるんだろうか。4巻までで充分王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。(コミック) はま コロポテ 糸加starstar_borderstar_borderstar_borderstar_borderパイナップル本物の聖女が謀られて、追放される…と思ったらすぐさま他国の皇太子にプロポーズされて嫁ぐ話。 よくある系。元の王国が後悔する様や酷くなっていく様子がスカッとするはずなのに、この漫画ではあまり丁寧に描かれないせいで、スカッとしない。。 淡々と描かれすぎて微妙。 4巻前半で、いつのまにか婚約破棄した皇子は没落して、聖女の次女の恋にうつろうとするので、飽きた。 読まなくていいかな。つげ義春のパロディとしてもすごいある人 岡田索雲名無しトランスジェンダー女性が社会から受けている偏見や圧力を、つげ義春の「ねじ式」の世界観で描いた意欲作です。岡田索雲の一連の社会派漫画と同じく切れ味の鋭いものになっていますが、それらに比べて読みやすさを感じるのはつげ義春のパロディとして秀逸だからだと思いました。物語のラストで小型飛行機に乗った主人公であるトランス女性が「しびれるような世界が待っている」と言いながら今にも突っ込んでいきそうに国会議事堂の真上を飛んでいて、読後すぐには過激な印象を受けましたが感想をまとめるにつれて、これは主人公は無能の人ではないという抽象的なメッセージなのだという解釈に至りました。「物語」と「友達」の力に気づかせてくれる優しい物語。恐竜とカッパのいる図書室 相澤いくえstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 図書委員になった本好き女子とギャルが「友達」になる物語。 <ここがオススメ!> カッパのアイコンでお馴染みの相澤いくえ先生本人のようなカッパが出てるけど、エッセイではない物語。 「本」と「友達」の意味の両方に気付かせてくれる優しいお話。 あとがきを読むと、先生の伝えたかったことがよりわかるような。 図書委員の話なので、小説の話題もチラホラと出てくるけれど、特に『イン・ザ・プール』(奥田英朗著)を読みたくなる。 『イン・ザ・プール』は意外と救いでもある。 なお、相澤いくえ先生の『モディリアーニにお願い』は僕の中で人生ベスト10に入る漫画です。 <この作品が好きなら……> ・スキップとローファー https://manba.co.jp/boards/94715 ・言葉の獣 https://manba.co.jp/boards/160541 ・違国日記 https://manba.co.jp/boards/7744710巻までハズレポーションが醤油だったので料理することにしました(コミック) 村上ゆいち リスノ 富士とまとstarstarstarstar_borderstar_borderパイナップル不倫され離婚を言い出された主人公が家を飛び出し、異世界転生! そこで取れるハズレポーションで調理すると、ステータスが爆上がりするチートスキルを持っていた。 設定が面白いし、すいすい読み進めれます。 ただ主人公が良くも悪くもいい子すぎて、、魅力的でないのかな…ちょっと飽きる。 ちょいちょい出てくる、一方元の世界では〜と言った旦那の日常が今まで女性をバカにしていたしっぺ返しを喰らいまくっていていい気味笑 基本的な設定は多々聞くものなのだけど誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話(コミック) 皐月文starstarstarstarstar_borderゆゆゆつまるところ、虐げられていた子が実はすごい才能持ちで、家を出たら才能を開花させるわ、覚えめでたい待遇になるわ、そんなかんじで。 おそらくこの先はザマァ展開なんだろうな… と想像がつくのに読んでしまう。 わかっている展開の安心感。 わかっている展開だからこそ際立つ、キャラクターの癖強っぷり。 なんだろう、あの王様は。いや、やることやってるなら王様が実はああいう性格でもいいかもしれないんだけど、初見では強烈すぎる。 そして、父親と義母がやっていることがヒドイのだけど(追放系なのでヒドイものなんだろうけど、ヒドイ)、これは義母のスキルによるものなんだろうか。 義妹も、冒頭と違って良い思いばかりしているようではないみたいだし。 そして、不思議な第一王子も詳細わからぬまま、良い人をつき走っている。 つまるところ、キャラクターにも興味津々。 漫画のテンポもよく、デフォルメもかわいらしく、読みやすい。 なにより、続きが気になる!温かいお出汁と愛情と #1巻応援ホントは出汁たい山車さん 佐野妙兎来栄寿『ちいかわ』で出汁編が繰り広げられているいる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 出汁、良いですよね。 普段は昆布や鰹節から取るような手間暇はなかなかかけられないですが、たまに旨味たっぷりの出汁を取って美味しくいただく贅沢はたまりません。イノシン酸とグルタミン酸が生み出す旨味は脳と体に刻み込まれています。 『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!』や『森田さんは無口』の佐野妙さんが描くこの作品は、営業2課の佐藤類(さとうるい)と経理部の山車香織(やまぐるまかおり)のふたりを中心にした、冒頭からハッピーエンドがカットバックして始まるほんわか社内ラブコメ×出汁グルメマンガです。 会社内でも出汁を引くほどさまざまな出汁に精通している山車さんから、奥深くありながらも以外と簡単に楽しむことができる出汁のいろはを伝導されていく類。 基本の鰹節や昆布から始まり、コハク酸たっぷりのアサリやグアニル酸がたっぷりながら類が苦手な干し椎茸などさまざまな種類の出汁の産地やそれらを用いた美味しいレシピなどの蘊蓄を読みながら楽しく類と一緒に学んでいけます。 出汁というと手間暇がかかるイメージが強いと思いますが、忙しい日常でも意外と手軽にできるもの(カップ麺にひとかけらの真昆布を入れるなど)も紹介されており、自分でも実践したくなります。ハンバーグにとろろ昆布を入れるのも美味しそうです。 そして、この作品はラブコメとしてもとても上質。会社ではクールで少し怖いイメージすらあった香織が、出汁のことになると饒舌になり柔らかく温かい雰囲気を出しながら美味しい料理を提供してくれるギャップ。四字熟語を多用する黒髪セミロングストレートヒロインを私が好きでないはずはありません。類も類で、素直で明るく真面目で少しヘタレな性格が好感を持てる主人公で、彼らをはよくっつかんかい! とばかりに煽り立てるサブキャラクターたちに同調しながら応援したくなるナイスカップルです。 優しく穏やかなふたりが、少しずつ少しずつ距離を縮めていくこの感じ。社会人の恋愛としては非常に純朴なやり取りが、まさに滋養に満ちた温かい出汁をいただいているときのようなほっと安心する満足感を得られます。たまにはこういう澄んだものをいただきたい……そんな気持ちが充足します。 出汁に詳しくなりたい方、穏やかな大人の恋愛物語を楽しみたい方におすすめです。プロ別れさせ屋・・・これは面白いカップルバスター usistarstarstarstarstarウマタロ面白かった。探偵モノではよくあるお話の一つだし、ゲスの極みのような人間ドラマだけど、グイグイと読ませる面白さのある漫画だった。 依頼対象を調べ上げて接触し、男女の不都合な関係を円満に破壊するというのが一連の流れで、主人公である女調査員の卓越した仕事ぶりが読んでいて終始爽快。 ターゲットに合わせ変装を巧みに使い分け、狙い通りに相手を誘導していくのだが、同僚からは「あんたの性格最高ですね」(皮肉)と言われるほど、根性がネジ曲がっている人でもある。 もっと読んでみたい作品なので続刊にも期待したい。ショタの頑張りを応援したい大人になったら抱くからな 沖田有帆starstarstarstar_borderstar_border生卵マセガキ系のショタと執事のBL漫画 自分の愛の告白をちゃんと聞いてくれないのは自分が大人としてみてもらえてないからだとショタが背伸びをして必死に大人として振る舞おうとする姿が可愛い 性行為のシーンもショタの段階ではなかったのでオジサンは安心美学だらしないです 堀田先生! なかだまおstarstarstarstarstar_border野愛美人でグラマラスで生徒に人気の堀田先生。 お洒落なマンションで優雅に暮らしてるんだろうな〜埃ひとつない部屋でお料理作ってるんだろうな〜 なんて思うわけないんです。 豊満な美女は部屋が汚い。部屋着はだるだるなのにパツパツで無駄に露出が多い。それが美学ってもんです。 そんな美学をしっかり守ってくれている作品。 ごく普通の男子校生・栗林が家事代行のバイトに行ったら出てきたのは憧れの堀田先生。 だけど学校で会う姿とは違ってだいぶだらしない!でもそれがいいんだよな〜(読者にとっては)というお話。 だらしない先生にあきれながらも、ドキドキしたり愛おしく思ったりしちゃうんですよね。先生も先生ですっかり心を許しちゃって甘えたり可愛がったり隙を見せたりでいいんですよね。 今っぽいけどレトロっぽい絵もポップでかわいい。ポップさとヘルシーさがあるからエロくなりすぎずカラッとしてて楽しい!気楽に読んでも大丈夫相原コージ実験ギャグ短編集 相原コージstarstarstarstarstar_borderかしこタイトルに「実験」とあるので堅苦しい漫画なんだろうか?と思いながら読み始めたのですが決してそんなことはなく、なんなら寝る前に読んでも問題ないくらい気楽に楽しめるギャグ漫画でした。終電の車内での今にも吐きそうな酔っ払いのおじさんのゲロとの攻防戦を描いた「ゾンゲロア」が一番好きでした。絵本みたい寝なさい同盟 シダノユ名無し読んでたらいつの間にか子どもが寝てる絵本みたいだなと思いました。対人ゲームの根底にある最も強い感情 #1巻応援オリオン明滅す 西倉新久兎来栄寿『HOTEL R.I.P.』の西倉新久さんの新作は、eスポーツ、より正確に言えばバトルロワイヤル系FPSマンガです。 FPSといえば『PUBG』、『Apex Legends』、『フォートナイト』、『荒野行動』、『VALORANT』などが有名です。 先日、とある付き合いで行ったお店で若い子に「L'Arc〜en〜Cielって何ですか?」と聞かれて衝撃を受けました。その子は、「ファイナルファンタジー、やったことないです。ゲームはエペ(Apex Legends)とかヴァロ(VALORANT)ならやります」とも。今はそういう時代なんですよね。 ともあれ、本作はまさにそれらバトロワ系FPSに類した作中作「PULSATE(パルセイト)」で最強を目指す27歳のプロゲーマー南条優人が主人公の物語です。 年齢的に周囲に引退者も出始め、家族にも自分の仕事を理解されない。チームメイトももっと強いチームへ行くと揉めて辞めてしまった。しかし、ゲームで負けた時の悔しさはずっと変わらない。 ″FPSは怒りだ″ の文言が表紙に、何ならタイトルよりも目立つくらいに印字されているのが好きです。 私は元々、対人だと長らく格闘ゲームを嗜んできましたが、周りにいた強いプレイヤーのモチベーションの源泉には純粋に上手くなりたいという想いももちろんありつつ、「あいつ絶対殺す!」という他プレイヤーに対する怒りや殺意が一番強い感情として存在したのは否定できません。「e殺し合い」とはよく言ったものです。 ギリシャ神話のオリオンは、「地上に住む全ての獣を殺す」と言い放ちました。その結果ガイアの怒りを買って殺されてしまうのですが、それにも似た猛々しい瞋恚がこめられています。 現代社会において本気で誰かと闘争するということを日常的に行なっているのはごく一部の体に恵まれたアスリート・格闘競技者くらいですが、ゲームの世界でも物理的なスポーツと同じくらいの熱狂が生まれ真剣勝負が日々繰り広げられています。 この『オリオン明滅す』には、その熱量が確かに宿っています。 ″このクソ田舎でオレだけが知っている一番熱い舞台を 冷やかし気分で汚すんじゃねえ″ という富山が地元の優人の言葉に滾ります。 本作は、優人が天才的なプレイスキルを持つダイヤと出会い新たなチームメンバーへと加えようとすることで物語が展開していきますが、ダイヤの天才性による気持ち良さと、一方でひとりの天才がいてもそれだけでは勝てないチームプレイの難しさや面白さも上手く表現されています。 eスポーツ好きの方はもちろん、そうでない方も読んでみると今非常に熱い世界の様子を垣間見ることができるでしょう。思っていたより普通童夢 大友克洋starstarstarstar_borderstar_bordercircus43色んな評価を見て期待して読んだが普通な内容だなと言う感じでした。 連載当時に読んでいると色んな刺激や発見があって面白かったのではないのかなと言う感じです。 短編漫画で読みやすく、まとまっていたので1度読んでは損はないです!不思議なコンビが世界を往く #1巻応援DOGA 武田登竜門兎来栄寿『BADDUCKS』や、SNSでバズった読切「大好きな妻だった」などで知られる武田登竜門さんの最新作です。 魅力的なファンタジーは、その世界にリアリティを感じさせてくれます。虚構として大小の嘘はありながらも、その世界が本当に存在しているのではないかと思わせてくれる肉感。それを生じさせるのは嘘を下支えするディティールと、何よりヴィジュアルが生み出す説得力です。 『DOGA』は、そういう意味でとても魅力的なファンタジーです。庶民の衣食住や仕事や娯楽、この世界独自のシステムなどを通して、そこに住む人の息遣いが感じられます。武田登竜門さんの新鋭とは思えない高い画力が紡ぎ出す世界の情景に、異国の地を旅している気分を味わえます。見開きでバーンと豪奢に描かれる世界は、見ているだけで楽しめたりワクワクしたりします。 世界のほとんどが海であり陸地が1/10以下の星の上で、ソテルナの新領主となったヨーテルダと雑多な労働やゴミ漁りでその日暮らしをしている孤児のドガ。 身分のまったく違うふたりが出逢い、旅をしていく物語となっています。 メインキャラクターも今風のわかりやすいイケメン美女ではないところがまた硬派で、味を生んでいます。ドガの豪放磊落な性格と、未知と遭遇した時のリアクションが読んでいて楽しいです。この世界のことを知らない私たち読者と同じ目線を提供してくれるので、物語に入り込みやすくなっています。 最近では、主人公の名前だけがタイトルになっている作品も珍しくなっているので、そういうストレートな部分も良さが感じられます。 旅をするには不向きであり、かつタイムリミットが生まれてしまっているヨーテルダとの困難多き旅路は果たしてどうなっていくのか。 人魚は本当にいるのか。 ヨーテルダは命を繋ぐことができるのか。 ヨーテルダの兄、ビヨルクが握るソテルナの秘密とは何か。 何より、まだ見ぬ広い世界にどんな光景が待っているのか。 この先も楽しみです。頬を染め、濡らす少年たち #1巻応援友人の式日 るぅ1mm作品集 るぅ1mm兎来栄寿『怪獣くん』のるぅ1mmさんによる、4つの短編を収録した作品集です。 『怪獣くん』のような男の子と女の子のお話もあれば、「あさみちゃんのなくしもの」のような百合もあれば、本作に収録されているような男の子同士の関係を描いた作品もあり、いずれにおいてもその筆致を遺憾なく発揮しています。 1番最初に収録されている「ななしの恋人」だけは全編アクションwebにて読めるので、試し読みとしてまずそちらを読んでいただくのが何より早いでしょう。個人的にもこの本の中で特に好きな作品です。 https://comic-action.com/episode/316190246979767734 闇深い泥沼のような感情を描くことも多いるぅ1mmさんですが、本書に収録された物語は比較的光の部分が目立ちます。2作目の「幽霊屋敷ラブロマンス」などは特に顕著ですね。るぅ1mmさんのかわいい絵柄は、こういった方面の物語でもマッチするのだなぁと得心します。 かと思えば、3作目の「フランケンシュタインの友人」で見られるような倒錯的な感情こそ醍醐味であるなぁと思い直します。 そして、4作品目の表題作「友人の式日」で余韻を残して締め括られる。1冊の短編集として、収録順が完璧だと思います。 普段からBLを嗜む方にはもちろん、そうでない方にも必然性を持つふたりの関係性を描いた作品群として読んでみて欲しいです。真夏の残照のように、胸を焦がされることでしょう。オーケストラって面白い!マエストロ さそうあきらstarstarstarstarstaralankクラシック自体ほとんど知らず、無論オーケストラについても触れずに生きてきましたが、なんと面白いことか。それぞれの楽器の個性や、その奏者の個性、楽曲との向き合い方まで、そういうことだったのか!と。情熱大陸あたりに登場するピアニストや指揮者が語ることもよくわからんなと思ってましたが、本作を読んだ後であれば、違った感じ方ができそう。楽器始めたくなります。おすすめです。嫁の名前を正しく言えない王子様シンデレラの姉ですが、不本意ながら王子と結婚することになりました~身代わり王太子妃は離宮でスローライフを満喫する~(コミック) チドリアシstarstarstarstarstar_borderゆゆゆシンデレラにシンデレラをかばってくれる実姉がいたという設定で、シンデレラそのものは魔法使いと恋に落ち、ガラスの靴を持ってきた王子を置いて、出奔。 ファンタジーの王子様とお姫様の出逢いに憧れていた王子は、急遽その場に居た姉と結婚することに。 見栄のために権力を振りかざし行われた、愛もない情もない結婚。 離宮に追いやられる姉。 この時点ですごくかわいそうなのに、悠々自適なスローライフに憧れていた姉は、与えられた生活を満喫。魚釣り大会まで開くくらいエンジョイ。 かわいそうさは微塵もない。 自分はこういうギャップ系が好きなんだなと、まじまじ思った。 王子がアデリーナの名前を全く持って正しく言わないこともおもしろい。 それでいいじゃん、と全く気にも介していない。 バリエーションが豊富で、新しい名前を見るたびにフフッと笑ってしまう。 「アデリーナ」だよ、「アデリーナ」。沖縄の定時制で育まれる感情 #1巻応援仲宗根くんが前を向かない モー子starstarstarstarstar_border兎来栄寿定時制を描いた作品に名作が多いのは、そこに通う人々が多くの困難や苦しみなどそれぞれに込み入った事情を抱えているからでしょう。 この『仲宗根くんが前を向かない』も、王道のボーイミーツガールではありながらも出逢いの場所が定時制かつ舞台が沖縄ということで独自のスパイスが効いています。 一見、怖いヤンキーでありながら気さくで優しい仲宗根くんと、東京のしんどさから逃れて思い出のある沖縄の地へとやってきたヒロインの紗夜。クールで消極的な紗夜の心の卵の殻を仲宗根くんが少しずつ砕いて行きます。 同じクラスだけど2歳差というのも、普通の学園恋愛マンガではないシチュエーションが生み出す趣深さのひとつです。しっかりとふたりの考え方や良さを描いた上で距離が縮まっていくので、彼らふたりともを好きになり応援をしたくなります。 紗夜がとても良い黒髪ロングストレートヒロインなので(ツヤベタも美しいです)個人的な大加点が入るのはさておくとしても、モー子さんの絵が良くて主軸となるふたりはもちろん他のクラスメイトなどのサブキャラクターも魅力的です。 バイトをするときに笑顔を作ろうとして作れない紗夜や、桃香のTシャツに描かれたゆるキャラなどの細かい笑いどころも好きです。 沖縄に行ったときの熱気と喧騒、そこから離れてクールダウンしたときの何とも言えないような心地を思い出す作品です。 今後、彼らが美しい海を始めとする素晴らしいロケーションの下で更に絆を深めて行くのが楽しみです。みんなアルコール楽しんでる?! #推しを3行で推すパリッコの都酒伝説ファイル ルノアール兄弟 パリッコstarstarstarstarstarかしこ・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ルノアール兄弟なのに下ネタがない!!抱腹絶倒のギャグに注目しがちだけど、しっかり美味くて安くて楽しい酒の飲み方を提唱してくれてる。シラフで読んでるはずなのに酔っぱらってきたぞ。 ・特に好きなところは? 天国酒場。春になったらそういうところに飲みに行きたい。あとパリッコさんのオカルトキャラっぽい髪型も好き。あのビジュアルのパリッコさんが登場するだけでなんか楽しい。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 閉店間際のスーパーで「今夜は何を飲もうか…」と缶チューハイを物色してる疲れた紳士淑女に差し入れしたくなるような一冊です。もちろんホテイの焼きとり塩味を添えて…!これは良い依存私の可愛い翼ちゃん 七瀬八名無し※ネタバレを含むクチコミです。クロネコが人間になったら恋する猫はなでられたい ニラカネユキstarstarstarstarstarるる可愛い! こんな可愛い話にケモミミ、ハピエンとか最高過ぎた😻 クロネコのコテツはペットショップ店員の岡崎さんに片想いしてたら人間になれちゃったけど、耳と尻尾は残った状態。 中途半端なままだから告白もできずにいたけど、元々猫好きの岡崎さんだから真実を知っても受け入れてくれた。 それどころかモフモフと可愛がってくれる。 幸せそうなコテツもコテツにドキドキしちゃう岡崎さんも本当に可愛くて読了感も良き。(語彙力😓)大事な話が大渋滞!大事な話がある かもがわ圭名無し※ネタバレを含むクチコミです。花凛さんに奇跡がおきてほしいなぁ〜花凛さん、つじつまが合いません! マキノマキPom 花凛さんのキャラ良すぎですね。言うことズバッと言うし、強くて優しい。モテるでしょう。 でも、自分が好きになった人とは上手くいかない。←諸々あって学生時代好きだった人と再会した時、発した花凛さんの今さら?!の一言良かったなー。笑 恋すると女子らしさ全開でドギマギしてて可愛い花凛さん。色々と考えちゃうし頑張るのですよね、人を好きになると。 年齢サバ読みがバレてしまった後ですよ、柚季くんと是非とも上手くいってほしいなぁ〜 3巻までかと思ったら、まだ読めるみたいなので楽しみにしています。<<12345>>