天沢聖司
天沢聖司
2023/08/02
ネタバレ
異世界人の血を引く騎士、森に住む異世界人に出会いフォーリンラブ
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読み終わった瞬間に「はわ〜〜!」と声が出てしまうくらい素敵なコミカライズでした。はあ〜〜〜!マジで幸せすぎる…! 元々は『朝起きてベッドから攻めを蹴り落とす受けの話』というタイトルで、なろうの姉妹サイトであるBL・女性向けR18作品用サイト「ムーンライトノベルズ」に投稿された短編小説が原作。 さかしま先生といえば、「短編」で投稿するのにバチクソ文字数が多いことで長編作品大好きな私に大好評で、かつ「世界観の作り込み・魅力的なキャラクター造形・グッと来るキャラ同士の関係性」がとにかく素晴らしくて、新作が投稿されると小躍りして喜びウキウキで読んでいました(平成のオタク)。 こちらの作品も好きで読んでいたのですが、いかんせん最後に読んだのが2年前なものでほぼあらすじを忘れた状態でコミカライズ1話を読むこととなりました。 いや、最高すぎる〜〜😭 もうオタクは拝むことしかできない…。好き…ありがとう…。 もう2ページ目の忍の瞳の書き方の優しさ・美しさでこの作品の成功を革新しました。 そもそも作画の成田のもと先生は、《馬BL》こと『性悪暴君騎手と流され戦馬』でも作画を担当してくださっていて、本当に美麗な絵が素晴らしかったのですがさらに魅力が増したように感じました。 あらためて原作を読み直したい気持ちと、このまま成田先生の世界に浸っていたい気持ちで板挟みです。 1話はBL度0%と言っても過言ではないので、BL読んだことないという方にもぜひ読んでみてほしいです!
天沢聖司
天沢聖司
2023/08/02
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「表と裏」から親友を探し出す…!なりた晴ノ先生の一般作品 #読切応援
くらげバンチを見てたらなりた晴ノという文字が目に入って5度見してしまいました。『妄想ラブハラスメント』『もっと結んで、ひらいてはやく』『雑踏に遊ぶ魚 』大好きです!!😭 なんというか、なりた作品の魅力は「王道じゃないけど邪道でもない。読みやすいのに既視感がない。紋切り型のキャラじゃないずっしりした個性のあるキャラクター」だなと思っております。 エッチであることや自分の性癖を優先して執筆しがち(※個人の感想です)なBL界隈において、キラリと光る個性的な作品で大好きな作家さんなんです! そんななりた先生のお名前をまったく予想してないところで見つけたので大興奮してしまいました。 ストーリーとしては、ウロボロスやらサンクチュアリ的な「ヤクザと議員秘書」という社会の表と裏に身を置いた親友2人が、子供の頃に宗教絡みの一家心中で消えてしまったもう1人の親友を探し出すという内容。 前後編で見事にまとまっていますが「連載で読みたい!!」と思わされるヒリヒリする内容でした。 「個性がずっしりしている」と書きましたが、本作の主人公ら3人は事情を抱えた家庭に生まれ、社会から疎外されて生きてきた「親ガチャ失敗三銃士」という境遇。 本当にこの3人の物語を長編で読んでみたいです!!
天沢聖司
天沢聖司
2023/05/18
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エロスとタナトスの狭間
いつものように元気にPixivを巡回してるときに現れたエッチなBL広告。「戦時中が舞台の昭和モノか、いいな…!」と思ったら作者がまさかの雨瀬シオリ先生!(『ここは今から倫理です。』とかの人) 普段、先行配信系は買わないようにしているのですが雨瀬先生の名前を見てソッコーで1話を購入。あまりの面白さに残り全部買ってしまいました。 ### 今のところ受けが全員死んでてマジで頭おかしくなりそう。 死ぬ前に男と寝て、相手に一生忘れられない鮮烈な一夜を残して消えていくのヤバいとしか言えない。 特に1話の「田中志津摩 一飛曹」編がすさまじい。 このエピソードで焦点が当てられる隊員・志津摩が、仲良くなったカメラマンのおじさんとセックスしてる最中に、昔のオトコで先に英霊となった先輩・八木の名前を呼ぶという悪魔的所業を犯すのですが……。 案の定カメラマンの淀野さんは志津摩の死後、その八木という男の顔をひと目拝んでやろうと必死に足跡を追うようになってしまう。 ファム・ファタール(概念)じゃんこんなん。あまりにも良い。 そして2・3話の「橋内和 中尉」編もすごくて、こっちは甘やかし系でありながら最後はビターでもう、もうね…。 特攻隊というテーマだけにこんなふうにコンテンツを消費するのは不謹慎だな…という罪悪感も当然あるのですが、でもエッチなものはエッチなのでなんの申し開きもございません。 いや〜〜〜!!!も〜〜こんなん性癖が歪んでしまう〜〜!!! というか、全話読み終わる頃には新たに植え付けられた性癖が芽吹いてますね(確信) 今後攻めが死地へ向かう展開もあるのでしょうか。期待しかありません。 今のところシーモア先行配信中です(2023/05/18現在)。 https://www.cmoa.jp/title/250426/ 1話が2022年8月配信、2・3話が2023年5月配信ということで続きが出るのはかなり先になりそうですが今から楽しみにしています!!
天沢聖司
天沢聖司
2023/05/15
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30代絶対懐か死させるマン(画)!!! #1巻応援
今日の新刊を見てて表紙が気になり試し読みをして「あ、これ好き」となって買ったもの。 まだ読んでる途中で半分過ぎたとこなんですけど、この漫画やばすぎる〜〜!!!😭 ウエスタンボーイ(※イーストボーイ)に始まりありえんほどの懐かし攻撃力の高さ…! 「匂い付きペンもパールペンももってた〜!!」と呑気してたら、同じコマに書かれたアイスクリーム柄の香り付きポケットティッシュで死にました。ン十年ぶりに記憶の中の匂いが蘇ってきて泣きそう。 365種類いるバースデーテディベアでリアルに「アッヒャ」って、キショいグーフィーみたいな声が出てしまい、自分で引きましたし、一旦冷静になるためこのクチコミを書くことにしました。 (あと自分の持ってた子の名前ググりました。お前テルだったんか) いや、これで死なねえ30代いる?いねえよなぁ!!? マジで何なんだこの漫画……30代殺戮マシーンじゃんこんなん…… 全部読んでしまうのがもったいない…けど読みたい…読む… 【追記】 読んだ。 もー2巻続くの文字にこんなに安心したことない〜〜良かった〜〜😭 1話からずっとコスメやカワイイ雑貨やファッションの知識がもりもりの亀山。知ってはいるけどやったことはなく、「見てただけ」だと本人は言っている。 亀山が10代のときは、今以上に男子がKawaiiを楽しむことのハードルが高い時代だった。 そしておじさんとなった亀山の前に当たり前のように現れる、「当時自分が見てるだけだったあれやこれやを全力で楽しんでいるどう見てもJKにしか見えない子」が実はDKだというのは、ものすごく尊いことでジーンと来る。 亀山とJK(DK)。仲良くなってお互いを知ってほしいのと同じくらい、そのまま他人として平行線を保ってほしい気もする。そのほうがかっこいい(野田サトル並み感)
天沢聖司
天沢聖司
2023/04/13
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この漫画がヤバい2023!ドカ盛全力ラブコメ
「いい漫画に出会えたな〜!」と嬉しくなってしまった作品。ラブコメ…とは書いたけれども、ラブコメの皮を被ったナニカで熱すぎる!!もうすごすぎて自分の言語能力では説明しきれないのですが、読みながら思ったのは ▼近年珍しいナレーション芸がすごく良い! ちょっと川原泉みを感じた。個性的なティーン・エイジャー同士の一風変わったラブコメという部分もそれっぽい。 ▼とにかくパワフル 絵柄こそ少女漫画らしいタッチだけど「あれ?忍極読んでたっけ?」というレベルの力強さと勢い。 作品自体は【ドーベルマン系イケメン兄(一志)→病気から快復した美少年弟(結人)→ヒロイン(摩玻)】という三角構造なのですが、ヒロインが揺るぎない信念を持っておりかつ拗らせているために話が普通には進まないのがメチャメチャ面白い。 「私も恋愛興味ない あんな甘ったるくデコった繁殖の予行演習」 「『推す』はそうではない 推しを中心に置き推しの尊さを称える恋とは似て非なるもの……!」 と、かなり激しめで摩玻ちゃんのバックグラウンドがすごく気になります。 https://comic-days.com/episode/316190247079503797?from=morningtwo
天沢聖司
天沢聖司
2023/03/07
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おっさんとDKのエロだけどエロくない爽やかギャグ! #読切応援
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真面目な考察をすると杉山くんはアロマンティックなのかもしれない…けどそれは一旦置いておいて。おじさんも杉山くんも誠実で良い人〜!!どっちも応援したくなっちゃう!!可愛い女の子に化けたおっさんとイチャイチャするというギャグに見せかけて、結構深いの話なのかもと思った。 サキュバスというエッチな題材でありながら嫌な感じが一切しないとこが好き! あくまで2人とも契約の一環として一生懸命に履行しているから猥褻さがない。部活のように爽やか。 序盤、久しぶりの召喚ということで、变化する女子の作画が軒並み20世紀で現代っ子のストライクゾーンから微妙にズレていたおじさんも、後半はきっちり仕上げてきてゴリゴリにトレンドを抑えた女子になってて流石プロ。 杉山くんはかなりクオリティの高い女子(おじさん)といろんなシチュを試しても、結局性的なドキドキを感じることが出来たのは「筋トレ後の背中の動き」というめちゃくちゃニッチなシーンのみ。 もしかして杉山くんは女の子にはドキドキしないのかもしれない。 男の子ならドキドキするのかもしれないし、もしかしたら誰にもときめかないのかも。 ただ1つわかっているのは、「おじさんはちゃんと僕を満足させてくれた」ということだけなのだ。