ゆゆゆ2023/02/17ネタバレ第二話の衝撃第一話で、推しをけなされて怒る海夢(マリン)に友達が言った「それ系の話、うちらわかんねーって。アハハ」の一言。 「きもちわるー」とかでなく、笑って流して、相手の趣味を否定しない。 ギャルの人付き合いの上手さと心の広さを思い知った。 思えばそれは、海夢は新菜(わかな)の趣味を受け入れ、物語が進むことを示していたのかもしれない。 一話目を読み終えたら、ヌルヌル女学園とか、乳袋とか、衝撃ワード連発の第二話。 同じ漫画ですよね? 衝撃から立ち直って読めば、若者らしいやりとりがあったり、微笑ましいストーリー。 この第二話で海夢が言った「好きなものに男とか女とかって関係なくない?」というのがこの漫画の骨子らしい。すばらしい考え方。 雫たんの衣装とメイクをして、雰囲気が変わった海夢ちゃんはとてもかわいかった。 コスプレイヤーさんはその人になりたくて変身するのかとしみじみ理解した。 アニメもまだ見ていないものの、のんびり読み始めた本作。露出が高いアニメグッズの印象に引きづられていたけど、なかなか良い漫画だと思う。 好きなことを好きな人たちと楽しめるって、至極の時間だよね。 好きなことにはたしかに性別は関係ないよね。 そして、コスプレ姿ははかわいいね!その着せ替え人形は恋をする福田晋一5わかる
ゆゆゆ2023/02/154コマ漫画で綴られる日常コメディ千代ちゃんの恋は叶うのか?! という方向にいくと見せかけて、いつものペースに戻ってコメディ展開。 ローレライさんとの進展は?! と言う方向にいくと見けかけて、いつもの爆睡展開。 恋はコメディにするための一つの要素であって、それ以上でもそれ以下でもない。 よくわかっていらっしゃる。 このまま連載作家の野崎くんと、愉快なアシスタントたち路線を続けてほしい。 あと、たぬきがしゃしゃり出すぎるマンガは、ちょっと読んでみたい。月刊少女野崎くん椿いづみ5わかる
ゆゆゆ2023/02/15ネタバレBL好きしかいない一家による腐男子コメディ主人公は腐ってる。 若づくりしているお父さんも腐ってる。歴戦の戦士のよう。 実はBL同人作家の弟も腐ってる。しかも、兄に対してヤンデレ気味。 亡くなったお母さんも腐ってた。 オープンにしてみたら、家族の風通しがよくなってよかったね。 お母さんもきっと大満足。 本作について、現時点で印象に残っているシーンは、「お盆にお母さんが帰ってくるなら、自宅じゃなくてコミケ会場にいるんじゃないのか」という、お盆とは‥と思わせる考え。 現実世界も同じ考えの人がいそうだ。 コメディなのでさっくり読める腐男子漫画。腐男子家族すずり街7わかる
ゆゆゆ2023/02/15ネタバレかわいくて、純真なケイちゃんが主人公就職活動にも堅実そうな簿記2級を勉強する、ゆるふわ系女子のアルバイト先は「いやしのデリヘルぷるるん天然娘特急便」こと、派遣の殺し屋。 主人公はゆるふわ系女の子だが、屈強な男に立ち向かえるほど強い(そして主人公なので勝つ)。 主人公はゆるふわ系女の子だが、ストーリーは恋愛ものへ舵取りしなさそうで安心できる(まだ読んでる途中なので、これから突然、恋愛モノへ方向転換されたら泣いちゃう)。 さらに、主人公のゆるふわ系女子は純真過ぎて、お仕事がない回であっても、よくわからないマルチに勧誘されて本気にしたり、悪い友人にBLワールドへ段階的に連れ込まれたり。 予想外の展開が多く、バトルしていなくても目が離せない! この漫画はゆるふわ系女子にごまかされかけるけど、相当なボコスカ戦う漫画。 銃を撃ちまくるし、アクションたっぷりだし、タイトルは何も間違っていない。 ケイちゃんの存在が異端過ぎる、殺し屋漫画。バイオレンスアクション浅井蓮次 沢田新6わかる
ゆゆゆ2023/02/15扉絵がまたステキなかなかリアルなBL同人女性(見た目は港区系女子に擬態)が登場し、なかなか見覚えがある濃い感じのキャラクターだったので、同人をやっているお友達にもこの読切を紹介した。 悲鳴を上げた話をされた。 なかなかよく描けている漫画だなあと思った。 作中に登場する担当さんは、さすがよくわかっていらっしゃる。 グレーなところで生きている人たちに光を当ててはいけない。灰と化してしまう。 この漫画「打ち切られ漫画家、同人イベントへ行く。」は、打ち切られたから今度は同人イベントで出版して稼ぎます! という話ではなく、打ち切りが決定したので愛する作品の二次創作をされる方々を神(作者)が見に行くというお話。 そういう世界もあるんでそっとしておいて下さいと同人女性サイドで読むか、打ち切りをバネにがんばるぞと漫画家サイドで読むかで、ホラー度合いが変わる不思議な漫画。 二次創作BLは理解できなくても否定はしない、描きたいという良いパワーだけもらう主人公のポジティブさも良いなと思う。打ち切られ漫画家、同人イベントへ行く。澄ヒビト5わかる
ゆゆゆ2023/02/14ネタバレ好きになっちゃったから言葉が足りない男を、女が好きになった弱みでひたすら愛情で包み、それが男を変えていっていたあたりが「やり直し姫は夫と恋したい」に似ている。 死んだような表情を「ぼうっとした人」の一言で終わらせているのも、好きになっちゃったから、そうとしか見えないんだろう。 PTSDで大変なことになっている人を、自分が幸せにすると思えるのも、好きになっちゃったから、そうできると思えるんだろう。 自分の幸せは相手も幸せだろうという思い込み。 好きになっちゃったから、仕方ない。 主人公の信子視点だけだと、空回りしている女の子にしか見えなかったので、最終的にタイトル回収して、ロマンスが無事成就していてよかったと思った。 少しハラハラする読切マンガだった。二人ぼっちロマンス押石和佳4わかる
ゆゆゆ2023/02/14カワイスギクライシスの感想 #推しを3行で推す・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ あー、これは戦争が起こる。 ・特に好きなところは? 地球上のペットとして、猫と犬だけでなく、ハリネズミやハムスターもでてきたところ。 みんな大人になって、平和に、一番かわいい動物を語ろう? 私は‥ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! アニメ化するというのでなんとなく読んだら、タイトルとあらすじから想定していなかった、宇宙人のテンションの高さと展開に圧倒された。 宇宙人のペットもカワイイとは思うけど、地球で一番かわいいペットはやっ 「トニカクカワイイ」、深夜のテンションにもついてきてくれそうなマンガで、おすすめです!カワイスギクライシス城戸みつる2わかる
ゆゆゆ2023/02/14一時、Web広告がよく出ていた嫁姑漫画広告で見たあと、なかなかおもしろいじゃんと思って読んで、ランキング云々か始まったあたりまで読んだと思う。 最初はおもしろいと思った嫁姑バトルの連続にだんだんと疲れて読むのが止まっていたのだけど、他の方のレビューをみて、そんなスーパー展開になるんだとビックリ。本当にバトルだ。 全部をまだ読んでいないので途中時点にはなるが、印象に残っているシーンは、自分の茶碗だけ、べっとりとした米がこそげ付いているところ。 しゃもじについた柔らかい米を落とすのに、茶碗にベトッと汚らしくこそげてある。 ちょっとしたことだけど、日々続くことを考えると、なかなかのストレス。 そういうちょっと嫌なことの連続とか、「悪気はないんだよ」は本当に疲れるのよねと共感した。 さすが嫁姑漫画、嫌なツボは押さえてるなと思った。かんかん橋をわたって草野誼6わかる
ゆゆゆ2023/02/13制作会社は変わった人が多いよね蕎麦屋で美味しい丼が食べられることを知ったのは、この漫画を読んだからだった。 東京ほどの蕎麦文化のない地域の人間には理解できなかったから、この漫画を読まなければ、蕎麦屋に行ってわざわざ丼を食べなかったと思う。 広告制作会社と呼んでいいのか分からない、吹けば飛ぶような場末の小さな会社で毎日終電まで働き、夜9時には帰宅したいと嘆いていたあの頃。 上京して働くって大変なんだなと思い始めた頃にこの漫画を読み、「褒められたい!!」「私も恋愛したい!!!」と心のなかで叫んだ。 漫画からデザイナーさんの大変さを知り、デザイナーさんまじスゴイと尊敬し直した。 そして蕎麦屋の丼に助けられた。 「これだからゲーム作りはやめられない! 」を一話お試し読みして、ふと思い出した本作。 フィールヤング誌なので基本は恋愛恋愛しているのだけど、添え物の制作会社に勤める人たちの日常が非常にリアル。午前3時の無法地帯ねむようこ3わかる
ゆゆゆ2023/02/13ゲームを作る人たちの話趣味でポチポチとゲームを作っていた根暗な女の子。 リリースを世界に発信したSNSアカウントの存在が、クラスメイトにバレてイタズラというか、イジメに近い形で拡散される。 下手な作品だと笑われて終わりだったはずが、作品の出来映えの良さに、内輪だけでなく、本当に世界へ拡散され… 出だしは酷いが、才能が発掘され、すばらしい才能の成果物が広く共有され、彼女を育ててくれる環境もあり、非常に夢があるストーリー。 私にもそんな才能が欲しかった。 読んでいておもしろいところは展開のどんでん返しもあるが、主人公が人を否定しないところだと思う。 相手を受け入れ、ゲームづくりに昇華していく。 その過程で相手の心も救う。 ゲームを作る人はやっぱりゲームが好きで、ゲーム作りは苦しいけど楽しいんだな、ということが強く伝わってくる作品。虹色ゲームメーカーたかし♂3わかる
ゆゆゆ2023/02/13ネタバレ贔屓のキャラクターは作者さん作者さん、大変すぎない? とマンガに対する感想を聞かれて、思わず答えたマンガ。それが「鬼滅の刃(漫画版)」 そのあと、一番気に入ったキャラクターを作者と応えて、友人たちをさらに唖然とさせてしまった。 仕方ないんだ。 コミックに載っていた、伊之助の素顔初登場シーン前後。 連載でネタバレする前に他所でネタバレしてしまったことを平謝りしているおまけを読んで、作者にかわいそうかわいい感を抱いてしまった。 あれやこれやで鬼のように忙しかろうに、ファンのケアまでしている!やさしい!! もうそこからはシリアスな本ストーリーとは別に、作者のおまけ漫画やイラストを見て、作者を愛でる作業。 こんなに大変そうなのに、マンガも描いてアニメも監修して、コミックスも発刊して、映画も監修か。 すごい!本当にすごい!! ちなみに、最終話を読んだ感想は、「とんでもない爆弾が落とされましたが、二次創作界隈は生きていますか?」 どのキャラクターが退場するかでファンをはらはらさせたあとの、ハッピーエンド顕現。 大人気マンガはすごいなと思った。鬼滅の刃吾峠呼世晴10わかる
ゆゆゆ2023/02/12個性的な高校生(年齢超過気味)による学園マンガあれは西暦2000年頃。 親が購読している週刊ヤングマガジンをペラペラと読んでいたら、絵柄やらストーリーやら雰囲気やら、ものすごく好みの漫画家さんを見つけてしまった。 迫力のある、線の太いかっこいいイラストと、早すぎると思える怒涛の展開。 高校を舞台にした、エログロバイオレンス? 上等上等。 どうしてこんなおもしろいマンガに気づかなかったんだろうと読み始めて2-3週後、「極東学園天国」は打ち切りで終了した。 なんでだようう!!!とコミックス最終巻まで買い揃え、最終話のその先を読んで、感動と終わりの早さに泣いた。 早すぎる展開はそのせいだったのか。 私が読み始める何話か前に人気が出てきて、もう少し早ければ打ち切りはなかったかもしれないと、作者がなにかに書いていたのを覚えている。 日本橋ヨヲコ先生の作品に登場するキャラクターはその後の連載作品でしれっと出演してくるので、いろいろな作品を読めば読むほど「おお、あの人が!」となるのが魅力の一つ。 ちなみに、私もこの作品はずっと好きです。 https://twitter.com/yowoko/status/1616086383629852673新装版 極東学園天国 A FAR EASTERN SCHOOL PARADISE日本橋ヨヲコ8わかる
ゆゆゆ2023/02/12昭和のヤングケアラー小学生ライフ作者が小学生のときに経験した祖父母の介護を手伝っていた日々の様子が、テンポよく、おもしろおかしく描かれている。 「介護小学生」、つまるところ壮絶な「ヤングケアラー生活」。 昭和の終わり。 義両親の介護要員と化した母親が、自宅の家事をし、同居するおじさんが帰宅するまでの数時間、認知症になった祖母、寝たきりの祖父と過ごしていたそうだ。 今だから、そう言えるんだろうなというシーンが、おもしろおかしく描かれている様子に、どこか胸がギュッとした。 介護職についている私の親戚が、トイレを粗相するようになったら自宅で生活していくのは大変だ、そうなったら自分たちは施設に入ろうとしみじみ言っていた。 描かれている作者祖母は、おそらくその段階。 でも昭和終わりなら、今と施設の状況も支援の状況も、周囲の視線も違う。 作者母、本当によく耐え抜いたな。 子育ても、介護も、主婦業も。 そして父。彼らはお前の両親だろう。嫁だろう。 Kindle Unlimitedで読み、なかなか衝撃を受けた作品。介護小学生金山カメ4わかる
ゆゆゆ2023/02/12「不思議で少しビター」という表現がぴったり「魔女の旅々」は、若くして「魔女」になったイレイナが各地を旅する物語。 魔法使いの上位である魔女だからといって万能ではなく、なんでもパーフェクトに解決できるわけではない。イレイナの母曰く「魔女は魔法が少し得意なだけ」。 そのため、純粋なハッピーエンドは多くない。 かわいいイラストで、ほんわかとした独特のゆるいキャラクターたちから生み出される、予想外のバッドエンド。 「不思議で少しビター」と原作小説のあらすじにあったが、読者にも後味の悪さを噛み締めさせる「ビター」な結末が連続したときは、さすがに主人公も落ち込んでいた。 そこが優秀過ぎる魔女イレイナを、人間らしく感じさせたところでもある。 また原作レビューに、「キノの旅」に似ているとあったので、「キノの旅」も少し読んでみたら、なるほどなと思った。 旅をして様々な街を訪れるところや、旅行者ならではの第三者めいた雰囲気が似ている。 どっちが良いというより、両方ともおもしろくて読みやすい作品だった。次はキノの旅を読みたい。魔女の旅々白石定規 七緒一綺 あずーる4わかる
ゆゆゆ2023/02/11ペンライトを手にする悪役令嬢(1巻表紙イラスト)ゲーム内登場キャラクター悪役令嬢エルディア。 その中の人が、そのゲームの大ファンであるアラサー喪女になってしまう、悪役令嬢系恋愛ストーリー。 最推しアルバートとともに、ゲームに登場する数々の推しキャラクターを愛でる生活をするため、世界線を崩壊させないため、エルディアは密かに奮闘する。 よくこんな人を主人公にして書き進められるなあと思うほど、エルディアはすぐに萌え悶える。 原作小説からぶれない、エルディアによる推しの尊さを噛みしめる頻度。 推しがきらめくときの、心中のはしゃぎよう。 小説版も萌え踊る心を落ち着かせるためになかなか忙しいエルディアだったが、エルディアが可視化されるマンガはさらに忙しい。 落ち着いたエルディアの最推しアルバートにひどく安心できる。 しかし、アルバートのコミカライズイラストは、読者をも萌え踊らさせようとする意志を感じる。 読者も試されている。 概要だけでは、この作品のハイテンションは伝わらないと思うので、まずは一読を。 これほど熱愛するゲームがあった、中の人の喪女さんが少し羨ましい。悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!高松翼 春が野かおる 道草家守3わかる
ゆゆゆ2023/02/11ツンデレ令嬢を救う「神託(powered by 高校2年生)」「ツンデレはツンデレという概念がなければ、ツンデレたり得ない」とちょうど読み、おお!と思ってこの作品の口コミを書こうと思った次第。 実況の遠藤くんと解説の小林さんがいなければ、「ツンデレ」という概念がない王太子ジークには婚約者のリーゼロッテの本心を全く理解できていなかった。 ジークどころかリーゼロッテ自身含む、あのゲームの世界の人たちもみな理解に苦しんだのでは。 ストーリーのあらすじというかベースはこれだけなんだけど、それにまつわるゲームの中と現実というデュアル展開がおもしろく、作品にグイグイ引き込まれてしまう。 独特の視点を上手に描いてくださった作品はどんな形になっても、すっごくおもしろい。 ジークとリーゼロッテも、遠藤くんと小林さんも、みんな仲よく楽しく過ごしてほしい。ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん逆木ルミヲ 恵ノ島すず えいひ2わかる
ゆゆゆ2023/02/11本がたくさん読める幸せ「本は須く(すべからく)うらのもの」がネーミングの由来という、本の虫というか本がすべての女性「本須麗乃」が本に潰されて死に、マインという虚弱少女に異世界転生して、「本がないなら作ればいいじゃん!!!」と死にかけながら本づくりを転生パワーで突き進めるお話。 マインの本を読みたい熱に巻き込まれる家族、友達、知り合い、すごい人、偉い人、いろんな人。 本人は本と家族がいれば十分なのに、巻き込む勢いが大きすぎてそうはいかず… 原作が長編すぎるせいか、コミック版「本好きの下剋上」は複数人の漫画家さんが並行して描いている。 第一部と第二部は鈴華先生によるもの。 Web小説からのコミカライズや書籍は途中打ち切りの作品が多いというのに、アニメ化されたとはいえ、同時進行とはなんと気前の良い振る舞いだろう。 出版元は印刷博物館とのコラボをしていたり、作中で登場していそうなアイテムをグッズ化してどんどん売り出していたり。 「本好きの下剋上」ワールドは沼が深い。 私は原作「本好きの下剋上」が好きだったので、コミカライズ版も読んだクチ。 マンガ版では小説の挿絵では描かれなかった、細かいところま描き込まれている様子に感激した。 漫画だと視点が完全な主人公視点ではなくなるので、小説版でしばし起きた「主人公視点によるミスリード」がどう描かれるかも見物だった。 まずはマンガ版を読んでみてほしい。 おもしろいなと思ったら、小説版を。 無料で読める「小説家になろう」版もおもしろいし、書籍版はなろう版より加筆されているので、それはそれでまたおもしろく読むことができる。本好きの下剋上 第一部椎名優 鈴華 香月美夜8わかる
ゆゆゆ2023/02/11ネタバレハッピーエンドがいっぱい!なるせゆうせいさん原作のストーリーを6人の漫画家さんたちが描いた読切短編集。‥だったと、読み直して知った。 「東京無印女子物語」は、「東京を舞台!」もしくは「上京!」という印象のストーリーが多いが、話によっては東京感を全面に押し出しているわけではない。 買った当時は上京当初を思い出しながら読んだり、昔読んだ「ザ マーガレット」はこんな感じに恋愛マンガがたくさん載ってたよなぁと思うくらいだった。 久々に読み直してみたら、ストーリーからあふれ出る若さにダメージを受けたのだろうか。 若者による清々しいほどのハッピーエンドの連続に疲れてしまい、最後のストーリーでなんとか持ち直せた状態。 もうキャラクターたちに心を寄り添えるほど、若くないらしい。 最後のストーリーだけ他と様子が違ったのは、最後ならではのハッチャケなのだろうか。 人生そううまくはいかないよね、という感じが逆に良かった。 いろいろな漫画家さんによるお話を一冊で読むことができて、少しオトクな感じのするアンソロジー単行本。東京無印女子物語月子 山崎童々 コナリミサト ねむようこ 安江アニ子 なるせゆうせい 赤みつ5わかる
ゆゆゆ2023/02/09人が魔女を魔女たらしめる「魔女」と烙印を押されたら、拷問で死ぬか、処刑されて死ぬかのほぼ二択だった時代における、史実をもとにした西洋ファンタジー。 魔女裁判の最盛期前後、そして精神医学が発達しはじめた時代。 魔女とされてしまった人たちは本当は魔女ではなく、精神的な病に冒されているだけだと訴えた医師ヨーハン・ヴァイヤーの物語。 ヨーハン・ヴァイヤーは「精神医学の祖」とも呼ばれているらしい。 作中では、「魔女」とされてしまったら最後、様々な行動が「あれは魔女の○○という行いだ」といわれ、本当は魔女でなくても人々の認識で、魔女にされてしまう恐ろしさが何度も何度も描かれている。 無知と恐怖が存在しないものを生む。 私には、どこまでがファンタジーで、どこからが史実かはわからない。 だが読んでいて、一番怖いのは人なのかもしれないという気持ちにさせられる。 ホラーとサスペンスが混じる歴史ファンタジーが好きな方はぜひ。魔女をまもる。槇えびし3わかる
ゆゆゆ2023/02/09安定のチェーン店料理とちょい呑みキャリアウーマンの紅河メイ。 美貌と華やかさと裏腹に、リーズナブルなチェーン店飲みが大好き。 一人でチェーン店ちょい飲みをして「なまらうみゃ〜」となる、ひとときは張り詰めていた緊張の糸が解け、等身までも縮んでしまう。 という設定をベースに、化粧品会社に勤務する紅河メイのお仕事まわりの話と、作者のコナリミサトさんPresentsと思われるチェーン店呑みメニューの話が進んでいく。 どうしてこの作者の描く呑み話は、こんなにも美味しそうなんだろう。 店名からリアル店舗を推測して、料理を再現できるのもすばらしい。 デフォルメされた料理からあの料理ねと想像力をかきたてられ、ヨダレそそる主人公による「なまらうみゃ〜」詳細解説に食欲が急上昇する。 そういえば、ドラマ版を放送しているとき、作者がリアル店舗のメニューを用意して、放送内容と同じメニューを食べていた。懐かしい。 呑み話と、紅河メイの身の回り話と。 どちらも主従つけがた位ほど楽しく、テンポよく読めるマンガ。ひとりで飲めるもん!コナリミサト6わかる
ゆゆゆ2023/02/08電子版は見開きで読めるデバイスを!ストーリーはいろいろな方が書かれているので、私が気づいた読む環境についての感想。 電子版が無料公開されたときに初めて読んだ。 でも絵柄が嫌いなわけでもないのに何故か読みづらく、第一話を読み切ることなく挫折した。 自分でも何が起きたか理解できなかった。アニメはおもしろいし、趣味が合う友達は絶賛している。おかしい。 しばらくして気づいた理由が、スマホから1ページずつ読んでいたこと。 「ゴールデンカムイ」は、本誌連載時に近い環境のほうがたのしく読めるマンガなのだと思う。 見開きでバババン! めくってドドン!! しばしば、のびのびと、かつ迫力がある描き方をされているので、1ページずつ読む場合は見開き展開の魅力も、付随するストーリーも、いろいろとパワーダウンしてしまうようだ。 タブレットを使い、2ページ見開きにして読める環境にしてみたら、今度は読み止まらなくなった。 今はくつろげる時間とはいえ、他にもやりたいことはあるのだよと無理やり、きりは良くないけど、きりが良いところと思い込んで、読み止まることができた。 ゴールデンカムイ、恐ろしいマンガ! まだ未読の方は、できれば紙版を。 難しければ、電子版は2ページ見開きで、余裕を持って読めるデバイスから読むことをおすすめします。 話がブツ切れにならないうえ、迫力が増します。ゴールデンカムイ野田サトル4わかる
ゆゆゆ2023/02/08タイトルそのままの世界とストーリーこういうノリが好き。 絶対にBLになる世界側は、全力でBLにありそう展開を振ってくる。 絶対にBLになりたくない、たんたんとした性格の主人公は、BLストーリーにやられないよう、冷静にモブへ徹する。 そして、BLワールドにおける各人物の行動を説明しつつ、華麗にフラグをかわしていく。 それだけのストーリーなんだけど、それがおもしろい! 絶対BLになる世界に限らずとも、絶対ハーレクインロマンスに陥る世界でも、絶対百合に陥る世界でも、絶対鬼のパンツを歌ってしまう2月3日の世界でも、おもしろくなるテーマだと思う。 この視点を思いついて、マンガに描いてくれた作者さんの発想に脱帽。 ちなみに主人公はモブを徹しているので、家族(男)が主人公の顔を思い出そうとしても、はっきり思い出されることはない。 家族なのに! いかがなものかしらと興味本位で1巻をお試しで読んだら、思わず続巻を買ってしまう、そんなマンガ。絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男紺吉3わかる
ゆゆゆ2023/02/08懐かしのギャグ王マンガ十六夜とジェンドとカイとツァルが旅するファンタジー。 4コマだったり、ストーリーだったり、話に合わせて各話の構成は異なっているが、連載誌のギャグ王に合わせ、基本的にはミニキャラによるギャグ展開となっている。 たまにシリアスな感動ストーリーもある。 冒険といえばドラクエ、悪いやつを勇者が倒すものと思っていた私にとって、作者が描くドラクエ4コママンガあとがきやこの幻想大陸の疑問「悪いやつは本当に悪いのか」は衝撃的だった。 個性豊かなキャラクターたちの漫才と合わさって、のめり込んだのを覚えている。 お金がない当時にも関わらず、豪華声優陣によるドラマCDや作者のファンブックもがんばって購入したほどだ。 思い出補正やら当時のドはまりぶりやらなんやらで、私のこの作品に対する評価がめちゃくちゃ高いが、他の方にとって☆5評価の作品かはわからない。幻想大陸夜麻みゆき6わかる
ゆゆゆ2023/02/08懐かしの、かわいそうかわいい系キャラクター地球から遠く離れたN88星雲にあるボムボム星は数多のヒーローを生み出している星。 その星から地球へやってきた、落ちこぼれヒーローが主人公のダイナマン。 がんばってるのに報われなかったり、ちょっと抜けてたり、日常生活の不運に当たったり。 抱いた怒りや悲しみを吹き飛ばすかのごとく、爆弾を投げつけ爆発させるのがダイナマン&4コママンガの展開の特徴。 考えてみたら、90年代半ばに登場したダイナマンは、今流行りのかわいそうかわいい系キャラクターのはしりだったのでは。 ちょっとスケベで、お年頃の男の子だけど。 ギャグ王連載当時は、読者の怒りや悲しみ投稿を募集&4コマ漫画化し、ダイナマンが作中で爆発してくれるという試みも行っていた。 今ならTwitterで募集だろうか。SNSと相性がよさそうだから、復活してほしい。 でも、難しいかなぁ。 だって、ほら、当時も今も、読んだ皆が抱くだろう疑問があるもの。 「これってボンバーマンのパクリじゃないの?」 当時はコロコロでボンバーマンが連載されていたので、見比べた記憶がある。 子供には細かい事情などわからないから、読んで楽しいから読んでいた。 94年から98年まで連載されていたから、実際に人気は高かったんだと思う。 先程、異様に詳しいWikipediaにて、創刊号読切では「それゆけボンバーマン」だったと書いてあるのをみて、いろいろ事情を考えてしまった。 さて、そんな「すすめ!!ダイナマン」。 私の記憶で美化されておもしろいのか、90年代半ば〜後半の人々の日常や悩みがおもしろいのか、作中でもけちょんけちょんにされているダイナマンのマンガがおもしろいのか。 興味を持った方は、無料分だけでもチラと読んでみていほしい。すすめ!! ダイナマン池田匠2わかる