角川コミックス・エースの感想・レビュー335件デビュー作とは思えない超ケロロ軍曹UC 激闘!! ケロロロボ大決戦 吉崎観音 士土幽太郎 BANDAISPIRITS阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ) 絵柄がアニメにも原作にも似てない、細い線だったから新鮮だった(これがデビュー作だというのだから驚く)。 話の展開的には軍人だったなコイツらと言ったカッコよさと『ケロロ』らしいコミカルさがあったが、冒頭で日向家が接収されてフェードアウトしてしまった辺りで家やノスタルジー(記憶)と家族を重視する吉崎観音とは決定的に違うなと感じた。 この漫画終盤と本編で活劇「ケロロとフユキ…」のシリーズが始まっていて、ベテランと新人がアクションシーンで競い合ってる形になってる風でちょっと笑った何度読み返しても面白いクロボンシリーズ屈指の神作品 #完結応援機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 長谷川裕一 矢立肇 富野由悠季 カトキハジメカワセミ㌠前作にあたる【機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人】から約17年後のUC:153が舞台となっており、あのVガンダムと同時間軸の作品が誕生した事により ・Vガン本編とどう絡ませるのか? ・一応は完結したクロボンシリーズをどう復活させるのか? ・あの名作鋼鉄の7人のハードルを前にどんな作品を見せてくれるのか? 等読む前から様々な疑問や不安そして期待を持たれたガノタや長谷川先生ファンは多かったかと思いますが読めば読む程 ①Vガンダム要素(ザンスカール帝国の組織図やゾロ系MSの魅力に加えリガミリティアとの関わり合い)の取り入れ方 ②再建した木星圏ならびに新主人公フォント君の人間臭さや兄貴分カーティスさん等各陣営キャラの魅せ方の素晴らしさ ③無印~鋼鉄の敷居の広さを活かした旧陣営キャラの再登場やMS類の発展や海賊らしい戦法や武装等読めば読む程ファンが感動や脱帽する場面の嵐が巻き起こる 等々これでもかと言わんばかりの長谷川先生が送る熱量や画力が展開され様々な考えていた感じた気持ちを良い意味で覆した神作品に仕上がっている神作品だと強く実感した作品なんですよね もふもふかわいいもふもふの神様さがし たまきstarstarstarstarstar_border野愛神様に仕えるちっちゃいもふもふの子たちってなんでかわいいんでしょうね。 大体が人間の子どもに化けててヤンチャな子と甘えん坊な子がいてびっくりすると耳としっぽが出ちゃって……わりとパターンは決まってるのに毎回新鮮にかわいいな〜って思ってしまいます。 このお話の銀ちゃんと茶子助もまさにそれです。神様を探しに人里に降りてきて、たぬき耳とキツネ耳を隠してわちゃわちゃしてます。 きゅるきゅるのお目目にもふもふの耳としっぽで、神様探すの手伝ってって言われたら断れないだろうなあ…うちに来てくれないかなあ…。 もふもふのかわいい子たちを見たい人は読みましょう。優しい人しか出てこないところも最高。 キャラ絵可愛すぎません?世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する 皇ハマオ 月夜涙 れい亜starstarstarstarstar_border宮っしぃ個人的に皇ハマオ先生好きなんですよね、君あるとかマジ恋の漫画とか好きでした 生前は最強の暗殺者だった主人公は、転生先で勇者を暗殺するためにスキルを神からもらって転生 転生先の異世界で暗殺者として成長していき、仲間とともに冒険したり、勇者暗殺のための情報収集や資金繰りで商売したりなどなど、色々な要素もりもりで飽きずに楽しめる そして、とにかく女性キャラクターが可愛いです 何というか世代なのか分かりませんが、昔の美少女ゲームを連想しそうなというか... 個人的に推せる漫画家というのもありますが、異世界ファンタジーとしてもしっかりボリュームある内容で、バトルに冒険にお色気にコメディなどなど、昨今の異世界転生ものの中でもクオリティ高い良作なのでオススメです対魔王軍、最終兵器「異世界から勇者召喚」治癒魔法の間違った使い方 ~戦場を駆ける回復要員~ 九我山レキ くろかた KEG KeG KeGstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ回復魔法を使って、肉体を無理やり鍛え上げて(物理)、戦場で逃げて走り回って負傷兵を助けて、まるでゾンビのように倒れた兵士を次々と復活させる役にする。魔力の続く限り。 なるほど、その手があったかと思ったものの、読んでみるとそんな芸当ができるのは一人だけらしい。 いるのかよ! 逃げ回るだけでなく、戦えるようになっちゃえば?と思うものの、鍛え方がまた別になるんだろう。突貫工事は逃げて、走って、助けるほう。 巻きこまれ召喚されて、意外と性に合った先に配属されて生き生きとした主人公は楽しそう。 せっかくできたお友達と離れてしまったのはさみしいけれど、10代半ばの学生に世界を救ってくれと話す王様もどうかと思うけれど、それ拉致ですよねだけど、元の世界に戻れるかもわからない困った状況だけれど。 タイトルの前提以外は「小説家になろう」あるあるが詰め込まれているけれど、このまま出落ちにはならないよう、さらなる「間違った使い方」の展開を期待して読んでいる。 話し重た...回復術士のやり直し 羽賀ソウケン 月夜涙 しおこんぶstarstarstarstarstar_border宮っしぃ勇者の1人として旅に出た主人公は回復術師という不遇と言われた職業で、他の勇者達に薬を飲まされ奴隷の様に扱われ、殴られては無理矢理男に犯されたり残飯食わされたりなとなど、かなり虐待を受けていた ふとした時に毒物耐性のスキルを得て薬の中毒から脱却 復讐を誓って魔王戦で手に入れた賢者の石を使って時を巻き戻して人生やり直しを図るお話 なんですけど、登場人物はほぼ全員クズ、主人公もかなりのクズ、まともな奴があまりいなく胸糞悪くなるキャラばっか それでもしっかりと物語が骨太でファンタジー作品としても楽しめ、復讐との仲間たちとの葛藤など主人公の成長や改心も見え隠れするなど、異世界ファンタジーの中でもかなり楽しめる要素がもりもりです ただ全員胸糞悪いクズばっかなので、あまりそういうのが好きじゃない人にはオススメできません 耐性ある人は楽しめると思いますよモデルを持たない僕達の、たとえ稚拙な芝居でも…機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和 矢立肇 富野由悠季 大河原邦男starstarstarstarstar阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)2024年3月17日 「また、死ぬよ!」(伝説の大根役者ロバート・コーツの「迷演技」,リーダーズダイジェスト『世界不思議物語』より引用) 安彦良和による表情がコミカルでいいんだけど、一年戦争後期のギレンとかシャアが中々しやがらないんだ、これが。仏頂面や一物抱えた薄笑いばっかりでさも自分等をアレクサンダー大王やナポレオンと思ってるんだろうね。あの芝居がかった態度は。それが大変不気味であるんだが、不気味ゆえに彼らは強い。彼らの心持はナポレオン、カエサルであるからだ、英雄は容赦を知らない、それ故負けも知らない。 それに比べるとホワイトベースの乗組員はケツの青いひよっこもイイとこ。たかが仲間が将軍を尻に敷くと言う粗相をした程度で目を丸くして開いた口が閉まらない。彼らの振る舞いもまた芝居がかってるが、ギレンやシャアと違ってそこには英雄を憑依させた凄みなんか無い。あるのは一身上の苦悩と戦場での生の証を立てようと足掻く青臭さ、それだけだ。 然し、彼らはハムレットやヒットラーを憑依させて何かしらの大物になろうとしているシャアやギレンと違って自分を生きている。彼らが英雄にのめり込み過ぎて自分でも何でもない暴力の化身になり果てているのに対し、ホワイトベースの乗組員はちっぽけな自分でしかないが、それを貫徹していく最中に英雄に届かなくても何かしら自分を語るヒストリーを身に着けた。詰り立場は逆転したのだ、余りにも豊かな教養とバックボーンにより得た資格で歴史に寄り過ぎた男たちは、逆説的に歴史の中での自分の立ち位置を忘れて骸か神か以外の自分の存在を忘却した。これは結局誰よりも歴史と己の対比に自覚的であり、メタ的にシャアやギレンの思想的師となっていたマ・クベが結局不出来な部下一人教育できず、歴史のダイナミズムを意識したアムロたちに敗北を喫した(『アムロ0082』)姿を見ても窺えよう。 『ガンダム』は45年続くロングランのシリーズだ。その中で築き上げられた設定や歴史はとてつもなく膨大で長くそれを専ら漁るファンも大勢いる。然しそのような流れの中に於て『THE ORIGIN』はフラットな設定に紐づいた歴史に異を唱えるように、そこでの「健全なダイナミズム」を描き出す。勿論、これは安彦良和の一存の作品であり、とても「粛清」の域に至らないのであるが、それでよいではないか(安彦もそこまで考えてはいない)。 結局、こういう作品が打切にならず大団円を迎えた辺りに「ガンダム」は恵まれた作品であり、我々はそれを盲信の観念を払拭して健全に引き継がねばならない。これは『ガンダム』の意匠を用いた歴史漫画であり、この歴史に『ガンダム』が含まれているとの告白だろう。 P.S: 或いはジオンが、事故演出家した歴史とするなら彼らはヨーロッパで、逆に自分を規定する歴史を持たず力で押しがちな連邦はアメリカなのかもしれない。然し少なくとも作品の後者には、己を語る語彙を得ようとするチャンスがあるのだ。作品ラストにジオンの残党が連邦で再就職するオチは「何物でもない」余地、ナポレオンでもヒットラーでもないモデルをさがす余地をアメリカに求めた隠喩なのかもしれない。これは余談の通り、根拠の無いトンチキ歴史観だ。忘れてくれて結構。幸福は認識を通して存在するのか、認識と独立して存在するのかハーモニー 三巷文 伊藤計劃starstarstarstarstar_borderこば”人類滅亡の危機を経た、近未来。生命主義が確立し、過度の調和が重んじられる社会に息苦しさを感じていた女子高校生のトァンは、ある日、クラスの中で変わり者とされていた少女、ミァハから声を掛けられる。社会に対して否定的な言動をいとわないミァハに、最初は戸惑いながらも、徐々に惹かれていくトァン。やがてもうひとりの友人、キアンとともに、ミァハに導かれるまま、集団自殺をはかるのだった……。34歳の若さでこの世を去ったSF作家、伊藤計劃の著書を劇場アニメ化する「Project Itoh」と連動したコミカライズ企画。数々の受賞歴を誇る、伊藤計劃の小説「ハーモニー」に、漫画家の三巷文が挑む。「月刊ニュータイプ」連載時より大幅に加筆され、待望の単行本化!” 以前読んだ漫画、久々に読み返した。 合理的な管理社会が行き着く最終地点として、「意識」が不要とされる。確かに意識がなければ、完全に合理的で調和のとれた世界になるのかもしれない。不幸を感じようもない。 でも客観的に見ると、ディストピアにしか見えない。 幸福は認識を通して存在するのか、認識と独立して存在するのか、という議論を思い出した。 https://bc-liber.com/blogs/bf6cbb9b657d https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC-1-%E3%82%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9-%E4%B8%89%E5%B7%B7-%E6%96%87/dp/404104068Xレベルカンストした弱々なはずの村人LV999の村人 岩元健一 星月子猫 ふーみstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ思わせぶりな、わからない点が多すぎてモヤモヤ気になる。 原作の小説家になろう連載版を読みに行き、すごくわかりやすくコミカライズされているんだなと思った。 キャッチーなタイトルでひきつけて、昔のRPGあるある「魔王は悪いから悪いのだ倒さなければならぬ」という常識に疑問を呈した作品ということなんだと思う。 傷つけてきた相手が憎いのは当然で、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとなるのも当然で。 全部を読んだわけではないので本当にそうなのかはわからないけど、コムズカシイことを語るタイプの漫画に思えた。 だからこそ、主人公はざっくばらんとしているのかもしれない。 「お前が悪いから悪いのだ」に続いて「自分はこうだからこうなのだ」という呪縛はとても困難な状況に思えるけど、気づかなければ、困難さにも気づかない。 ひとり抜け出てしまった主人公は困難さのあまり、達観もするよねえと思った。性格0点な陰陽師探偵と追う、妹の失踪に隠された秘密 #1巻応援探偵の式神 田辺ゆがたsogor251ヶ月前に行方不明になった妹の衣緒理を探す高校生の桐形綴はとある場所を訪れます。 それが陰陽師である天ヶ屋七都が人形式神の矢千代と共に営む探偵事務所。 警察の捜索も進展がなく、陰陽師の力で衣緒理を探せないかと思っていた綴。 しかし、手始めに七都が能力を使って得られた情報は、衣緒理の反応が遺体や幽霊という状態すらみつけられない、すなわち、**衣緒理がこの世に存在していない**というものでした。 実は衣緒理の失踪には衣緒理の存在自体にまつわる秘密が関わっていました。 そしてその秘密は、七都たちがずっと追いかけていたある事件とも関連が…。 そんな繋がりから、綴を事務所で働かせて共に衣緒理の消息を追うことにした七都たち。 この作品は、実力は折り紙付きだけど態度は最悪な七都、そして思わぬ戦闘能力を秘めている矢千代と共に、 綴が衣緒理の失踪に隠された秘密に迫る様子を描く作品です。 1巻まで読了感想幽霊さんと不良A 鴉月ルイ名無しヒプマイのコミカライズをしていた作者さんで、絵はきれいでカラーも鮮やかですごく上手い。ストーリーは事件発生→解決まであまり心が揺さぶられる展開がなく、絵は上手いのでうまいこと話を盛り上げればもっと人気出そうなのでもったいない印象。知らないものは怖い。想像できないものは怖い。光が死んだ夏 モクモクれんstarstarstarstarstar_borderゆゆゆまず、擬音表現が怖い。 ジョジョだとゴゴゴとか書かれているアレ。 シャワシャワシャワシャワって、小さく1列にたくさん書かれていて怖かった。 頭をワシワシする音かと思ったけど、セミがものすごく鳴いている様子が正しいのかな。どちらにせよ、怖い。 気味が悪いシーンのあと、先生の顔を隠して、やたらリアルに口だけ描かれていたのも怖かった。 男二人が周りの女の子に恋愛感情抱かず、二人の秘密を共有してはいるけど、二人の間でキスすらしているわけではない。 すごく仲の良い友人ともとれる関係性。 ホラーは的を得たジャンル分け。すごく怖い。 光から出てくるやつ、怖くて直視できない。この鍋はあと2回の変身を残している #1巻応援ふたり暮らしのおとりよせ日和 柚子桃 司馬漬けstarstarstarstarstar_border兎来栄寿『めしに導かれしエルフ』の柚子桃さん&司馬漬けさんのコンビによる、新たな飯テロマンガです。 新入社員のみやこが、会社で憧れていた先輩・つばきとルームシェアをするようになるという社会人女性同士のちょっとした関係性もありながら、メインは食に置かれています。 この作品の恐ろしくて素晴らしいところは、紹介されているお取り寄せグルメはすべて実在しており、その気になれば頼めてしまうことです。そして、またすべてが美味しそうに描かれているのですよ。 最初が覚王山フルーツ大福弁才天から始まっているのが個人的にビビビと来ました。ジューシーなフルーツと求肥のもちもちとした食感のコントラスト、そこに乗っかってくる天にも昇るような上品な甘み、堪りません。 「『TAKUNABE』の極上生パスタで〆る国産牛もつ鍋チリトマト味」も大変に破壊力が凄まじいです。ビールの温存の仕方や、付属の生パスタだけでは〆が飽き足らずリゾットもやってしまうあたりは解釈一致です。 大人が楽しいのはね、こういう瞬間ですよね。いくら豪華なご飯でも、ひとりだと食べられる量も限られるし味気ないものです。しかし、気心の知れた誰かとならシェアしながら少しずつたくさん食べれますし、美味しさも何倍にもなります。みやことつばきは、性格的にも生活レベル的にも一緒にいてとても馬が合う感じがいいですね。片方だけがお酒は全然飲めないとかだと遠慮してしまうものですが、そういうこともなくハイボールやビールやワインをどんどん開けていく姿は爽快です。 今年は既に花粉も飛散しており、外に出るのが辛いという同士の方も多いことでしょう。そんなときは、この作品を読んで美味しいものを取り寄せて食べることで気分を晴らすのも良いのではないでしょうか。 グルメマンガに出てくるお店はいつも都会ばっかりでずるい! という地方の方にもお薦めです。100メガショックラブコメ!レバガチャアーカイブ カネコマサル SNK 鯨武長之介starstarstarstarstar_borderカイすみません正直舐めてました ハイスコアガールの二番煎じぐらいに思ってて、kindle55円セールだからって買った程度でしたが、予想以上に面白かった! 短く綺麗にまとまった良作!コインランドリーに住む謎の女のギャグ漫画コインランドリーの女 清原紘starstar_borderstar_borderstar_borderstar_borderカイkindleセール55円で購入 んー微妙! ギャグ漫画だから笑わせにくるけど、少女漫画誌で連載だったそうなのでツボが合わなかっただけだろう少女が誘拐事件をでっち上げ失踪HOLIDAY 乙一 清原紘starstarstarstar_borderstar_borderカイKindleセール55円で購入 まぁ至って普通の短編サスペンス 短くまとまって絵も見やすい推しがいる人生の始まり #1巻応援SAWA-元殺し屋の推し活- 裏ロジstarstarstarstarstar_border兎来栄寿昨日は猫のためにマンションの一室を買い、更には一軒家を建てたマンガ(『借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話』)のクチコミを書きましたが、本日紹介するこちらの作品は推し活のためにマンションをビルごと買う元殺し屋のお話です。 作者は『たぬ恋。』の裏ロジさん。画風がスタイリッシュで魅力的です。 20年余りを殺し屋として過ごしてきた主人公・サワは、父親の借金を返し終えてボスから退職金代わりの莫大な報酬と共に自由を得た身。日本のネカフェで住所不定無職として暮らす中で出逢ったのは、俳優の蒼真(そうま)。殺し屋のお仕事を終え、推し事へと目覚めていくストーリーとなっています。 冒頭の殺し屋としての仕事のシーンなどはかなりガチですし、途中で元殺し屋としての緊張感を走らせる場面もありますが、そこと推し活を楽しみ尽くすところの風邪を引きそうな温度差が良いです。推しを推して、初めて覚える感情に戸惑いながらも幸せになる人を見るのは、良いものです。 日本の文化的自体にも疎いサワですが、さまざまなものに新鮮味を感じたり戸惑いながら愚直に郷に従ったりするさまが何とも面白いです。ファンクラブに入るには住所が必要なものの、外国人で部屋を借りるのも難しいのでビルごと買ってしまうエピソードは好きです。管理人室を推しグッズ塗れにして叱られるところはろもっと好きです。 「ファンミ」が何の略かもわからないサワに、さまざまな知識を授け伝道してくれる同担のみずほさんもまた良いサブキャラクター。みずほさんの優しさや、推し活を通して生まれる絆にも大いなる良さが宿っています。グッズが溢れかえって整理整頓がし切れていない人は、みずほさんが語るオタクグッズの収納テクニックが役に立つかもしれません。 1牧の最後のエピソードの引きの強さは最高です。描き下ろしマンガも、本編の隙間を埋める面白い内容です。 推しがいる人は、きっとそこかしこで共感しながら楽しめることでしょう。気になる展開の数々。13回目の足跡 三部けいstarstarstarstarstarPom 2巻の最後で、衝撃を受け、続きが気になって仕方がない。 発売はまだ先か。。と小さなため息をついた先程でした。 絵葉書の謎から始まって、いやー、気になるしか言葉が出てこない。笑 13って数字がキーワードなのかな。桃弥の過去の出来事と絵葉書は通ずるものがあるのか。。 桃弥と小春の子、逢生の周辺にも何かを知っていそうな人物が居そうだし、、家族や友人との絆とか、、読めば読むほど、この物語ハマりそうな予感がしています。「幽霊さんと不良A」感想幽霊さんと不良A 鴉月ルイニーナ幽霊と不良コンビの学園ファンタジー。と聞くと軽そうな話に思えるが、基本テーマは〈いじめ問題〉なんだと思う。いじめられる側はもちろんのこと、いじめる側にも抱えている悩みがあるようで…そこに悪霊が色々吹き込むもんだから、余計ややこしい展開になる。また手助けしてくれる幽霊さんにも、まだまだ秘密にしてることがありそうで、続きが気になるわ!「根室くんは顔がいい!」感想根室くんは顔がいい! 佐茂すけニーナ隣の席の、いつも前髪で顔を隠してる男子…が実は超絶美少年!しかもそれに気づいてるのは自分だけ。ベタだがこの展開が嫌いな女子がいるだろうか?…いやいない!(あくまで個人の感想です。笑) 最近重めの漫画ばかり読んでた反動か、優しい話だし美少年を愛でられるしで、読んでいて荒んだ心が癒されました~!王道魔導ファンタジー賢者の孫 吉岡剛 緒方俊輔 菊池政治starstarstarstarstar_border宮っしぃ王道な異世界転生ファンタジー展開で、こういうのがやっぱり楽しい 現代から転生した主人公、祖父母が賢者と魔導具製作の導師、現代知識で魔法も魔導具もチートもりもりになり、常識学ばずに成人、学校でもチート無双して〜、とありがちな内容ではあります ただしっかりとした世界観や、登場キャラたちも立っているので、飽きずに読めます 異世界転生ものにありがちな、ペラペラな内容ではなく、ちゃんと作り込まれている感があるので、ファンタジー作品として純粋に楽しめる 魔法バトルも結構熱いので、少年マンガが好きな人もオススメですよ彼女がデスゲームに参加し続けるたったひとつの理由 #1巻応援死亡遊戯で飯を食う。 ねこめたる 万歳寿大宴会 鵜飼有志starstarstarstarstar_border兎来栄寿『このライトノベルがすごい!2024』の新作部門1位を獲得した鵜飼有志さんの小説のコミカライズです。 女の子だけで行われるデスゲームですが、通常のデスゲームものと大きく異なる点があります。 多くのデスゲーム系作品では、主人公は自ら望んだものではないゲームに巻き込まれるパターンが非常に多いです(『バトル・ロワイアル』、『BTOOOM!』など)。 望んで参加する場合には、借金返済のためといった理由が多いです(『カイジ』シリーズや『トモダチゲーム』など)。 しかし、本作の主人公・幽鬼は自ら望んで、金銭などのためではなくゲームに参加し続けます。その動機は「99回のクリアを目指す」ということ。デスゲーム自体が生きる目的になってしまったという、バーサーカー的な存在です。 物語の最初に描かれるゲームは幸いにして協力型なので、既に27回クリアしているヘビーリピーターの幽鬼は、いわば仲間として頼りになるスーパー船井。知識もノウハウもある彼女がいればクリアは難しくない……とはいえ、そこは極限状況。次に何が起きるか、誰が裏切るかもわからない疑心暗鬼のデスゲームの醍醐味が描かれていきます。 そこそこハードな描写も出てくるので、苦手な方はご注意ください。 しかし、とにもかくにも作画の万歳寿大宴会さんの絵が大変にお強い! 女の子が全員とてもかわいいです。そんなかわいい女の子たちが、生と死のあわいで表情を歪めていく姿。福本マンガの金持ちの気分を疑似体験できるようです。 既存のデスゲーム作品へのメタ的な部分も含まれており、デスゲーム好きの方、サスペンス好きの方にお勧めです。VRMMO冒険ファンタジー痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 おいもとじろう 夕蜜柑 狐印starstarstarstarstar_border宮っしぃ女子高生がVRMMOファンタジーゲーム始める時に、知識なく防御に全ステ極振りしてスタート 無知から始まる謎スキルのゲットや、色々あって手に入れたスキルが重なりに重なり無敵要塞状態の主人公 友達もノーダメキャラやら、攻撃極振り破壊神双子、歩く魔法図書館みたいなキャラやらなにやら、独特なキャラが登場 わいわい冒険したり、まったりしたりとファンタジー物としても色々な要素が楽しめ、コミカルで可愛らしいタッチのイラストもあって、ものすごくほんわかした内容になっている ファンタジー物好きな人なら読んでおいて損無いと思いますよ気になる題名でしたLV999の村人 岩元健一 星月子猫 ふーみstarstarstarstarstarこめつぶ村人なのにレベル999ってどんなストーリー?と思って読み始めたらストーリーもしっかりした設定で人間と魔族との共存など考えながら読んでいます。村人にレベルの設定があると言うことは、それを倒すとレベルが上がるのか?主人公がどうやってLV998の敵の所まで行って倒したのかも気になります。設定は面白いんだけど、人の心の変化をもう少し時間をかけて描いてほしいなと思いました。<<12345>>