あらすじ

ある日、出版社に勤めるグリコの親友・青木(あおき)が一升庵に。部署異動の報告とともに、ある仕事の協力をおせんにお願いしにきたのだった。その仕事とは――、編集部内対抗味噌汁バトル!!調理は自分自身でやらなくてはならないという、編集長の大号令のもと開催されることに!!おせんがつくる最高の味噌汁とは――?嫁ぐことになった娘に珍品堂(おやじ)が果たす最後の責任を描いた感動のシリーズも同時収録。まさかの中華!?おせん流麻婆豆腐は必見です!
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(1)
おせん、新装開幕!一升庵に舞い込んだテレビ局の取材依頼――。若き料理人達との、山菜採り――。2つの難題に、おせんの五感が冴え渡る!“視聴率の神様”と称されるプロデューサーの手がけるテレビ番組、そこで紹介されるお店の候補に挙がった一升庵。出演交渉を兼ねて取材にやって来た番組スタッフから、視聴率のためにあれやこれやと注文を受けたおせんは……?現代(いま)だからこそ伝えたい、人と食を真っすぐ繋げる珠玉の物語。
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(2)
一度は食べたい、横手焼きそば!おせん、初めての横手焼きそば作りに挑戦。横手焼きそばご当地娘の、美紀(みき)。助っ人としておせんの前に現れた、彼女の抱える苦悩。焼きそば作りに敗れ、かつてないほど影が薄くなった、おせん。横手焼きそばをめぐるドラマ、いざ開演!!さらに、真子(まこ)がお見合いする相手の秘密を知ってしまったグリコの男意気を描いたエピソードも収録!現代(いま)だからこそ伝えたい、人と食を真っすぐ繋げる珠玉の物語。
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(3)
おせんvs.経営コンサルタント!経営危機の老舗料亭を救え!さらに最強の雨女、露子(つゆこ)ちゃんのために、おせん、奮闘!――どじょう屋の娘、露子は、自他ともに認める雨女。デートに出かけても、雨、雨、雨で、恋をも逃し、失意の彼女――。立ち上がるおせん、そして一升庵の面々。おまけに日吉組まで現れて、笠置の衆が一世一代の団結力を見せる!現代(いま)だからこそ伝えたい、人と食を真っすぐ繋げる珠玉の物語。
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(4)
一升庵騒然!!おせん初めての朝帰り!妻に先立たれ、厭世的な生活を送る男。親友に愛する人を奪われたと恨む男。師匠の死を境に悪事に手を染める男。男達のそれぞれの想いをおせんは受け止めることができるのか!?現代(いま)だからこそ伝えたい、人と食を真っすぐ繋げる珠玉の物語。
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(5)
男達の心を溶かす、古里(ふるさと)の味――。八田(はった)との決戦の火蓋が切られた!!おせんが用意した舞台に役者が全てそろった時、物語は加速度的に終息へ向けて動き出す!!三人の男達の想いの行き着く先は一体……。過去に縛られた男達、それを解き放ったのは一杯の汁だった――。
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(6)
おせんさんの“おでん”指南!!!グリコの大学時代の先輩・岡本太一(おかもと・たいち)が新企画チームのリーダー就任祝いで部下とともに一升庵に。そこで、おせんからおでん講義を受けた岡本は早速部下を集めておでんパーティーを行うことにしたのだが、それぞれのおでん自慢からバトルに発展!チームの空中分解の危機に岡本は、おせんに一升庵流のおでんを拵えることをお願いするのだが……!?世間で大ブームの塩糀に一石を投じる、渾身のエピソードも収録!
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(7)
ある日、出版社に勤めるグリコの親友・青木(あおき)が一升庵に。部署異動の報告とともに、ある仕事の協力をおせんにお願いしにきたのだった。その仕事とは――、編集部内対抗味噌汁バトル!!調理は自分自身でやらなくてはならないという、編集長の大号令のもと開催されることに!!おせんがつくる最高の味噌汁とは――?嫁ぐことになった娘に珍品堂(おやじ)が果たす最後の責任を描いた感動のシリーズも同時収録。まさかの中華!?おせん流麻婆豆腐は必見です!
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(8)
一期一会。人・食材・陶器、全ての出会いに、感謝し心を尽くす――。築地吉村次期板長・杉浦公太(すぎうら・こうた)は、一ヵ月の間一升庵で修業をすることに。おせんとの最悪の出会いを経た公太は、イマイチおせんの女将としての器を信じることができないでいた。そんな中起こった事件、板場に激震が。食べ物を決して粗末にしないおせんが公太の拵えた吸い物を捨ててしまった!!その真意とは――!?
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(9)
一升庵の帳場係・江崎ヨシ夫(通称・グリコ)は焦っていた。料理ができないため、妹ヨシ子に旅館の跡取りレースで先を行かれていることに。そんな逆境を覆すべく、伝家の宝刀“おせんさん”を抜くことを決断する!…が、まさかの拒否!!グリコの料理道、果たして――!!
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(10)
一升庵に突如として勃発した里芋主役・脇役論争。吉祥寺日本料理「海の幸」で働く海幸(うみさち)&山幸(やまさち)をも巻き込み、秋田で開催される里芋の遠足「なべっこ遠足」が急遽行われることに!里芋の美味さが詰まった“いものこ汁”を堪能あれ!!
おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(11)
一升庵若女将おせん、最後の最高のおもてなし!部屋の室礼や古物の弄り方など、一升庵の帳場係としてずいぶんと板に付いてきたグリコ。しかし実家の母から入った一本の電話が、彼の日常を大きく変えることになり……!?ただひたすらに、ただひたむきに、変わらぬ日々に積み重なる伝統。日本のまっつぐな心を鮮やかに艶やかに描き続けた秀作「おせん真っ当を受け継ぎ繋ぐ。」、これにて終幕!!
おせん 和な女

おせん 和な女

茨城の水戸で創作ビストロのシェフをしていた荒井光治は、東京のフレンチレストランに憧れ、自信満々に上京を決意。それを聞いた常連客の河村は、【ガストロノミ―】が料理の最高峰と信じていた彼を、《とある居酒屋》へと招待する。後日、荒井が連れられて行ったのは、緑が残る武蔵野の片隅に佇む古民家だった。小さな女の子に案内され、噂にたがわぬ美人女将・おせんと対面。店の設え、立地、雰囲気に圧倒される中、最初に饗された料理は「枝豆、漬物、煮貝」……そんな居酒屋メニューに期待を削がれた感じの彼だったが、それは若きシェフが心尽くしのおもてなしと「和食」の奥深さを痛感する序章であったのだ――。電子限定カラーイラスト収録!!
おせん

おせん

笠置(かさぎ)の宿場町にある老舗料理屋「一升庵(いっしょうあん)」の若女将、おせんこと半田仙(はんだ・せん)。日頃はノンベエでぐうたらだけど、いざお客様のためならば、一肌でもふた肌でも脱ぎやしょう!世間の流行に流されず、自分の良いと思うものだけを信じるおせんの作り出す料理は、みんなのお腹と心を幸せで満たしてくれる。帳場見習いで修行に来た江崎(グリコ)と一緒に、グルメ漫画とは一味もふた味も違う、“本物”の世界をご堪能ください!
太夫

太夫

ここは色街、おはぐろ通り……江戸の昔より続く、大歓楽街……仕切るは齢十五の女子高生。姓は夕霧、名は太夕。泣く子は黙り、ぐずる赤子は笑い出す、粋な美少女、総元締めが、今宵もあなたをお待ちします――。
きりきり亭主人

きりきり亭主人

「おせん」でおなじみのきくち正太が描く、食と下ネタをテーマにした小粋なドタバタコメディ!きりきり亭の主人であるぶら雲先生が朝風呂上がりに所望したのは、さっぱりすっきりつるんの「もずく」。だけど先生ってば、もずくを陰毛に例えちゃったりして下ネタ炸裂!あげくに魚屋さんまで行って、美味しいもずく探しを……!?