第一話表紙イラストのような幸薄そうな、5歳児らしくない表情の少年が、「あたまのわるいひと」のイラストのような顔で描かれる。

原作ではどのような描写なんだろうと考えてしまうほど、キャラクター絵の緩急が大きい。

それがすごく良い味を醸し出していて、このまま物語が始まらず、ずっと平和な村のままでもいいんじゃないかと思えるほど。
幼児の一日は波乱万丈。いけるかもしれない。

もちろん、そのままということはなく、第四話にて、波乱の第一話の冒頭へとつながる。
変わらず「あたまのわるいひと」のような表情はしているけども。

ほかにも転生サラリーマン以外の秘密がいろいろあるようだけど、おいおいわかりそう。

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隠れ転生@COMIC

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