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描き分けの話は興味深いですね。
なぜそう言われるのか、それは見た目だけの問題なのか、或いは性格や発言などが似てると思わせているのか。
キャラが滅茶苦茶に立っていれば見た目が似ていようが描き分けについて指摘されたりする事はないかもしれません。

私がキャラが描き分け出来てないなと感じる漫画は例えば小畑健×大場つぐみの漫画です。あれは全部のキャラが作者の分身に見えます。
同じ絵でもほったゆみ原作のヒカルの碁では全くそんな風な印象はありません。不思議なものです。

色々書きましたが編集や読み手に指摘された事を表面的にそのまま改善しても彼等を満足させられるとは限らないと思います。
彼等の不満がどこから来ているのかそこを捉えて改善しないと意味がありません。

あぶだくしょん。ロリコン時代劇の２作を描いて２年、ひたすら
「この漫画のどこがだめなんですか？」
「ここがだめです」
「分かりました。直します」

これを繰り返して原稿を直し続けてきました。
直し続けてる間は「いつになったら合格ラインに到達するんだ。
直せば直すほど加点されていくはずだが」と思っていました。
でも最近はそうは思っていません。
漫画賞の受賞は採点方式ではないんです。編集が気に入るか気に
入らないかです。よく「画力を上げろ！合格ラインに到達するま
でマラソンしろ！」みたいなこと言われますが、それは引っかけ
です。文句言って跳ね返すということは「あっ、こいつはいらな
いや」と思われてるんです。
逆にどんなひどい原稿でも「おっ！こいつは逸材だ！うちで育て
る！」と思えば採用です。
なので最近はあぶとロリコンを賞に出したりしてません。
ホモをlalaのＬＭＳに入賞させるべく、編集に意見を聞いています。

＞漫画賞の受賞は採点方式ではないんです。編集が気に入るか気に
入らないかです。

そらそうだ。忙しい漫画編集者の立場になって考えてみれば、パッと見で逸材と思える新人の方を優先するのは当然のこと。いちいち点数つけてる暇なんてない。